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暗殺教室』 第 53 話 「五教科の時間」

a souvenir from U.S.A すり切れずに──残る青春の思い出

誰もがイヤがる試験をおもしろく描いていました!
以前に出てきた「テストの問題が"正体不明の モンスター"に見える」表現に磨きが かかっています。生徒それぞれの特色を描き、マンガ的な「テスト中なのに生徒同士が会話」も楽しい!

中間試験時の感想: 暗殺教室 第 14 話 「テストの時間」 尾ヒレの付いた問題 | 亜細亜ノ蛾

なぜ勉強するのか

冒頭にある殺せんせーの言葉が良かった!
「学生が勉強する意味」をこれほど正確に簡潔に言い切った思想は、ほかには森 博嗣先生の著作や日記でしか読んだことがありません。当然、少年マンガ誌では見ました。

同じルールの中で 力を磨き 脳みそを広げ 結果を競う
その結果から 得る経験こそ 宝物だ

学ぶ側の姿勢

「こんなことを勉強して、将来 何の役に立つのか」。
──学生時代には誰もが考えることです。そんなことは、将来に考えれば良い。
学生の本分は学業」という言葉がある。受け取り方しだいで良くも悪くも変化するため、自分の頭でじっくりを意味を考えて欲しい。


自分の場合は 20 歳から 25 歳くらいまで、独りでゲーム・センタの店番をして無為に過ごした期間がありました。返せ! オレの青春時代!>あの頃のオレ
ただし その時期に、国内・海外の小説を読んだり、独学で哲学を勉強しました。そして学ぶ楽しさを知り、もっと若いときに勉強しておけば良かったな──と激しく後悔する。
やはり、「自分から学ぼうとする姿勢」が大事です。

これは、教科書と教師が悪い。
そう言いたくなるほど、両者は「生徒に教えること」がヘタクソです。「オマエらに教えてやる」という「天の川目線」な「御役所仕事」が学生(おもにオレ)に伝わり、やる気を奪う。

ライト・ノベルを読むように、アニメを観るように、ゲームをプレイするように、楽しんで勉強ができる環境を整えて欲しい。勉学は本来、それくらい おもしろいモノです。
今回の E 組の生徒たちも、楽しみながら「問スター」に挑んでいますよね!

力の抜けたヒロイン

今回も中村 莉桜剛力彩芽的ゴリ押し大活躍です!
「リオ」という名前からしてアダルト作品の女優外国人を思わせるし、外国語も得意な上に茶髪なので、本当にハーフなのかも。


一方、茅野カエデは出番がない上に苦戦していた。
(『ニセコイ』もメイン・ヒロイン不在の回が続いている。これは──伝説の『いちご100%』みたいなヒロイン後退・交代もあるのでは!?)

つかまえられなかった感動

J.D.サリンジャーの名作・『ライ麦畑でつかまえて』は、つい最近になって読みました。小説読みには おなじみの「メジャすぎる作品は避けるマイナ志向(の おれカコイイ!)」ですねー。
村上春樹氏が翻訳したため、「やれやれ」が出てきて笑った──以外では、なんにも共感も感動も できなかった。
これは自分が十分にオトナの世界に足を突っ込んでいるせいです。中学生のころに読んだら、まったく違った感想になったでしょうね。

ここでも殺せんせーの──つまり 松井 優征先生の感想が素晴らしい!
主人公の「何がしたいんだか自分でも分からない」行動を「繊細な反逆」と一言で まとめて、「君達の年頃ならキュンキュン来るはずです」と勧める。なかなか このセリフは書けませんよ! 書評家でも教師でもムリだ。


そう言えば、日記で『ライ麦』をネタにしていた。

エイプリル・クール(キリッ - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー

理解してあげることが重要

奥田 愛美調査兵団みたいに なってる!
「理科ちゃん」を手なずける姿を見ていると、『進撃の巨人』の巨人たちも「君が君で ある理由を 理解(わか)ってるよ」と接すれば、仲良く共存できそうな気がしてきました!
──食われて消化もされず排泄されるだろうケド。

鬼の無双

神崎 有希子の本性がダダ漏れです!
オンライン・ゲームの世界では「有希子無双」状態でしょうね! 涼しい顔をした神崎に、熟練の猛者たちがバッタバッタと倒される。長刀なんて不要の素手で。

テストを受けながら口説いている A 組の「かりあげクン」というか「リヴァイ兵士長もどき」も、本気で神崎に近寄ったら【少年誌には書けないこと】で手痛い目にあうはず!

おわりに

浅野 学秀赤羽カルマ
──という 2 人の一騎打ちを思わせる終わり方でした。どちらも自信満々で余裕な表情です。
それだけに──「2 人ともズタボロ」というオチを想像しました。それだったら、格好悪いなぁ……。
いや、おそらく「2 人とも満点」か「わずかな差で学秀の勝ち」という展開だと思います。でも、バトル・マンガ(98 割は『BLEACH』)で「余裕こきすぎて負け~」を見過ぎてきたから、ヘンな予想をしてしまう。
もしかしたら……。


題名は「夢は五臓のわずらい」から借りました。
これまた意味が良い方向・悪い方向に取れる成句ですね! 自分が知る限り、夢ばかり語る人って疲れているようには見えないけれど……。
あ、それに気がつかないほど夢見がちなのか。キケン!

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