『暗殺教室』 第 109 話 「『死神』の時間・9 時間目」
今回も烏間 惟臣が堅物──もとい怪物でした!
彼の役職(防衛省特務部)からして、対人戦を想定して鍛えてきたはずです。それなのに、「人知を越えた化け物」と戦うことを最初から考えていたみたいでした。
「死神」も またモンスタです。
はたして、どちらが勝ち残るのか──。
死神・対・怪物
死神は、数々の暗殺技術を習得し、しかも肉体を改造して多くの仕込み武器を隠し持っている。彼もまた化け物ですが──。
それでも、接近して肉弾戦に持ち込めば死神と互角以上に戦えるという、烏間が強すぎる!
親の去る瞬間
死神の素顔が意外でした。
あの「花屋」の少年時代そのものです。でも、回想シーンは分かりやすく花屋の時と同じ顔にしただで、本当は違う顔なのかも?
いずれにせよ、もう死神の「本当の顔」は存在しないのだから、「元の顔に変装」(ややこしい!)する意味は あるかな。もしかしたら、死神の年齢は 50 歳くらいかもしれないし。
死神の家は(過去には)大金持ちでした。
すべて独学で暗殺術を習得したかのような死神は、本当は親から受け継いだ遺産の おかげで、「暗殺の指導員」を雇っていたりして。
見えざる死の手
「死神の 見えない鎌
」の正体が明かされました。
いままで謎だった理由は、銃弾が小さくて見つけられなかったから でしょう(暗殺者は検視されず、闇に葬られるからかも?)。
銃弾に殺傷能力のない点がミソですね。
相手の生死も死神は自由に操れる。ロヴロ・ブロフスキに対しては、ワザと急所を外したのでしょう。──そのわりには、大量に出血しながら倒れていたけれど……。
ただ、仕込み銃を体内に埋め込むのなら、もっと口径の大きな弾丸を撃てたほうが確実だとは思う。でも、そんな大がかりな銃なら片手には仕込めないかな。
殺傷力を追求していくと、『コブラ』のサイコガン並の大きさに なりそう。
死神よりも殺せんせーのほうがスゴかった!
長らく秘密だった鎌の正体を聞いただけで見抜かれたら、死神も商売あがったりです。今回は見せ場の少ない殺せんせーですが、もしも死神と一対一で戦う状況だったら圧勝したでしょうね。
「殺せんせーが触手だけオリの外に出す」場面は、いつか描かれると予想していました。しかし、その使い所までは見抜けません。
たとえば、外からオリを監視しているカメラも触手で壊せたはずだけれど、前回の偽装工作には不必要というか逆効果です(死神を警戒させる)。
殺せんせーの──作者の思考には追いつけない!
死神の泣き所
死神にも急所は あったのか!
でも、ウソ混じりな死神の告白だけでは、「彼」(?)の性別までは分からなかったはずですよね。──あ、だから烏間は殴って確かめたのか。
『ドラゴンボール』の「ぱんぱん」と同じ発想じゃねェか!
聞き逃さない耳
イリーナ・イェラビッチは、まだ落ち込んでいる。
しかし、もうすぐ立ち直れそうです。なぜなら、烏間が言った「俺の大事な 生徒と同僚
」の「大事な同僚」部分だけに激しく反応したに違いないから! なんだったら「伴侶」と聞き違えていそう。
実際、けっこう距離が離れているのに、イリーナは よく聞き取っていますよね。髪で見えないけれど、「耳ダンボ」状態だったのかも。
おわりに
「週刊少年ジャンプ」は中学から買い続けてきました。
ということは、いまから 30 年──もとい 3 か月ほど前(棒)からの習慣です。ところが、それも先週までの話になりました。もう深夜にコンビニへ行き、入荷し立ての「ジャンプ」を買うことも ありません。
さようなら、ジャンプ──。
ヒント: 少年ジャンプ+
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題名は「親が死んでも食休み
」から借りました。
本当は「じきやすみ」と読むけれど、「しょくやすみ」とも読むようです。
今回のタイトルは、親に寄生している引きこもりなニートへのイヤミにも聞こえる。──あ、自分は違いますよ!