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『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.16 「対決」

,,,^..^,,, RETURN OF PiRATE KOGA おだやかそうに見えても──いざとなれば牙を剥く

珍しく「少年マンガしている」表紙の第 16 巻です。いかにもラスボスなレイザーが大迫力ですね!

内容も、ゴンとキルアの修行編が終わって、本格的にゲームの攻略が中心になってきました。呪文の名前が何度も出てくるため、『HUNTER×HUNTER (14)』を手元に置いておきましょう。

そして、自分が注目する「あの男」が、いよいよ活躍し始めました! もしも彼が「ハメ組」にいたとしても、あの惨劇を逃れられたに違いない──かなぁ……。

No.152 「接触」

冒頭の猫や猿が かわいらしい! ついでに冨樫義博先生──もとい犬も。猫は生きているみたいだけれど、草原に置き去りで大丈夫かな……。機械だったと思っておこう。

ゴンたちが手に入れて、カードからアイテムに戻った中には、ピカチュウに似た動物もいます。怒られるでェ……。


ツェズゲラとゲンスルーの交渉は、お互いに高度な腹の探り合いをしていて、読者から見れば楽しい。カードの種類を正確に把握しているくせに、わざと少なく言うところが おもしろかった。

独占」という言葉が多用されてきます。

カード化限度枚数が決まっている以上は、一組のプレイヤがアイテムを独占してしまうと、ほかのプレイヤは ほぼクリアが不可能になりそう。とくに相手が「爆弾魔」(ボマー)のように戦闘能力が強ければ、力尽くでは奪えない。

たとえ指定ポケットカードのアイテムを手に入れても、「ゲイン待ち」状態ではカードが手に入らない。そもそもゲインする意味のないカードだったら、永遠に待ち続けるだけでは?

つくづくイジワルなゲームだよな……。


ようやく再登場したモタリケ師匠は──、なんとも彼によく似合う哀れな状況に なっています。もう 1 人の捕まっている人物は、おそらくビノールトでしょうね。せっかく更正しようとしていたのに……。

リスキーダイス」と「宝籤」(ロトリー)のコンボ技は、キルアが考え出した時にはコミカルな描写だったけれど、この場面では残酷な手段として描かれている。同じことを違う印象で表現する技が うまい!


ゲンスルーほどの強者でも、自分たちが「大天使の息吹」を使う状況を考えている。これは興味深い。

彼らよりも強い者が この島にいるのか──と考えると、フィンクスやフェイタンがいましたね。あとは、読者もよく知っている人物とか……。

バラは、自分のことをゲンスルーの部品みたいに語っていたけれど、ゲンスルーのほうは対等の立場と思っている。「ヤバイ橋を 渡る時は 3 人いっしょだ」なんて泣けるセリフです!

ところで、この時に出た「大凶」の効果は、なにかに生かされているのだろうか? おそらくゲームに関することにしか幸運が訪れないだろうから──「交信」(コンタクト)の声がキレイに聞こえるとか(それだけかよ!)。

No.153 「成功」

周囲を見渡せる場所で、お互いに 20m の境界を守って交渉する。これなら不意打ちを食らう恐れがない──とツェズゲラたちを油断させているわけですね。ゲンスルーたちのほうが一枚上手でした。

なぜサブとバラは、「税務長の籠手」──つまりは「徴収」(レヴィ)を使ったのか。しかも「リスキーダイス」という死の危険がつきまとうアイテムまで利用している。

強奪」(ロブ)のほうが奪うアイテムを指定できるから確実だけれど、さまざまな防御呪文でガードできるからです。「徴収」は、「攻撃呪文」ではなく「近距離 特殊呪文」だから防げない。

あとは「聖騎士の首飾り」でも「レヴィ」以外はガードできます。ハッキリと首に巻いている人物はゴンくらいだけれど、「装備」すれば効果があるから、ツェズゲラも上腕や足首などへ身につけている可能性が高い。


ビスケが言うように、「聖騎士の首飾り」は便利なアイテムです。このゲームでも最高に使える逸品ですよね!

ところが この首飾りには、じつは「贋作」(フェイク)を見破るといったメリットのほかに、致命的なリスクも あります。それは──また先の展開で明かされる。

そして「聖騎士の首飾り」が必須のイベントとして、たんなるギャグ要因かと思われた「礼儀正しい山賊たち」が再登場しました。なんとも澄んだ瞳をしている彼らの「いい話」になっているけれど──、真っ当に働けよ!

