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暗殺教室』 第 96 話 「ビフォーの時間」

Holmes calico cat, good at climbing trees / 三毛猫ホームズは木登りが上手 上を見るばかりではなく──下も忘れない

前回のラストは どうなることかと思いました。
「100 億円の賞金首」である「怪物」の素性を一般人に明かしたら、E 組の崩壊する可能性まである。たまたま松方氏が理解のある同業者だったから良かったものの、一つの賭けでしたね。
普段から「全身軟体な大男」が目撃されているけれど。

よく考えなくても大事

今回の主題は、「誠意は お金の金額で示す」です。
じつは今週号に掲載された『暗殺教室』と『HUNTER×HUNTER』は、同じようなテーマを描いている。
「『H×H』は ともかくとして、『暗殺』はカネの話じゃないだろ!」という人がいそうですね。しかし殺せんせーは、「慰謝料と 仕事を休む 分の損害は君達が 支払いましょう」とハッキリ言っている。

そもそも前回の松方氏は、「かつて見た事が 無いような 土下座」を生徒たちに させようとしていました。逆に言えば、「保育所経営の損害を子どもに払えるわけがない」と最初から見限っている。
さらには、「どうせ形だけ謝ったところで、腹の底では なにを思っているかわかったもんじゃない」というあきらめも感じたでしょう。そういう「最近の若いモン」を何人も見てきたはず。

だからこそ、「保育室 学童保育 わかばパーク」でタダ働きという形──つまりは本来は賃金が発生する労働で謝罪したことは大きい。


日本では お金のことを話すと、すぐに「汚い話」だと受け取られます。今回も、生徒たちにお金を払わせる代わりに労働力で補ったことで、「お金よりも重要なモノがある」という話に受け取られかねない。
しかし、最初から松方氏に資金があれば、建物の修繕も職員の増員も可能だった。そのほうが松方氏と職員・保護者が望む育児と教育が充実したはずです。
お金は数字でしかないけれど、目に見える力を持っている。要は手に入れた人間の使い方しだいです。

自分は「嫌・嫌儲主義」です。嫌儲な人ほど、他人のカネについてはアレコレ嫉妬混じりに言うくせに、自分の金遣いはズボラで荒い。
お金は人生を豊かにする栄養源です。多すぎて身を滅ぼしたり、少なすぎて身も心も やせ細ったりせず、身の丈に合った量を自分の手でつかみたいですね。

エリートも お年頃

さくら姐さんが一ページ目から心を鷲づかみでした!
「生意気な児童たちに主人公たちの力を見せて指導する」展開は定番です。同じ「ジャンプ」の最近では『食戟のソーマ』、すこし前では『新米婦警キルコさん』で描かれていました。 とくに さくらは、『キルコさん』の美倉 カンナと よく似ています。──さすがに、さくらほどマガマガしいオーラをまとっていないけれど。

ついでに言うと、今週号の『こち亀』でも「女子小学生がスゴい!」という話だったし、女児の時代キター!?(いろいろとデリケートな話題)

新米婦警キルコさん 第 3 話 - 子どもにも人気で女子力 10 倍! | 亜細亜ノ蛾

同じ地ベタ出身者として

渚は、子どもの扱いが上手でしたね。
勉強の指導に関しては「難しいな 教えるって」と感じていたけれど、さくらに対しては人見知りせず普通に接している。
──普段から茅野カエデと仲が良いからかな。体型も近いし(そういう問題!?)。
また、渚の家族については父親・母親が明かされているけれど、きょうだいの言及は ありません。ひょっとしたら妹がいるかもしれないし、自分は「『死神』は渚の兄」という説も考えている。


潮田 渚と さくらとのドキドキした関係も良かった!
女子児童の手を取って「ここだけの 秘密の勉強(意味深)」……だと……!? な場面でも、渚だと まるで実の兄・妹のように見えて、「別の意味」を感じさせません(純粋な心で読めば)。

岡島 大河だったら、下心が皆無でも犯罪行為だった。
──それはそれとして、渚に「ひょい」と手を握られた時の さくらは、横顔は もちろん左手も なんだか色っぽい!

魔法使いと騎士

奥田 愛美寺坂 竜馬よりも強かった!?
──というイマゴロな周知の事実が描かれています。またもや赤羽カルマと奥田とのコンビが組まれて、この 2 人は本当に相性が良いですね!

クロロホルム自体は実際には多少吸引しても気を失うことはなけれど、マジメな性格の奥田だから、「魔法使いの クロロホルム」もガチで調合して通常よりも麻酔効果を高めていそう。

奥田
「生かさず殺さず……長時間「魔物」を苦しめるには……(ぶつぶつ」
カルマ
「お、奥田!?」

なお、時事ネタとは いっさい関係がありまs(ry

迷い猫、来たる

ネコが可愛く描かれていて驚きました!
生き物が大好きな天真爛漫少女・倉橋 陽菜乃がプリティなのは分かるとして、なかなか こんなにネコをキュートに表現できませんよ!
第 56 話 「いきものの時間」第 88 話 「紡ぐ時間」に登場したニホンカワウソも本格的に描かれていたし、松井 優征先生は動物が上手ですね!

おわりに

まさかの渚のラブ・ロマンス発覚……か!?
という展開でした(?)が、劇的ビフォーアフターが終わってしまった今では、さくらとも お別れになりそうでツラい。優しい渚のことだからたまには会いに来るでしょうが、作中には出てこないでしょう。

それにしても、「なんという ことでしょう!!」はベタだけどワロタ。


題名は「既往は咎めず」から借りました。
論語』に出てくる「成事は説かず、遂事は諌めず、既往は咎めず」が元の言葉だそうです。どれも達観した気持ちを言い表わしていますが、常人(オレ)には「匙を投げる」に近いと感じてしまう。

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