『バクマン。』 172 ページ 「美保と菜保」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 17 号)

Tis the Season for Love 相手を尊重する──もっとも初歩的で大切なこと

大月奈々観の真骨頂! といった一コマが出ました。ライバルの弱味を見つけた瞬間から、ずっと浮き浮きしていたでしょうね。亜豆以外の同業者にも、同じようなイヤミを言い続けてきたに違いない。

イイですねー、この性格の悪さ

画面の向こうや作品の世界に居てくれる限り、根性が悪い人は大好きです! ナナ姫は、憎まれ役として今後も出てきて欲しいな。──ムリだろうけど……。

サトル 変わった…

ついに亜豆が菜保と一体化する!

これだけ「生きた演技」を見せられたら──いや聴かされたら、本当にマンガの場面が目に浮かぶかもしれません。

意思を込めた人間の声には、それだけの威力と意力と偉力がある(西尾維新先生 風味)。

声優が発する声の力に感動した例として、前回は『魔法少女まどか☆マギカ』 第 11 話を挙げました。

バクマン。 #171-4 「マイクと台本」 水鳥と書き込み | 亜細亜ノ蛾

同じように、旧『エヴァンゲリオン』 第壱九話の碇シンジにもシビレたなぁ……!

アニメ様の七転八倒 小黒 祐一郎 第52回 エヴァ雑記「第拾九話 男の戰い」 | WEBアニメスタイル_COLUMN

マンガのシーン そっくりに

それほど声優業には興味がなさそうな(フリをしている?)福田真太でさえも、演じる亜豆の姿に『REVERSI』が見えたようです。同じ体験をした人が、全国に何万人も居たでしょうね。

当然のように、本当は亜豆が好きな石沢秀光も、彼女の演技に引き込まれている。もう いい加減、素直になっちゃえよ……!

ただし この時点では、亜豆が初歩的な ミスをしたように見えるから、本当に失格するのかと思いました。いまさらオーディションは やり直せないし、いったい どうするんだ?

──という ところまでは、良かったのにな……。

9 番の 八木ナキアさん ですが……

江原監督がコメントを発表する事態になって、石沢や「おまいら」は最高に気分が盛り上がっているでしょうね。

──他人の一生を変えるような できごとを、ほんの一瞬の快楽のために むさぼり食う。餓鬼じゃ あるまいし(※)、もっと ほかの楽しみを見つけたら良いのに(※: 二重の意味)。


シュージンとカヤは、監督に指摘されたあとで「間違い」に気づきました。昨日の感想でも書いたように、ほかの声優が違うセリフをしゃべった時点で、なぜ違和感を覚えなかったのか……。

なんだか「真面目に聴いている」のは、掲示板の連中かシュージンたちか、分からなくなってきました。

説明させて 頂きます

いよいよ、「台本通り読むのが声優の仕事なのか問題」の場面です。ただ、あまり上手に描き切れていないことが残念だった……。

一連の演出で致命的な点は、「亜豆は台本の間違いに気がついていた」という場面が皆無なことです。自宅で台本を眺めている時に、「あれ……?」みたいな一コマがあれば良かったのに!

最近の話を素直に読むと、「亜豆は完全に台本を読まないで演技していた」と読み取れてしまう。そこまで原作と一字一句 違わない台本だったのだろうか? アニメなりの改変があれば、今回よりも「間違った演技」に なっていた。

こうなると、大月に対して ほぼ無言だった亜豆の態度まで、たんなる「性格が悪い人」に見えてしまう。亜豆は「弁解がましいことは言わない」という信念を貫き通したのだろうけれど──、分かりにくいよ!


今回の山場である「誤植トリック」も、ネームを書く段階で急に思いついた──ように思ってしまう。

なんの脈絡もなく誤植の話が出てくるなんて、ミステリィ小説で言えば「最終章で『登場人物の全員にソックリな双子がいる』と判明」みたいなアンフェアですよ!

ほんのちょっと(富士山 3 個分くらい)だけ、大場つぐみさんらしくない話でした。


──そんなことよりも最大の問題は、何多良幹羅の演技が まったく見られなかったことだったりして。まさかの「タラちゃんが最弱の四天王」でした。

大月は両先生も お気に入りなのか、妙に目立っています! まるで、自分の不正を見破られたかのような表情をしている。これまたミステリィの一場面みたいです。彼女は いつも芝居がかっていますね。

声優の世界でも大人気のナナ姫は、これだけ「迫真の演技」ができるのだから、女優としても大成功できそうです。今回は残念だった(←ネタバレ)けれど、「舞台版: 『REVERSI』」では主役を勝ち取れるかも!

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