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『ニセコイ』 vol.4 「カクニン」

Hello Muddah, Hello Fadduh (A Letter from Camp) その一通は──うれしくも苦しい

第 4 巻の表紙は つぐみんが大きく載りました!

本編でも、鶇が中心の話から始まる。これは──「つぐみん END」の前兆! ──か!?(棒)

一方、第 1 話から続いてきた「ペンダントと鍵の謎」に進展が見られました! この謎が解けた時に、それぞれの恋物語に決着がつく! ──のかなぁ……。

ニセコイ』の楽しさは「ベタ」と「モヤモヤ」が中心です! この巻でも胃もたれするくらいタップリ味わえました!

感想のほうは、後味サッパリ・中身もサッパリです!

第 26 話 「コイブミ」

一条 楽鶇 誠士郎に言った下の言葉は、この作品を象徴している。いや それ以前に、恋愛そのものを言い表していますね。

仕方ねえんだよ
人間好きに なっちまったもんは


私からラブレターを貰ったとしたら どうする?」と鶇に聞かれて、「多分 嬉しい」と答える一条は素直で良かった。楽は いつでも男気がある。

しかし──、「小野寺 + 桐崎」成分が配合されていた鶇に勘違いさせたり、どこまで一条は罪作りな男なのでしょうか! 本人には悪気がないから、よけいにタチが悪い。

そもそも、最初から一条は鶇に好意的でした。好戦的だった誠士郎が、桐崎に対して過保護すぎたから責めただけです。

もちろん、一条の言葉には「だからといって『付き合う』とは別だけど」が省略されている。その当然の真理は、しかし鶇には分からない。

──まだまだ鶇の恋心は止まりません!

この回を読んだ時点では、「まさかの鶇ルート→エンディング」も あり得るのでは──と期待しました。期待するだけならタダだけれど、世の中タダより高いものはない……。


鈴屋は、桐崎 千棘まで認めている格好良さです。あの小野寺 小咲宮本 るりまで褒める男子なんて珍しい! 鶇に好きな人がいると知って、スッと身を引いた鈴屋は男らかった。

モヤシ争奪戦」(スーパのタイム・セール?)から鶇が脱落することは目に見えているから、鈴屋には傷ついた鶇を癒やす止まり木に なってほしい。せめて、友だちになっても良いですよね。

(などとドヤ顔で書きながら、不憫ちゃんマニアとしては「じつは鈴屋が鬼畜なヤリ■ン」という展開を希望している──という人もいるらしいですねー)

(いやいや、ビッ■好きとしては、「鈴屋でパワー・アップした鶇が一条楽の奪還作戦を展開」も美味しい──とか言う人もいるらしいぞ)

第 27 話 「ヨリミチ」

まず、下の高度なギャグがツボでした!

るり師匠
「あんたも いっそ名前で 呼びなよ
デラちゃん
出来ないよ そんなの…!」
不憫ちゃん
(ガラッ)「…おい 一条楽

楽を下の名前で呼んだ女子は鶇が最初だし、やはり つぐみんが優勝なのか!?(不憫コンテストで)


小野寺と言えばワンピースです!

「スクール水着」・「扉絵の晴れ着」・「温泉回のタオル」──とワンピース・タイプの衣服ばかりを小咲は愛用している(タオル?)。

その「ひとつなぎの大秘宝」を一条に奪ってもらうために、いつも小野寺はシンプルな衣装を着ているに違いない!

(第 3 巻で一条の見舞いに来た時は例外だったけれど、2 人きりだし自宅だから大丈夫だと思ったのだろう。──何が?)


小野寺の良いところは、「完全な自然体」であることです。お店のガラスで笑顔チェックする小野寺は、凶暴なまでに かわいらしかった!

