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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 24 巻 「Happy New School Year!」

Well, pattern is done ! かわいらしい手品師は──笑顔を見せてくれるか?

スケダン』のコミックスは、おまけページが楽しい! 作者の あとがきである「セルフライナーノーツ」は もちろん、第 24 巻は ほかにも見どころがあります。

「すれ違い通信」の話が興味深かった。Twitter などウェブ上でファンと交流する作家は多いけれど、ゲーム機と手紙を通した やりとりは珍しいのでは?

巻末の「部室トーク」では、第 23 巻から続く「平成トキワ荘マルタニ君」話に、ビックリするようなオチが付いています!

現実はマンガより奇なり──ですが、『SKET DANCE』らしい展開で おもしろい!

2012-04-06T23:49:59+09:00 追記

とても興味深いコメントをいただいた(ありがとう ございます!)ため、記事の最後に追記しました。オラ、ビックリしたぞ!

第 212 話 「部活紹介しよう会」

ボッスンが後輩を欲しがっていたとは意外でした。妹思いな彼だから後輩も可愛がるだろうし、上手に育て上げるでしょう。

ふと思ったけれど、宇佐見羽仁が その後輩役にピッタリなんですよね。彼女が生徒会に入っていなかったら、4 人目のスケット団に なっていたかもしれない。

そう言えば、昨日の感想でも書いた第 1 話で、ボッスンたちは杉原哲平をスケット団に誘っていました。

もしも杉原が入団していたら、努力の人だから問題の解決に全力を出したはずです。しかし、普段のダラダラした空気には なじめなかっただろうなぁ……。

その点から考えても、誰彼かまわず勧誘して部員だけ増やせばいい──という部活動でも ありません。性格が合わないと、お互いに気まずくなる。


よくもまぁ──これだけ「全力でスベることが前提」の劇を考え出しますね! でも、ジャガー・ヒトミ・サルヴァトーレの 3 人が登場する番外編は見てみたいです。

番外編は読者の裏をかいて、3 人よりも目立つ脇役に「全部 持って行かれる」話になると見た! ──あ、それ、いつものスケット団だ。

スケットマン…」と つぶやく直前のスイッチが、なぜか「めっちゃキレかけてる」ように見えました。いつもの無表情なんですけどね。

連載の初期のころからスイッチは、「普段はボッスンたちのレベルに落として話を合わせているけれど、本当は ふざけることが嫌い」な人物かと思っていました。

いまでも たまにそう感じるけれど──、どう見ても 3 人のなかで一番 悪ふざけが好きな人物ですね。


「オレのなかの『スケダン』」では、「いまだにロマンはボッスンのことが あきらめきれず、でもサーヤやヒメコに遠慮している」という設定が生きています。

漫研は となりの部室で物音も聞こえるようだし、そもそもマンガを飛び越えてボッスンの様子が探れるロマンのことだから、ヒメコが居ない今は遊びに行く大チャンス──とヤキモキしていたに違いない!


体育館の場面では、安形惣司郎たち卒業生の残した足跡が そのままで安心しました。やはり、これほど粋(いき)な あいさつを消させるような、そんなヤボをする校長では ありませんね。

たまにしか本作品を読んでいない「ジャンプ」の読者は、どこかの知恵袋に「『スケダン』でなんの説明もなしに黒い足跡が出てきたのですが、『エニグマ』と関係があるのでしょうか?」とか質問していたりして。

肝心の劇は、油まみれのウナギをハシで すくうかのようにスベりまくっていました(この たとえもスベっている)。ボッスンの妹・ルミは、しばらく恥ずかしかっただろうな……。

たとえ打合せの時にはヘンなノリで劇を思いついたとしても、衣裳合せや練習の時に「ないわー」と気がつかなかったのだろうか。──でもボッスンとスイッチは、完全に失敗した今でも「イケる」と思っていそう。

第 213 話 「Cheeky Rookie 前編」

手品師の「シルク」こと我妻 絹衣(あづま きぬえ)は、クールな表情と小さな帽子・黒のストッキングが魅力です。回想シーンで着ているマジシャンの衣装は、おこちゃまには刺激が強すぎる!

