『進撃の巨人』をめぐる論争

gentle-giant 愛さえあれば──種すら超える

元・「切込隊長」こと山本一郎氏が、ご自身のブログ・「やまもといちろうBLOG(ブログ)」に書いた『進撃の巨人』の記事から発展して、興味深い展開を見せていました。

前回までの あらすじ:

  1. 山本一郎氏が記事を書く: 『進撃の巨人』の「調査兵団」による偵察作戦が酷すぎる件(抽象的ネタバレあり): やまもといちろうBLOG(ブログ)
  2. なんと、作者からの返答: 現在進行中の黒歴史 : 今から最高にみっともないことをする
  3. さらに山本一郎氏が返答: 『進撃の巨人』の作者の方からまさかのマジレスを頂戴したので: やまもといちろうBLOG(ブログ)

この熱い やり取りについて、思ったことを書きます。

諫山創氏の勘違い

ひと言で言えば、作者の諫山創(いさやま はじめ)氏が「やっちまったなー」な感じでしたね。

なにが問題か。最初の山本一郎氏が書いた記事を「作品の批判とは受け取ってません」とか言いながら、思いっきり攻撃的な批判と受け取っていることです。

たとえ山本氏の性格を知らなくても、そして最後の一行を読むまでもなく、「愛ある批評」としか思えません。かなり『進撃の巨人』を読み込んでから書いたことは一目瞭然です。

むしろ、諫山氏のほうが熱くなってしまい、山本氏の記事をあまり読んでいないのでは?

そもそも、大のオトナ長々と時間を取って一銭にもならない長文実名で書く時点で、作品への愛を証明しています。

本当に文句を言いたいだけなら、Twitter などという「便所の壁に貼ったチラシの裏」に でも「【同意する人は RT】」すれば良いだけでしょう。

──その意味では諫山氏の反論も愛が あふれているけれど、最後は自分の作品と自分への愛へ向かってしまった……。ギャグっぽく書いているけれど、ちょっと(超大型巨人 8 体分くらい)残念です。

表現者と評論家

今回の件は、(下の記事の本筋とは別に)『エスパー魔美』の名エピソード・「くたばれ評論家」と似ていますね。諫山氏の対応も、魔美の父親と同じように、切れ味鋭く終わって欲しかった……。

くたばれネット評論家。 - Something Orange

たとえば、「『エヴァンゲリオン』で使徒が攻めてくる都市に人を住まわせる意味が分からない」とか、「『ドラえもん』は毎回『もしもボックス』で良くね?」とか、「『美味しんぼ』は食べ物で解決しすぎ」などと作者に言っても、

「そうですねー」と笑われて終わる。

山本一郎氏のように作品の矛盾点を論理的に突いたとしても、グッと握り拳を隠しながら、静かに やりすごすべきでしょう。

表現者である諫山創氏は、ただひたすらにマンガの舞台で戦うべきだったな──とファンの 1 人として強く思いました。

おわりに

まとめると──、「お 2 人のブログをいつも楽しみにしています! 諫山先生、8 巻も期待していますよ!」ですね。

あと、自分の読解力が「奇行種」並なだけで、山本一郎氏と諫山創氏が 2 人で仲良く「マジレスごっこ」で遊んでいるだけだったりして。もしも そうなら、この記事をブックマークやツイートやリンクして笑ってね!

2012-05-08T00:21:48+09:00 追記

この記事を書き上げた直後に、諫山創氏のブログが更新されていました。

現在進行中の黒歴史 : 良いインターネットをしたと思う

あはは、イイ感じに収束していますね! やっぱり 2 人は仲良しさんに なれそうです。ヒューヒュー、付き合っちゃえよ!

[2] このページの一番上へ戻る