小野寺の自然体をバトル・マンガで言うと、「ジャンプ」伝統の「父親が強かったから、強い」という七光りタイプです。母親は るりみたいな感じだから、父親が天然だと見ました。

ジャンプキャラは親の七光り | 亜細亜ノ蛾

よくいる「天然タイプ」は、どうしても あざとさが出てくる。その不自然さは、小野寺には皆無です。

桐崎も天然だけれど、「ニセコイ」の演技のせいで自然体では いられない。最近になって ようやく彼女本来の良さが出始めました。千棘の追い上げは、小咲にとって脅威に なりますね。このまま全員が仲良くできるのかな……。


自分だけの「秘密の場所」を教えるなんて、同性間の親しい友人ならともかく、異性なら──告白と同じくらいの重さなのでは?

鈍感すぎる楽でも気がついたとおり、今回の小野寺は積極的でした。そのままの勢いで話が進んでドキドキします。これって、物語の終盤で よく見る急展開なのでは……。

第 28 話 「オイワイ」

とうとう話の核心が明かされた!?

でも、うれしい気持ちは わずかです。「ジャンプ」連載時には、頼むから打ち切られないでくれ──と祈りながら一週間を待ちました。ベタに「運送屋さんの話でしたー(どっ」とか。

小咲の積極的ターンは続いていて、10 年前に約束した相手のことを「一条君が その子だったら いいな」と本心を告げる。──それは もう、128% 愛の告白と見て間違いない!


今回は桐崎の誕生日を祝う話なのに、彼女は後半まで登場しません。鶇・小野寺──と主役の交代が長く、しかも「約束の子」が小咲で ほぼ確定しかけています。桐崎は舞台から退場するのか──というタイミングで、

ザクシャ イン ラブ」の切り札を出してくる!

第 29 話 「カクニン」

扉絵の千棘がチート級のセクシィ衣装です! 水着(下着?)に学ランみたいな上着を合わせるなんて、まるで番長キャラみたい。なぜ、こんな格好なのだろう?

「前回のラストと、この立ち襟──つまり、『コードキリサキ 反逆のチトーゲ』ということだったんだよ!!」「なっ なんだってェーーー!!」(?)

──とか書きながら、『ケンカ番長』の宮村 優子さんとイメージが完全に重なったのでした。


とうとうペンダントと鍵が組み合わされる! ──そして、『ニセコイ』らしい奇跡(よくあること)が起こりました。桐崎の怪力を生かした上手な「逃げ」です。

でも、結末が出なかったことで、ホッとしている千棘に注目するべきでしょう。鍵が開いてキスすることに抵抗を感じたのではなく、開かずに「約束の子」から外されることをイヤがったのかも。

第 30 話 「シャシン」

最後に一条が見つけた「シャシン」は疑問です。林間学校の写真は、すべて業者が撮っているはず。女湯の前で撮影する以上は、「そういう写真」を狙っていたと思われても当然でしょう。来年からは別の業者になるのでは?


作者の中で、ペンダントの件は答えが決まっているのでしょうか。──おそらく迷いがあると思います。本編を見れば すぐ分かるけれど、ほかにも証拠がある。

単行本のカバーを外した裏表紙を見ると、3 巻までは小野寺の鍵だけだったのに、4 巻には桐崎の鍵が追加されています! この調子だと、5 巻からは別の鍵が加わりそうな気がする……。

もしかしたら この鍵は、そのままペンダントの相手ではなく、「楽が好きな相手」の象徴かもしれません。


ただ、一条が今好きなのは 小野寺である以上、「約束した女の子」が誰であろうと関係がない。それに、小咲の鍵でペンダントが開いても、千棘との「ニセコイ」は続ける必要がある。

物語の冒頭で描いてしまったけれど、作者にも読者にも鍵は「足かせ」でしかありません。いっそのこと、今回で完全に壊れても良かったのでは……。あるいは、「どの鍵でも開く」とか(作者「それだ!」)。

おわりに

本人もブログもダイエット期間なのに、またもやムダに文章が長くなりました。まるで、最終章に入ってからも回想シーンで水増しを続ける某・作品みたい……だと……!?(こういう事を書くから長くなる)

明日は、第 4 巻の後編について書きます!

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