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暗殺教室』 第 39 話 「親愛の時間」

There's Still Good In Him 父親の愛情は──どうやって子に届く?

いよいよ鷹岡 明の異常性が明らかに なりました!
魔人探偵脳噛ネウロ』でも「普通じゃない犯罪者(と一般人)たち」を描いてきた松井 優征先生だから、「週刊少年ジャンプ」の限界を置き去りにする──か!?(期待に満ちた目で)

などと清らかに住んだ心で読み進むと──、
われらの女神・神崎さん肩を抱いた鷹岡が……!?

鷹岡が形作る「家族」

「恐怖」(ムチ)9 に 「親愛」(アメ)1による支配──、これが鷹岡の武器でした。
「上半身が裸の屈強な男子生徒たち」と仲良さそうに笑っている鷹岡を見て、なにやら別方向のアブノーマルを想像しただけに、「普通な異常」(?)に感じます。
日本に「軍隊」は ないけれど(棒)、軍人を育てる教官だったら、鷹岡のような「教育的指導」も日常茶飯事ではないか。──と お菓子を食べながら観た映画の知識で考えてしまう。

鷹岡は、自分自身を「父親」と語っている。
──そう、どんな家庭にも異常は潜んでいます。他人から見たら きわめて不合理な日常を生きている人は多い。
鷹岡の支配のように分かりやすい形では ないから、家庭や人によっては一生 気がつかないでしょう。

その「外部からは異様な家族」を大きな視点で見ると、「国家」に なることは(お隣の国の事情などを知れば)言うまでもないですね。
日本も、外国も、みんなみんな異常で普通です。

悲劇のヒロインふたたび

前回・第 38 話の感想神崎 有希子の「台無し」の続きが見られるか──と書きました。
ある意味では当たっていたけれど、コレなら外れたほうが良かったな……。もっと違うモノが見たい──じゃなくて、暴力はダメですよ!

暗殺教室 第 16 話 「台無しの時間」 修復できない過去と現在 | 亜細亜ノ蛾

教師による体罰が(昔からあったのに いまごろ)問題に なっています。
そして、ようしゃなく神崎に熱く接する鷹岡は、男女同権の世の中に合っている──とも言えます(当然、是非は置いておいて)。
2 つの問題を同時に取り入れた今回の話は、とても不快である一方、笑える場面も盛り込んでいる。じつに、この作品と作者らしかった! 問題提示だけでもなく、ギャグだけでもない。

おわりに

「ゴツい潮田 渚」や「胸板の厚い茅野カエデ」が笑えます。茅野は、胸囲のサイズだけ交換して欲しいでしょうね!

──とギャグで終わる一コマですが、疑問が残る。
これまでも教師の権限で新しい生徒(「自律思考固定砲台」と堀部イトナ)を入れたけれど、いちおうは中学生という形を取っていました。
ところが鷹岡の話だと、明らかに年上の兵士と生徒を入れ替えるつもりです。これが通るなら、中学生(に近い年齢)じゃなくても誰でも良いことになる。良いのだろうか。

もちろん、殺せんせーは誰の挑戦でも受ける(格闘家?)でしょう。
ただし、先生の目的は、現在の E 組の生徒たちを立派に育てること(らしい)です。生徒の取り換えなんて、提案するだけで月の残りも破壊されるのでは?

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