「女子に縛られるとは──どんな ごほうびだよ……」(ごくり……)とか、「不自然なくらいシルクを下から写したカメラ・ワークだな」とか、思った人は多いでしょうねー(棒)。

シルクの容姿は、なんだか『アイドルマスター シンデレラガールズ』に出てきそうです。というか、こっそりと篠原健太が何人かキャラクタ・デザインを描いていそう。

週刊連載のほうで「ロマンのライバル」が登場したのですが、彼女も『アイマス』っぽく見えました。女性の目の描き方が、両作品で似かよっているだけかな。

ただし『SKET DANCE』の登場人物は、ほぼ全員が目元だけで見分けが つきますけどね。

【アイドルマスター】問題:それぞれどのキャラの目か答えよ : はちま起稿

また、名字の漢字が同じで読みの違う「我妻由乃」(がさい ゆの・『未来日記』のヒロイン)も連想しました。シルクも病んでいたりして……。


軽業師・「スマイル」こと坂須英里(さかす ひでさと)は、スイッチと同じように「しゃべらない」人物です。さらに帽子の影のせいで、かなり不気味な人物をして描いている。

これまでの流れから「でも じつは良い人」なんだろうけれど、そこを裏切って「──と見せかけて性根が腐ったヤツ」だったらタチが悪いなー。


以前に登場した(そして あまり出てこない)「サイノン & マガーファンクル」──犀川望(さいかわ のぞむ)と真賀田道則(まがた みちのり)のコンビは、『まんが道』の登場人物から名づけたそうです。

さらに森博嗣氏の作品から借りたのでは──と感じました。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 18 巻 感想・1 | 亜細亜ノ蛾

このように「意外なところからネタを拾ってくる作者」だと見ているので、今回の 3 人の命名や人物像も、「え、そこから!?」と驚かされそうです。

たとえば、あきらかにスマイルは『できるかな』の「ノッポさん」っぽく見える。でも、似ているのは帽子だけです。まったく違うキャラからの発想なんじゃないかな。


「タクト」の本名を隠している点が気になりました。

ごていねいなことに、シルクが入部届にハンコを押している場面では、うまい具合に左手で「──人」以外の部分が隠れている。おそらく「拓人」と書いて「たくと」のような名前なのでしょう。

そこまで名字を隠すくらいだから、意外な人物の弟──という可能性が高い。

ただ、時々見えるスマイルの髪の毛がタクトと よく似ているから、この 2 人は兄弟なのでは?

ということで、「坂須拓人」あたりがタクトの本名だと予想しました──が、たぶん全力で作者のワナに引っかかっているのだろうなぁ。


市川彩子が部室に来た直後の一コマに吹きだしました。情けなくも またボッスンが拘束されている上に、なぜか頭にハトを乗せられています。

ここまでコケにされているボッスンも珍しい。ケンカを売られてボッスンが本気でキレることも皆無でした。彼が怒るのは、いつも他人のためですよね。

市川が話す依頼の内容を聞いて、他人ごとに思えなかった。自分が一緒に暮らしていた「トロ」という雄猫も、ある日から急に居なくなってしまったからです。

旅へ出たトロに感謝の言葉を - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー

モーが ふらりと 違う土地へ 去ったイメージ映像は、「風来のモー」みたいで かわいらしかった。たぶんトロも、新天地で楽しく暮らしているんだろうな──と思っています。たとえ同じ星でなくとも──。

第 214 話 「Cheeky Rookie 中編」

ものすごく安い挑発に乗るスケット団と、ゴーグルをすり替えられたボッスンが おもしろかった! 今回のスケット団は最初から ずっと真面目に依頼を受けようとしているから、より一層マヌケに見えてしまう。

一方のシルクが格好良く決めポーズでゴーグルを持っているところも、なんだか笑えてきました。「あっかんべー」をしながら逃げるシルクも良いなー。

あまり表情が変わらない彼女も、今後は いろんな顔を見せてくれるでしょう。デージーと にらめっこ対決をして欲しい!