奇運アレキサンドライト」の入手条件は、おそらく「パーティ全員の すべてを山賊たちに無償で捧げる」だと思います。ところが、山賊と会った時にはビスケも一緒にいたのに、彼女は身ぐるみをはがされていません。

今からでも遅くないから、この場面で脱ぐべきだッ!

No.154 「共同戦線」

カヅスールは、帽子と襟が もっふもふなのに半袖という、暑がりなのか寒がりなのか分かりません。そもそもグリードアイランドには四季があるのかな?

修業ばかりでゲームの進行が遅れていたゴンたちにも、この会合へ来たことでランキングを調べる方法などが分かりました。3 人でゲームを進めていたら何年かかったことか──。

ちょっと引っかかるのは、ゴンたち以外は「ゲンスルー組のクリアを阻止する」ことしか考えていません。それでは自分たちも永久にクリアできないのに……。まずはクリア阻止が最優先で、攻略は後回しなのかな。


ここでも「徴収」の有効性が語られています。「聖騎士の首飾り」や防御系の呪文をそろえてしまえば、後は「レヴィ」しか奪う手段がない。しかし、それでも無効化の方法がある。

ゲンスルーが「堅牢」(プリズン)で本を守っている可能性は高いでしょう。ただ、ゲンスルー 1 人の本に「堅牢」をすべて使わなくても、3 人で 3-4 ページずつ守れば良かったのでは?

もしかしたら、ランキングで目立つことで、獲物を呼び寄せるつもりなのかも。あるいは、「ハメ組」にいる時すでに、何枚かの「プリズン」を適用していたのでしょうか。


キルアは、いつも年上の女性と ぶつかっています。ただ、そのおかげで相手の本性が すぐに分かるし、話がサクサク進む。ありがたい存在です。

一方のゴンは、最後に おいしいところを持って行くか、自分勝手に先を突っ走るか、どちらにせよ支えるパートナが必要になる。本当にゴンとキルアは良いコンビです。

ここでアスタ組から手に入れた「身重の石」は、形のヤバさは もちろんのこと(まんまじゃねェか!)、その効果には もっと問題が ある。

男女問わず必ず身籠もる上に、子の性別も産み分けられるなんて、ある意味では「ホムンクルス」(人口生命体)を生み出すようなものです。念能力の限界を超えて、神の領域を侵していないか?


初登場のアスタ組は両手に花で うらやましい──と思ったら、近くにいるだけでトゲが飛んでくる。

性格だけを見ればアスタは、ラブコメのヒロイン──たとえば『ニセコイ』の桐崎千棘みたいな感じですが、「ヒント: 容姿と年齢」ですよねー。

『ニセコイ』 1 巻 「ヤクソク」 - 約束と優しさはニセじゃない | 亜細亜ノ蛾

なんだかんだ言って最後にデレるアスタが萌え……る?

いずれにせよアスタのおかげで、月例大会のカードのトリックが解けました。ランクが低いわりに一年に一回しか入手チャンスがないから、どう考えてバランスが悪かったんですよね。

ゴレイヌは、ゴンたちと同時期に島へ入り、たった 1 人で冒険しながらも有効な情報を与えている。その点だけを見ても、彼の実力が分かります。さすがに毛深いだけはありますね!(?)

No.155 「船長と 14 人の悪魔」

本編の直前に描かれたシズクが素晴らしい!

でも、「脱ぐのか着るのか」に気を取られて、もっと重要な点に気がつかなかった。冨樫先生が謝っているところから見て、ファンレターが山ほど届いたのでしょうね。ナニで汚れていたのかな……。

ところで、ハイネックで「かぶっている」ことを表現した男性用の広告が有名だけれど、女性だって皮(ry


海賊たちが やってきた時期を「数年前」と街の女性は語っているけれど、これはプログラムどおりに話しているだけでしょうね。おそらく 10 年前のゲーム開始から海賊は いたはずです。

すでに探索を終えた街・ソウフラビで、不思議と急に情報が手に入る──。この謎がプレイヤの人数によって発生するイベントだと知り、「えげつねェな」と言うゴレイヌの真意が分からなかった。なんのことだろう?

