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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 26 巻 「トラブル・トラベル」

sweet summer orange 自分の殻を破り──ハジケる!

ほおの赤み(と胸部)を増量ぎみのヒメコが かわいらしい 26 巻です! あまり その方面で成長されると、ミモリンやサーヤの存在意義が──。

ケンカっ早くて・言動が乱暴で・初対面でもガンガン毒舌でツッコミを入れて絶望させる──ことを除けば、非常に女の子らしい鬼塚さんです(フォロー台なし)。

そして、背表紙の J ソン先生とのギャップが激しすぎる! 先生はページをめくったところにも居て、「なんのマンガだよ……」と思った。

第 226 話 「ライバル登場 !? 激アツ真っ向勝負!」

全オレ類 待望のロマン回でした!(オレ類?) マンガ家(志望者)としての早乙女 浪漫(さおとめ ろまん)が しっかりと描写されていて大満足です。


ツッコミ上手なスケット団のメンバ以外とロマンとの会話は、以前から不安に思っていました。今回、編集者や初対面の人との会話を聞いて、普段どおりで一安心──いや、ものすごく将来が心配です……。

ただし、ロマンがマンガ家として成功するのであれば、アシスタントと編集者だけに意思の疎通ができれば良い。それにロマンは、自分の思っていることを素直に話せます。意外と世渡り上手だったりして。


シルクのことを『アイドルマスター』のキャラみたいだと以前に書きました。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 24 巻 感想・2 | 亜細亜ノ蛾

雨無 美香(あまなし みか)も『アイマス』の四条貴音っぽく見えます。美香の着こなし(チェックのワンピースに柄物のストッキング)も一般人からは かけ離れているし。


美香の過去は、『バクマン。』の新妻エイジみたいです。同じような境遇でマンガ家を目指す人も多いでしょう。

すくなくとも、「恋人と結婚するため(サイコー)」という人よりは多数派のはずです。また、「お金儲けのため(シュージン)」が増えたらイヤだなぁ……。


キッスミーベイビ~』は、ギャグ・マンガとしては面白かった。それに、このレベル以下のマンガは「ジャンプ」の読切や「NEXT」に山ほど載っています。

ただし、美香が目指す「今風のスタイリッシュな 漫画」では ありません。「別冊マーガリン」の方向性とも違う──と思いきや、ロマンが入賞したから合っているか。

それでも、ロマンの最新作である『おまたせっ ナイショのアップル同盟 比較的ニヒリズム』(長ッ)の突き抜けている感じには遠く及びません! コマ割りや見せ場の絵も上手になっています。

最後にロマンと「甘夏 みかん」がライバル・兼・友だちに なれて良かった。みかんには今後も活躍して欲しいです。そうしたら、いつかは「ページを突き破って」登場したりするのだろうな。


この巻の「セルフ ライナーノーツ」に載っているロマン関係の話で、驚いたことが 2 点ありました。

まず、ロマンが登場する回は、あまり人気がないとのこと……。そうか、子どもには理解できないか(自分も ついていけないけれど)。

ただ、本当に子ども向けのアンケートを取りに行くのであれば、「トラブル・トラベル」やスイッチの過去編のような暗い話は描かないはずです。ロマンが言うように、楽しんで 描いた人の 勝ちですね!

もう 1 つビックリした点は、ロマンの原稿は篠原健太先生が描いていたことです! 本編との差が激しすぎるから、てっきりアシスタントに任せているのかと思った。よく描き分けられるなー。

絵の上手な人はヘタにも描けるけれど、ヘタな人はヘタにしか描けない。

第 227 話 「GW レジャー計画 ディスカッション」

自分の「高校生感覚」が古いのだと思うけれど(正解)、今回の話の持って行き方には「違和感を感じ」(※)ました(この言葉にも違和感を覚える)。

男子同士・女子同士で旅行を計画することは、ごく普通でしょう。でも、そこから「男女一緒に行こうか」という話に傾いたら、とくに男子は命を懸けてでも同じ場所へ行こうとするのでは?