タクトは口だけの人間かと思いきや、「映像記憶」を自在に引き出せるようです。誰でも少しは身につけている能力だけれど、記憶が完全に検索できる人は ごく少数でしょう。

こんな能力があったら、ものすごく便利ですよね! たとえば、カンニングの用意をする必要がないし、エロ──もとい、おもしろい記憶で何度も楽しめます。うらやましい!

しかし、ハッキリとは描かれていないけれど、木の上にモーを乗せたのはスマイルで、タクトの指示でしょう。ほぼ飼い猫だし肥満体だから、一歩間違えば危なかったはずです。

この場面でスイッチは止めているけれど、ヒメコが怒って当然だ。のんきに手品を披露しているシルクにも、少しイラっときました。猫好きとしては許しがたい行為です。

第 215 話 「Cheeky Rookie 後編」

あらすじを語っているチェリーは、微妙にタクトと髪型が似ている。──ここも引っかけっぽいぞ!

ミーミー言っている仔猫が破壊力満点です! そして、仔猫に驚いた表情のシルクもキュート! 上で書いた彼女へのイラツキは、もう完全に消えました(薄っぺらいなー)。


前回の「ゴハンデスン」が、いったい何を必死に考えているのか──。連載時にはサッパリ分かりませんでした。もう少し深く読み込めば「違和感」に気がつけただけに、かなりくやしい!

なんと、「前編」の 1 コマ目からヒントが描かれていたのか! 伏線は 1 つ残らず回収する作者らしい話でした。

ただしボッスン自身が言っているように、真相にたどり着いたのは ほんの偶然からです。これが本当に推理力だけでヤスハルと仔猫を見つけ出していたら、ボッスンたちの くやしさが倍増していましたね。

ウチのトロも、ご飯を食べたら すぐに出かけていたから、どこかに別宅が あったのだと思います。たぶん、「家は 1 つ」という こだわりは、猫には ないのでしょう。というか──ウチのほうが「簡易宿泊所」だったのかも。

猫に文通の手伝いをしてもらう話は、自分も下のコピペで読みました。ボッスン(篠原先生)が同じ話を読んだかどうかは分からないけれど、似たような話は あるでしょうね。

飼い猫が外から友達を連れてくる様になった : 2chコピペ保存道場


単純すぎる椿の思考回路は あいかわらずですね。彼はボッスン以上に素直すぎる。社会に出てから苦労しそうだよなぁ……。

初登場の時から張り付いた表情だった 3 人が、最後には良い顔をしています。やはり我妻に目が行きました。なぜか生足になっているし(ごくり……)。

ポケット団」の英語版を説明する場面は、『バクマン。』の劇中作・『PCP』の一場面を思い出しました。両者は同じ 3 人組だし、容姿もムリヤリ似ていると言い張れそう。意識しているのかな?

スケット団も かわいらしいライバルができて喜んでいますね。また依頼の解決するで競って欲しい!

第 216 話 「A 組の中谷さん」

冒頭でボッスンがキレた時に見せた、ヒメコの弱ったような表情にズキッと来ました。

ヒメコからしたら楽しく お喋りしていただけで、しかもボッスンは喜んで聞いていると思っていたはずです。彼女は かなり傷ついたのでは? すぐさまギャグ編へ突入して、本当に良かった!

