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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 27 巻 「部屋とワイセツと私」

Gloomy hard at work 限りなく広く──閉じられた世界で

第 27 巻の後半は、一風変わった萌え話から始まりました! 登場人物たちの普段では見られない表情が楽しい!

そして、スイッチの過去話が再開する──。

シリアスな終わり方をしているところでサブ・タイトルが書かれていて、その不謹慎さに笑いました。ギャグ回とシリアス回との差が激しいところも、『スケダン』の大きな特徴ですね!

第 239 話 「リトルプレジデントは幼気盛り」

SKET DANCE (5)』以来のチッコナットッテン話です! 現在よりも(1.125 倍くらい)ボーッとしている椿 佐助が かわいらしかった!

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 5 巻 感想・1 | 亜細亜ノ蛾

育ててくれた両親に気を遣ったり、ひとり遊びが好きだったから、佐助は おとなしくなったのかな。こんなにも かわいかったら、近所のショt ──少年が好きな お姉さんに、楽しく遊んでもらった経験が ありそう。

──あ、だから孤独が好きになったのかな……。


宇佐見 羽仁に抱かれている椿を注目しましょう! 制服を着た現役の女子高校生やわらかい太もも自然に足を滑り込ませる……だと……!?

お兄ちゃんが「天然のタラシ」だけあって、女の子を喜ばせるテクニックに関しては遺伝子レベルに書き込まれていますね! だから、この姿で後数時間も成長したら、宇佐見がバニー化するほど「男子力」を発揮するに違いない!

髪を下ろしたら理性が持たないほど かわいいことで(オレには)有名な浅雛 菊乃は、クッションが効かなそうな胸部へ押し当てる……だと……!? 次の番は丹生 美森加藤 希里だから、「柔→激硬→激柔→硬」の順番です(?)。


ボッスンまで弟を愛でている!

双子の兄弟は年齢に違いはないし、離れて育ったから「どちらが上」という関係でもない。今回の薬のおかげで、兄と弟それぞれの思いが強調されました。

今回の話をきっかけにして、2 人は もっと仲良くなりそうですね。今後は、お互いの家族ぐるみで付き合いが始まりそう。


怖い遊園地」の場面は、「ヒメコが作ったネズミの クッション」が地味に一番恐かった。ペロリン人形ホウスケで笑った後、ネズミの口(牙?)に気がついてドキッとする。

また、年齢や精神に作用する魔法のような薬なのに、元に戻る際の苦労が妙に現実的です。「魔法少女」とか「魔法少年」な感じで、衣服ごと変身すれば良いのに(薬の効果で!?)

第 240 話 「ゲーム部設立への道」

かわいいモノにデレるデージーが連続で見られる!

不正行為に近い公私混同をする浅雛も初めてです。犬塚 清志は そのうち、「き、菊乃のヤツ、おでのモノに夢中で、休日も離してくれなくってさ~」とか言い出しそう(※『マロニエ・マニア』グッズの話)。

ワァワァ !!」なんて「ざわ…… ざわ……」みたいな環境音をセリフで言うギャグかと思っていたから、まさか一発逆転の鍵になるとは意表を突かれました。あらゆる要素を伏線にする『スケダン』らしい回です。


『Marronnier Mania(マロニエ・マニア)』の元ネタは あるのかな? 妙に完成された世界観です。

PSP のゲーム・『LocoRoco (ロコロコ)』には、『uwauwau (ウワウワウ~) ~たべられちゃったうた~ / ムイムイ』という歌があって、「ワァワァ」や「ムイムイ」語感はかなり似ている。

ただし、『マロニエ・マニア』と『LocoRoco』では似ても似つかないし、キャラクタの外見も まったく違う。「『2 人はナーバス!』→『ふたりはプリキュア』」みたいに分かりやすいネタではないのか、それとも完全なオリジナルかな。


黄 筆龍(ウォン・ビーロン)老師のゲームや山野辺 邦夫先生のキャラは楽しいけれど、今回の部員はスケット団よりキャラが薄すぎます。──もう全員の出番が危ういような……。

いっそのこと、高橋 千秋がジェネシスの指導教官として(文字どおりに)鞭を振るって、ヒュペリオンでヒュペるようになれば良いのに!

第 241 話 「スイッチ・オン 1」

笛吹 和義が「スイッチ」と名乗るようになった事件は「スイッチ・オフ」 3 部作で語られています。──あの話も第 5 巻に載っていますね。作者の篠原 健太先生が、コミックスを読み返していて今回の話を思いついたのかな。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 5 巻 感想・2 | 亜細亜ノ蛾

「ON/OFF」のイメージとは別に、今回のシリーズ話で「スイッチ」をオンにして良かったのか──と思わせる展開が待っています。なるべく暗くなりすぎないように描き上げた作者の実力が すごい!


