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『暗殺教室』 第 6 話 「二択の時間」

長腳赤蛙 Long-legged Brown Frog 飛ぶことに失敗しても──あきらめない

「(先生の命を)食べることって楽しい! (暗殺用ワナを)作ることって幸せだ!」がテーマの『クッキンアイドル アイ! マイ! かるま!』が始まりました!

──ということもなく、いつものように安定して「殺伐とした感動話」な仕上がりが見事です。作者の松井優征先生は、つねにトゲトゲした展開を奇妙なマイルドで包み込めますね!

しかし、すぐに作品のノリは つかめるけれど、この先が どこへ繋がっているのかは、いまだにサッパリ分かりません。ほのぼの暗殺マンガのままで突っ走れるのかな……?

男の小道

殺せんせー流に「暗殺者の お手入れ」をすると、美しくネイルアートを入れたり、フリフリのエプロンを着せたり、ピッチリと真ん中分けにしたり、猫耳を付けたり──、

どこの世界のフ女子向けなんですかアッー!

最終的には「そういう道」を堂々と歩くカルマに変身して終わるのかと思ったけれど、まだ早かった(?) しかし、明日にでも……!

──あ、言うまでもなく渚は教育済みです!

信じているからこそ

赤羽が考え出した計算ずくの暗殺は、第 1 話で渚が やらされたような、自分の命を投げ出す作戦でした。本来であれば、真っ赤になった先生から叱られるはず。

しかし今回のカルマの作戦は、殺せんせーを先生として信頼していることが絶対的な前提でした。相手が無関係な人間でも成り立つ第 1 話の自爆とは根本から違う。

さらに言えば、前回までのカルマ──どんなに汚い手段を使ってでも「先生を殺す」ことに こだわる生徒であれば、全身に対殺せんせー用の素材を仕込んでおいたはず。それならネバネバも関係ない。

そこまで見抜いたから、先生も上機嫌だったのかな。

心地よい敗北

カルマがアッサリと負けを認めたことは意外です。あと 2-3 周はカルマのターンが続くのかと思っていた。ただし、これは渚が言っているように、今後はカルマもチーム・プレイに加わるだけかも しれませんね。

──「皆と一緒に 殺っていこうよ」なんて、渚もサラッとキっツいことを言っているな! 最後の場面でも さわやかな春風を感じるけれど、「明日は どうやって 殺そうかな」なんて思っている。

この作品では、「生徒が先生と真剣に向き合う」ことはイコール「殺し屋が暗殺対象を殺しに行く」なのです。

絶望と死

前回の感想で「教師を自殺に追い込んだ」なんて書いたけれど、コロリと だまされました!

暗殺教室 第 5 話 「カルマの時間」 冷たくされたら熱く返す | 亜細亜ノ蛾

生きていても 人は死ぬ」──と化けの皮が はがれた先生を見てカルマは知る。「反面教師」としては役に立ったけれど、カルマの絶望は底知れない。

全てに 絶望したら死んだと同じだ」──と言うカルマの言葉は真実だと思う。希望を失う対象が自分自身でも同じことです。

昨日書いた『ダークナイト ライジング』ともシンクロしていて興味深い。今の時代の空気と合っているテーマでしょうね。

『ダークナイト ライジング』のテーマは「希望と絶望」! 両者は表裏一体 | 亜細亜ノ蛾

おわりに

──あれ、茅野は!?

とうとうメイン・ヒロイン(?)が不在の話です。元から暗殺に熱心ではなかった彼女は、いつでも本線から外れる危険性が ありました。このまま出番が減ったらイヤだなぁ……。

次回は茅野が主役の話にして欲しい!

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