それにしても──、よっぽど油断していない限り、ヒメコがギャングに さらわれるはずがない。「怖いわー」とか言いながら、シレッとギャングを壊滅しそう。


漫画解説の 早乙女浪漫」で笑いました。もう すっかり解説役が板に付いていますね。意外と おとなしめに退場したと思わせて、また(絵だけ)出てくるところも楽しかった。

そしてロマンの背景に描かれた動物イラストが かわいらしい! アシスタントが描いたのでしょうかね。

結城澪呼も大好きな人物だから、出番が増えてきて うれしい! ロマンと同じように、彼女も友だちがいるか不安な人だったから、中谷さんと普通に会話をしているようで一安心です。

個性が豊かすぎる登場人物たちは、案外みんなと仲良く交流していて、友だちが少ない人のほうが珍しいのかもしれませんね。例外は──振蔵くらいかな。


会えないからこそ、会いたい──。

この「恋愛の法則」によって、ボッスンは中谷さんに興味を引かれていく。もしも今回の話で彼女に出会っていたら──、ボッスンのほうから初めて好きになった可能性も あります。

中谷さんに興味津々なボッスンを見て、ヒメコたちが安形紗綾の名前を出さなかったのは不思議な気がする。

でも たしかに、ボッスンとサーヤは本当に付き合っているのか、大いに疑問ですよね……。『バクマン。』のサイコーと亜豆だって、もうちょっと多く連絡を取り合っています。

ボッスン、「世界一会いたい人 ナンバーワン」(重複)なんて、カノジョがいる男が言っちゃダメだぜ!


これまた冒頭に出てきたギャングの話までキッチリ使い切るという、『スケダン』らしい回でした。

自分は かなり楽しめたけれど、アンケートの順位は思わしくなかったようです。「あり得ない程 絶妙にゴミが 姿を隠してる」けれど、「パンなんとか」が見えていたら結果が違っていたかも?

追記

『サーヤが気持ちを伝えた』だけで、本編ではそのような描写は無い(=付き合ってはいない)ように私は思うとコメントをいただきました。ありがとう ございまs ──

──え!? 10 年来の女友だちから、最近になって「結婚しました」とメールで事後報告された時より驚きましたよ! ここ最近で一番ビックリした!

まず、サーヤはボッスンに向かってハッキリと「ボッスン 好きだよ」──と告白しましたよね。これは見間違え・聞き間違えしようがないし、伝説の「修学旅行編」の時みたいに「入れ替わり」も ありません。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 19 巻 感想・2 | 亜細亜ノ蛾

そして、(本編以上に扉絵の水着について長々と感想を書いた)第 200 回では、兄・安形惣司郎の前で「アタシが 好きなのは…」とボッスンの袖をつかみながらサーヤは言っている。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 23 巻 感想・1 | 亜細亜ノ蛾

──あれ? たしかにボッスンは「サーヤの気持ちは分かった」けれど、それに対する「ボッスンの答え」はウヤムヤですね……。そして 2 人が「恋人付き合い」している場面も皆無です。

自分は「ボッスンとサーヤは付き合っている」と信じ込んでいたのですが、これは作者のトリックなのかもしれません。20 世紀の終わりごろに流行し始めた「認識論」を使ったトリックに似ていますね。

ヒメコ
「お前 サーヤのカレシやろがい!」
ボッスン
「……え? 誰が?」

──みたいな会話が聞けるのかも!?

いやいや、それ以前に、サーヤ本人を含めて全員が「サーヤは藤崎佑助が好きだけれど、付き合ってはいない」という意識なのかな。うわ……、私の読解力、低すぎ!?

自分が このような「勘違い」をした原因は、間違いなく『バクマン。』の影響です。主人公とヒロインは「ろくに会わないしメールも電話もしない」という「恋愛」をしている。

──だから、ボッスンのサーヤのように ほとんど会っていない 2 人でも、ちゃんと恋愛が成り立っていると思っていました。

もしも「『バクマン。』の恋愛観をも利用した作者のトリック」だったら、最高に おもしろいなー。そんなん、絶対だまされるわ!

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