6 月以前から秋まで何か月も、藤崎と鬼塚の 2 人だけで行動していた──というかスケット団として行動できなかったとは驚きました。よく心が折れなかったなぁ……。

連載の開始した時点から たった 1 年前なのに、どの生徒も教師も容姿が違っています。そのなかで、高橋キャプテンだけは変わりがなくて安心した。ヒメコの過去話で彼女が登場しているからかな。

ポスタに「あの鬼姫も在籍 !!」と書くデリカシィのなさ全開といい、藤崎も現在と まったく変わっていません。芯のブレない男と見るか、成長していないと見るか──。


開盟学園裏サイト」には、えげつないことが山ほど書いてありそう。なぜなら、ほのぼの学園マンガに見せかけて、開盟学園は校内で暴行や窃盗の事件が何度も起こっているからです。

片桐 憲一が依頼しに来なければ、裏サイトのことは藤崎も鬼塚も知らないままでした。作品に描かれていない(「ジャンプ」に載せられない)だけで、裏には大きな闇がありそうな気がする……。

裏サイトの管理人に直接メールを送るつもりだったことから考えて、単純な 2 人には解決できない事件もあったはずです。

──だからこそ、3 人目が必要だった。

第 242 話 「スイッチ・オン 2」

小田倉 拓夫は、なんだか 1 年前のほうが老けていますね。でも、アニメに話が傾きすぎること以外は、友だち思いで良いヤツです。

笛吹が引きこもってからも、小田倉は DVD を渡しに行っていた──かと最初は思いました。しかし、ネット上で すら逃げる「スイッチ」の行動と矛盾する。小田倉が DVD を貸した時期は、笛吹が引きこもる前でしょうね。

(もしかしたら、アニメ・グッズをプレゼントすれば余裕で笛吹に会えた!?)


バーチャランド」にいた「スイッチ」のアバターと、現実世界にいる笛吹との差が悲しかった。下の記事と同じくらいに──と思ったけれど、「※ただし笛吹はイケメン」。

【ネット豆知識】Twitterや2ちゃんねるで「クソワロタw」と書き込みをしている人は | ロケットニュース24

ガヒン ガヒン言うてる「ボス」のアバターの会話させることで、絵的には悲壮感が やわらいでいます。この描き方のほかでは、「ジャンプ」マンガとして読めなかったかも。

第 243 話 「スイッチ・オン 3」

デスファイト」の内容は、バトル・マンガだったら当たり前のように存在しそうです(とくに『べるぜバブ』)。しかし、この回で描かれているように、「招待」された人には悲惨としか言えない。

裏サイトの管理人は極悪非道な人物だろう──というタイミングで、さりげなく(?)登場する奥山が怪しさ全開です! ところが、

この時点で二重・三重のワナが張られている──。


藤崎 瑠海が かわいかった!

まだ鬼塚が「内」に入っていない状態だから、内弁慶なルミは恥ずかしがっている。そのおかげで、よけいにロリ度が増しています! ちょうど週刊連載でもルミを登場させて、作者は どんだけ狙っているんだよ……(オレを)。

きょうだいだけあって、祐介をひと言で表わす「天然のタラシ」が的を射ています。ご覧のとおり、このブログでも多用することが決定しました!

「ジャンプ」マンガの主人公って、天然物のタラシ男が多いよなぁ……。現実では、よっぽどのイケメンじゃない限り、こんな鈍感男は愛想つかれるでェ!


「先 シャワー浴びてこいよ(CV: えなり かずき──の物まねの人)」みたいな藤崎は、デリカシィがないにもホドがある! まだ知り合って数か月の女子に、これほど「身内」みたいに振る舞えるだろうか?

ただし、ここで「ヘンな(ピンクな)空気」が ほんのすこしでも流れていたら、スケット団なんてドーデモイー状態になっていたかもしれません。そう考えると正解です。

──祐介がパソコンの操作を開始するまでの、空白の時間が「(意味深)」ですケド。ここは読者の想像に──というか薄い本に任かされているッ!


すでに笛吹は、いわゆる「安楽椅子探偵」のような推理力を発揮しています。この時点で、頼れる 3 人目のスケット団として ふさわしい人物に見えました。

ただし、いまは引きこもっているし、なにより──ここにもワナが仕掛けてある。

おわりに

まだまだ続きがある「スイッチ・オン」は、シンプルで効果的なトリックが見事です。目立つワナで真のワナを隠す手法は、完成度の高いミステリィを読んでいるみたい。

SKET DANCE』は、1 話完結の回でも伏線の張り方に感心します。今回は何話も使っているから、感動の度合いも大きかった。そして──、

この複雑さは、中心にいる人物の心理を表わしている。

「スイッチ・オン」は、笑えるだけではない「おもしろさ」を見せてくれました。完結編が載る来月発売の『SKET DANCE (28)も熱く語ります!

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