単純に「ひとりでプレイしている自分には見つけられなかった」とか「そんな発生条件に気がつくわけがない」という意味かと思っていました。やはりゴレイヌは、ほかのメンバよりも抜きんでている!


海賊たちがいた場所は、ごく普通の酒場でした。この場所に来ることだけなら単独のプレイヤでも可能なはずです。しかし、それではイベントが発生しないでしょうね。

イベント発生前から海賊たちは酒場で酒を飲んでいたのかな? 彼らの「正体」を考えると、なんとも恵まれた環境ですね。それとも、普段は施設に閉じ込められているのかも。

No.156 「対決 1」

「強化系」の念能力者・ゼホが本気で かかってきても、「念なしの オレでも 楽勝」なんてことが あるのでしょうか。

──あり得るでしょうね。なにしろグリードアイランドへ来る以前から、キルアは 16 トンもある「試しの門」を開けられたからです。

HUNTER×HUNTER 5 巻 「ジン・フリークス」 1 - BONE To Be Wild | 亜細亜ノ蛾

大男・ボポボは性格が悪いヤツだけれど、自分で言いだしたルールはギリギリまで守っていました。勝負中に跳び蹴りを食らわしたゴンも、ボポボの決めた「一度に何人 かかって来ても いいぜ」の おかげで反則では ありません。

この公平さは、「ゲームだから」なのか?

名セリフ「オレけっこう 強いけど どうする?」が飛び出したキルアは、ひさしぶりに「闇の住人」らしさを見せました。ゲームのキャラだからムチャクチャやっても構わない──と思ったのでしょうね。


「海賊の船長」ことレイザーは、体育館でトレーニングをしています。彼ほどの筋力を持っているのに、こんな ちっぽけなダンベルに意味があるのかな……。こう見えて 10 トンくらいあるとか?

ほかの海賊たちも各種のスポーツで遊んでいる。女性らしき人物もいる(女装?)し、後ろのロゴ・マークもキュートです! あまり海賊らしく見えませんね。

ここまで たどり着いた人間は数年ぶりとのこと。それまで彼らは、毎日ここで遊んだり体を鍛えたりしていたのか……。

たしかに、「ある施設」と似たような環境です。

──ふと思ったけれど、後半に出てくるように「宝籤」で「一坪の海岸線」を当てられたら、レイザーたちが活躍することもなくゲームをクリアされたのでは……。

No.157 「対決 2」

ボクシング対決に挑む 2 人は──、両者ともに強くなさそうです。大ゴマをいくつも使ってマンガ的に盛り上げているけれど、今までに見てきた念能力者と比べても たいしたことが ありません。

ゴンとキルアも素の表情で見ていて、まるでドラえもんのように白けている。

this is 白けズム~「白ドラ」の世界~

拳だけ瞬間移動させられる能力は、たしかにボクサだったら有利に戦えます。しかし、「念能力であれば道具や武器もアリ」というムチャな決まりは、念能力者によっては勝負にならないほど有利になる。

もしも「銃を具現化できる」パクノダだったら、コンマ数秒で決着がついていましたね。または、「全身ヨロイ」なんて具現化されたら、ボクサの海賊は どうするんだろう。


次のサッカー選手にしか見えない海賊も、念を使いながらリフティングを続けるつもりだったはずです。どんな念能力者だったのか、まったく不明ですが……。

リフティングの回数を競うわけではないため、「具現化系」・「放出系」・「放出系」の能力で相手を攻撃したり、ボールを「操作系」で制御して自分は攻撃に回ると有利そう。

相撲対決は、念じゃなくても武器も アリなんて、さらにバカげたルールになっている。もう相撲でも なんでもないよ……。

ただ、たとえば銃や剣なんて持ち込んでも、この せまい土俵の中では、ボポボに組み付かれて終わりでしょう。「全身から毒針が飛び出している服」や「催涙ガスとマスク」あたりが有効です。


カヅスールやアスタたちが勝負を放棄する一方で、われらがゴレイヌはキルアの作戦を見抜いていました。そもそも、「一坪の海岸線」に秘められた「えげつない」制作者の意図に、ゴレイヌは最初から気がついている。

さすがゴレイヌ神ですね!

この設定も「言われてみれば誰でも分かるトリック」で、非常に『H×H』らしい。よっぽど意地の悪い人物が設定を考えたのだろうなぁ。

あと、顔文字みたいなゴンとビスケにも注目です!

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