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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 (Captain America: The First Avenger)

Universal Captain America 輝く星条旗は──戦地で目立ちすぎ

愛すべき おバカ映画で楽しめました!

第二次世界大戦中のアメリカとドイツを描いた作品のため、とくに前半は戦争の悲壮感が漂っています。「ナチ■」・「ヒ■ラー」といった単語が飛び交って、なんだか見ていてドキドキしてしまう……。

ところが中盤あたりでコミカルな要素が現われる。後半は完全に「トンデモ科学」なスーパー・ヒーローものとして「こまけぇこたぁいいんだよ!!」と突き抜けます!


のちに「キャプテン・アメリカ」として活躍するスティーブ・ロジャースは、クリス・エヴァンスが熱演しています。いかにも「アメリカの好青年」といった感じで、この役はハマリ役でした。

スティーブの背格好がガラッと変わることに注目ですよ! 前半は(アイス的な意味ではない)「ガリガリ君」なのに、中盤あたりでマッチョマンへと大変身します。どちらかの姿は CG 合成とのこと。下のページにある写真を見れば、一目で分かるでしょう。

クリス・エヴァンス - Wikipedia

ほかの作品とのつながり

アイアンマン』シリーズの主役であるトニー・スタークの父親が登場します。ハワード・スタークドミニク・クーパー)とエイブラハム・アースキン博士スタンリー・トゥッチ)が組むことでキャプテン・アメリカは生まれました。

マイティ・ソー』とも深く繋がっています。重要なキーワードが いくつか両作品で登場するため、どちらも観ましょう!

『マイティ・ソー』は主役もヒロインも魅力的な名作アクション映画! | 亜細亜ノ蛾

最重要人物は誰か

この作品で一番重要な人物は、キャプテンでもハワードでもエイブラハムでも ありません。

アーニム・ゾラ博士こそが この世界の神です!

トビー・ジョーンズが演じるゾラ博士は、ハワード・スタークですら解析できない兵器を次々と生み出している。

トミー・リー・ジョーンズが演じるチェスター・フィリップス大佐は、缶コーヒーの「BOSS」を飲んでいるヒマ(※)が あったら、アーニム・ゾラに最高の警備をつけて、アメリカ軍のために開発を依頼するべきです(※→そんな場面あったか!?)。

しかも、なんと『アイアンマン』に出てくる「リアクター」を最初に作り出したのはゾラ博士でした! 「コズミック・キューブ」のパワーを利用しているとは言え、博士なら やがては自力で動作させられそう。

アイアンマン 2』ではミッキー・ローク(が演じた「ウィップラッシュ」)から因縁を付けられたスタークですが──、ウィップラッシュの父やゾラから、本当にハワードはアイデアを盗んだのでは……。


ところで、トビー・ジョーンズの身長は 163cm とのこと。失礼ながら、あと 10cm くらいは小さく思っていました。多くの俳優が高い身長に見せようとするけれど、彼は逆に低く見せる工夫でもしているのかな。

トビー・ジョーンズ - Wikipedia

正義と悪?

レッドスカル」ことヨハン・シュミットは、ヒューゴ・ウィーヴィングが貫禄ある演技を見せてくれました。『マトリックス』のエージェント・スミスみたいに分裂しそうな勢いです(?)。

そう言えばレッドスカルもスミスも、その力は「他人からの借り物」なんですよね。他国から仕入れたアイデアや物を自国流に生かすことで有名な日本国民としては、なんとなく親しみを感じました(イヤミ?)。

さて、キャプテン・アメリカとレッドスカルは、ともに「血清」によって強化された人間です。ヒーローものでは「敵の力を借りて強くなる」展開が多いけれど、敵のほうが先に強くなっている点が興味深い。

言ってしまえば、両方ともアースキン博士の「モルモット」なんですよね。ヨハンは自業自得としても、スティーブもキャプテンになって良かったのか どうか……。

われらが期待の星は

肝心のキャプテン・アメリカは、十人力どころか「四人力」くらいの強さに感じました(「代謝能力が成人の 4 倍」からの発想)。

それにキャプテンの立ち位置は、せいぜい「特攻隊長」くらいで、作戦も「とにかく突っ込む!」しかありません。どちらかと言えば「チンピラの鉄砲玉」ですね。彼と一緒にいたら、バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)みたいになる……。

盾の防御力は すごいけれど、「衝撃をすべて吸収する」わりには、レーザに何度も はじき飛ばされていました。世界に一つしかない盾は、その希少性だけが取り得です。──まるで僕たちみたい?(キモッ

ハワード・スタークは、せめて「銃剣を通さない防護服」を兵士のために量産すれば良かったですね。それでも、敵のレーザ銃で体を撃たれたら一発で消滅してしまうけれど。

古きを退け新しきを望む

ペギー・カーター役のヘイリー・アトウェルは、絶対に現代的な衣装のほうが似合います。レトロなアメリカン・ガールの格好では、彼女の魅力が半減でした。

とくに前半のペギーは、軍服姿が野暮ったく見える。どうせなら『アイアンマン 2』のスカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドー)みたいにボディ・スーツを着て欲しかったです。そしてキャプテンと一緒に戦う! とか。

あと、ペギーの家族は原作で非常に重要な役割なのですが──、本作品では「そんな機会」は ありませんでした。はたして──。

お子ちゃま
「え? キ、キッスしたら『できる』んじゃないのー?」

シャロン・カーター - Wikipedia

おわりに

いろいろ文句はあったけれど、キャプテンが最後に言ったセリフ(デートうんぬん)が良かった。この一言だけで「いい映画だったな」と思える(くらい単純な頭)。

古いアメリカン・アートが 3D で蘇るエンディングも素晴らしい! あれは格好良かった! ──そして、その後の(隠れてない)隠し映像も……。

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