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HUNTER×HUNTER』 No.346 「選択」

会議中 ミーティングに必要な──お菓子と疑問視

現実世界では何年かぶりの顔合わせが実現です!
どれほど この時を待っていたか! という読者の期待に対して、作者が どう応えたのかが見どころの一つでした。なにしろ冨樫 義博先生だからなぁ……。

また、新しく名前の判明した人物も何人か います。
さらには新キャラの登場──と めまぐるしい新展開の中でも、一番の見るべき点は「いまの主役は誰なのか」でした。はたしてゴンは復活なるか──?

喜びは胸で噛みしめて

クラピカレオリオが ようやく再会しました!
でも、二人とも いたって普通の表情です。クラピカが無表情なのは いつものこととして、レオリオは もっと感激して抱きつくくらいはするかと思ったのに。

また、レオリオは激怒するかとも考えたけれど、ゴンが大変なことになっているのに知らずに放置したのはレオリオも同じでしたね。もっと言えば、クラピカも必死だったのに、レオリオは女と──。
怒る権利があるのは、クラピカのほうだった。

容疑者を挙げてみる

協会内に潜むビヨンドの仲間は誰か?
この手の「容疑者 捜し」は、怪しくない人物を疑うことが鉄則です(とくに ひねくれ者の作者な場合)。そこで考えてみると──、

  • 一番あり得なさそうな人物
    • チードルミザイストム
  • 無関係・無関心そうな人物
    • ピヨンクルック

──と名前が挙がってくるけれど、全員が疑わしい。
「あの」カンザイですら、「いつもは単細胞を装っている」ようにも見えます。クラピカに真っ先に食らいついてきたのがカンザイですからね。
そもそも、どうしてカンザイが十二支んの一員なのか見えてきません。カンザイとサイユウは格闘能力だけでアイザック・ネテロに認められたのだろうか? それとも、「単純そうに見えて じつは裏切り者」という点を買われたのかも。


あと、ゲル様は完全にシロです!
妙に色っぽくなってきてキューティクルてっかてかの天使ことゲルお姉様には、疑う余地は何もありません!(えー) 強いて言えば、もっと上からのアングルをよろしく!

思い掛けない人物

さて、こういった「意外な犯人」は、ミステリィ小説の場合は「いかにも犯人そうな容疑者」がいて初めて成り立ちます。肝心のパリストン・ヒルミスリード役である以上は、ほかに候補者が必要だ。

とくにチードル・ヨークシャーは、しつこいくらいに花を背負ったイメージを押しています。これだけ清らかさを押し出していながら、本人はビジネス・ライクな顔をしている。たしかに「真犯人」な感じです。
クラピカ以上に表情のないミザイも、「じつは背信者」と言われても「ああ、やっぱり!」と思えますよね。でも、こういう「分かりやすい犯人」を冨樫先生は描かないような気がする。


現時点では、サイユウがアヤシイと見ました。
理由は、サイユウひとりでビヨンド・ネテロを監視しようとしている点です。もちろん、24 時間体制で録画・録音されているだろうし足かせもあるけれど、仲間同士だけに通じるサインを何通りも用意している可能性が高い。

遊びで仲間作り

次々に「ジン派」の人数が増えていきます!
パリストンの連れてこられ、ビヨンドに腕を買われているのだから、彼らも熟練の念能力者に違いない。
しかし、ジン・フリークスの前では「ガキ大将に群れる子どもたち」に見えてしまう。こうやって自然に実力を見せつけ、ジンは仲間を増やしてきたのでしょうね。

ペコテロも すっかりゲーム仲間です。 まっさきにジンの強さを肌で感じたウサメーンを筆頭にして、名前の公開された 3 人は全員がジン組に なりましたね。和服のママさんも すでに親しげです。

死にかけているウサメーンとクルリは、マンガ的な表現と見せかけて、ジンの「戦意喪失させた相手を幽体離脱させる能力」だったりして(『幽☆遊☆白書』の浦飯 幽助に似ているし)。


それにしても、『ど根性ガエル』の「梅さん」ソックリな彼の名前がウサメーンて! そのままや ないか!
あと、「マリオ やろーぜ」と声をかけたペコテロがコントローラを握っているのに、ジンが見ている画面は変わっていない。この画面が「マリオ」なのか、それとも金を扱いながらマリオをしているのか!?

伝わりにくさ

しかし、「イボクリ」のスゴさが分からなかった。
グリード・アイランドでゴンがやっていた、あの変化系の修行と大差ないように思えます。ビスケット・クルーガーほどでは ないにせよ、ゴンも それなりに数字を作れていましたよね。
それなのに、コックも片目(名前はよ!)も全然できていない……。
いや、念使いからすると、「ごく小さなオーラのイボ」を「少しずつ 移動させる」ことが逆に難しいのでしょう。しかし、(念の使えない)読者には「こまかすぎて伝わらない」。


一方、「古代語 古今東西」は分かりやすかった。
ぐるぐるメガネで大学教授であるクルリを相手に、東北弁──もとい古代カッペー語の知識で圧倒しています。「一兆個」は言い過ぎにしても、好きな事だからって そんなに覚えられるのか?
しかもジンは、オンライン証券か株の取引をしながらですよ! 彼のことだから、おそらく何億も動かしながら片手間に勝負をして、そして圧勝してしまう。

参考: 索引「ん」 - Weblio 方言

解説役・兼・噛ませ犬

エルフのようなミュヘルは、いかにも二流です。
ミュヘル自身の言動と彼の連れ(コピペ・モヒカン・『アイ・ラヴ・ユー、OK』)から、ツェズゲラ臭がプンプン漂ってくる! いまだに戦闘能力が不明なパリストンの引き立て役になって、ミュヘル一行は やられると見た!
こうなると問題は、戦闘シーンが描かれるかどうかですね。グリード・アイランドのベラム兄弟みたいに、すでに負けたことに なっていそう。

おわりに

今週号の「ジャンプ」では、クルックが「クックル」と誤植されていました。これをこのまま書き写してネタバレをたれ流すバカタレなサイトの なんと多いことか……。

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