とくに、こんな機会にしか女子と話せない振蔵や、意外とホレっぽいダンテは、全身全霊を込めて話に乗ってきそう。それなのに、なぜかバーベキューに目がくらんでいる。

少年マンガでは「そっち方面」に消極的な男しか出てこない(出せない)からでしょうか。それとも、男同士の熱い友情全身で確かめ合うようなボーイズ・ライフを堪能するため──かな(それだッ!)。

第 228 話 「トラブル・トラベル 1」

学校の外でも会う機会の多い 3 人(とくにボッスンとヒメコ)ですが、3 人そろって旅行は珍しい(初めてだっけ?)。作者の あとがきを読むと、その理由は「取材へ行く時間がない」から かもしれません。

そう、当然ながらマンガは背景も描く必要がある。

自分からすると、ウェブ上で公開している写真を参考にしても問題ないと思うし、むしろ自分の写真がトレースされたら喜びます。ところが、やたらと(人ごとなのに)問題視する人が多い。イヤなら公開しなければ良いだけなのに。


小学生のヒメコは不良(ワル)っぽく見えないのに、当時からケンカの強さは番長クラスだった。このころのケンカは、腕力よりも度胸と経験で決まるからですね。

──そうなると、東京の中学で グレた時代との差は なんだろう? おそらく、ヒメコは昔も今も、友だちのために戦っていたと思います。

しかし、行動は同じなのに、見られ方が変わった。これは『スケダン』のテーマなのかも。


スミちゃん」こと小池 すみれは、名前の語感と髪型から、美空 レミ先生と印象が重なりました。「しっかりしたレミお姉さん」な感じ──って、ある意味では最強だけれど、持ち味が皆無だな。

──スミレ(と彼女のファン)には悪いけれど、彼女は「不幸を呼び寄せる女性」に見えました。今回の物語以外でも、いろんなトラブルに巻き込まれていそう……。

バクマン。』の加藤と良い勝負だったりして。

バクマン。 #161-3 「息継ぎとパーティー」 ゲストとアズキュン | 亜細亜ノ蛾


個人的には、大阪には良い思い出もあるけれど、悪い思い出のほうが破壊力バツグンです。大阪の街並みを見ると、当時の記憶が蘇る──。今回のヒメコやスミレと違って、128% 自己責任ですケド。

「楽天カード」は審査が通りやすい!? 実体験を交えて紹介! | 亜細亜ノ蛾

第 229 話 「トラブル・トラベル 2」

ツネ」こと西山 恒友(にしやま つねとも)もヒメコも、(一度は)不良になった 2 人です。しかし、2 人は何一つ似ていない。

一番の違いは、仲間の差です。しかし、ヒメコは自分自身で生き方を変えた。かりにツネが良い友だちと出会っていたとしても、まともな生き方をしていたとは思えない。

それでも、すみれから「変わってなくて 嬉しい」と言われて、ヒメコは複雑な心境に なっています。中学生の時と変わったから今日は笑顔で会えたけれど、小学生の時とは変わったから引け目を感じている。


普段のヒメコが相手にしているのは、たかだか高校生の不良です。だから「ヒメコ無双」が できました(『銀魂無双六』──あらため『銀魂のすごろく』みたいにゲーム化したりして?)。

ところが今回は、無双状態よりも はるかに少ない人数にヒメコは捕まっている。使い慣れた武器を手にできなかったし、なによりも相手が悪かった。

人さらいに慣れているような連中に不意打ちされたら、さすがのヒメコも手も足も──出しているけれど、捕まって当然でしょう。しかも、最初から拘束する目的で襲っているから、普段のケンカとは まったく別物です。

いつになくハードな展開に、ボッスンと同様の あせりが広がる──。この時点では、最後に笑って読み終えられるとは思えませんでした。

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