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暗殺教室』 第 99 話 「プレゼントの時間・二時間目」

花束 / Bouquet 気持ちや心ではない──隠された意味

今回はセンタ・カラーを飾りました!
記念すべき 100-1 回目は、いつものように誰得ぬるぬる殺せんせーカラー──ではなく、もう一人の主人公・潮田 渚の着せ替えという趣向です。
じつに男のらしい格好良さで──、というか、男性要素を入れる気がゼロだろ作者は! というウェストや足の細さです。おまけに、いつもどおり胸元は ふくらんでいるような……?(茅野カエデよりも)

はかなく美しく

二つの意味で 21 歳には見えないイリーナです。
普段のイリーナ・イェラビッチは、職員室で(きわめて庶民的で和風な)スイーツを食べているだけでした。なんだか行き遅れたオールド・ミスみたい(この言葉も死語かつセクハラだな)。
ところが今回は、烏間 惟臣に思いを告げられない──というイリーナの純情さが、生徒たちの応援の おかげで、より一段と かわいらしく表現されています。それこそ、まるで中学生の恋のように。

やはり花束の贈り物が良かったですね!
ほんの偶然(?)から決まったとは言え、中学生たちが一所懸命に考えても花に たどり着いたと思う。それくらい ありふれていて、それでいて女性が一番 喜ぶプレゼントです。

花束のプレゼントが、「一生モノなブランド物の バッグより 実はずっと 贅沢」という視点も目新しかった。さらに、「人間の本能に ピッタリと はまる」という言葉にも説得力がある。
この含蓄は、花屋ならではのセリフです。
──が、これを考えたのは作者である松井 優征先生のはず ですよね。いちマンガ家がデスクに向かって思いつく──とは考えられないので、さすがに誰かの受け売りかな?


神崎 有希子も光っていました。
夜な夜な大量■害を繰り広げる(※)われらが女神・神崎様でさえ、花にはクラッと きています。「五千円の輝き」(奥田 愛美らしい現実味のある言葉)を抱きかかえる神崎の、うれしそうな表情もイイネ!

(※: ゲームの話ですよ! たぶん……)

需要と要求

イリーナは現役の殺し屋です。
人心掌握の術──というか男心をもてあそぶことのプロである彼女なのに、生徒たちの純粋な気持ちの前では、「猫にまたたび」状態でコロリと まいってしまう。
その初々しさが まぶしかった! 彼女が喜んだ理由も怒った理由も、ひとえにその純真さです。また笑顔で教室に戻ってきて欲しい……。

烏間もツラいところだと思う。
今回は(それこそ死神以上に)「悪役」を一手に引き受けている烏間は、イリーナの恋心に気がついていました。それでも、なんとか「業務提携関係」であることを彼女に意識して欲しかったのでしょう。
なにしろ、全人類の命がかかっている。その烏間の必死な気持ちは分かるけれど、このE組では逆効果だった。


そう言えば、「いつもの 悩殺ポーズ 取ってくれよ」なんて要求されたのも初めてですね(しかも、女子からも!)。
普段は自分から誘惑のタダ売りをして(岡島 大河 以外には)ドン引きされているけれど、生徒たちに求められたら なんでもヤってしまいそう(ナニを?)
さて、今年の夏も東京ビッグサイトが熱そうだな……!


今日の私 大人気じゃない」のコマが楽しかった!
ビッチ!! ビッチ!!」と罵声声援を浴びせられて赤面するイリーナは、「D・V・D!! D・V・D!!」を思い出さざるを得ない……!

おわりに

楽しくて切ない話かと思ったら、最後で驚きです!
これだけE組の生徒たちに堂々と顔をさらした彼が、まさか「死神」だとは考えもしなかった。花みたいな さわやかな表情と、たんたんと殺し屋を狩る顔と、どちらが彼の本性だろう……?

──ん? そうなると「雪村先生」は何だったんだ?
殺せんせーが赴任する前に一か月だけ担任だった教師です。読者に顔は明かされなかったけれど、「花屋に変装した雪村」だったりしたら、まさか観察眼の鋭い赤羽カルマや渚が見逃すはずもない。
あと、自分は「死神は潮田の親族」と読んでいたけれど、まったくの外れでしたね。

暗殺教室 第 76 話 「衝撃の時間」 晴天の死神 | 亜細亜ノ蛾


題名は「石に花」から借りました。
「石に花咲く」や「岩に花」とも言われる ことわざで、「あり得ないこと」の意味です。この言葉のとおり、烏間からのプレゼントは来年も ないのかな。いろんな意味で……。

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