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ニセコイ』 Vol 14 「ネエサン」

叉焼@西苑酒家 じっくりと焼き上げる──恋心

まさかの新キャラ投入です!
読者の大半(おもにオレ)が忘れつつある「錠(じょう)と鍵(かぎ)」問題も解決していないのに、もう これ以上の複雑な関係が描かれるなんてことは──あったのだ……。
3 人の「鍵っ娘(こ)」(いま命名)と つぐみんに、いま最大のピンチが訪れる……!

第 117 話 「フクツウ」

少年マンガで盲腸ネタと言えば、アレですよ!
盲腸が治ったサイン(「プー」)が きっかけで、100 年の恋も冷めたり、逆に親密になったりする。
──というのが 80 年代センスですねー。2014 年の現代では通用しなかった。かな。


珍しく桐崎 千棘がメインと言える話でした。
まっ先に病室へ駆けつけたのは(マリーのフライングが失敗したため)桐崎だったし、最後を飾るのも千棘です。
なにより今回の千棘は、楽の前で自然な笑顔を見せられたし、素直に優しく接したところが大きい! そして、いつものように すれ違いや勘違いから険悪に──とは ならなかった。

ただし、一条 楽の視点から見ると様子が異なります。
桐崎の お見舞いには感心していたけれど、本心では小野寺の看病を一番うれしがっていました。これまた いつものことながら、ちょっと切なかった……。


その小野寺 小咲の見舞いは、やっぱり かわいい!
最初に中の様子をうかがうコマからして、もうキュートです! まるで、初めて出会う人間に おびえる仔猫みたい。
ナース寺(でら)」も最高ですね! 何かの間違いで、看護師の格好をする展開に なったら良いのに!


当然のように鶫 誠士郎も来ました!
お嬢の 大切な恋人 だから(棒)」などと のたまわっていますが、けっして桐崎と一緒に お見舞いに来る気は ありません! つぐみんの通常運行ですねー。


立花 万里花は今回もフビンちゃんでした!
自力でテントを張って野営しているのに、まるで報われていません。しかも、「体が弱い」という設定を無視するかのように、室内の床にペグまで打っている!(なぜ、本田さんは止めなかったのか?)
ロールプレイング・ゲームで言うところの、「HP は最弱だが攻撃力は MAX!」という感じなのかな。


久しぶりに「ワンピース組」のことを思い出しました。
小野寺と立花の私服はワンピースが多い
──ただ それだけなのですが、小野寺に関しては一巻から一貫して(うわぁ……)ほぼ統一されています。
たぶん「衣装を考えるのが楽だから」という理由からでしょうが、登場人物のイメージを大切にしているように感じました。


舞子 集はチョイ役でしたね。
──と見せかけて、何気なく置いていった お見舞いのリンゴが事件につながる。「伏線回収」というほどでは ないけれど、面白い仕掛けでした。
というか、お見舞いの品を持ってきたのは集だけかい!

第 118 話 「ネエサン」

「花の妖精たち」みたいな扉絵が華やかです!
でも、よく見ると「花を散らしている」絵なんですよね。花を擬人化すると──彼女たちは死神なのかも……。
死神にせよ天使にせよ家族にせよ、彼女たちのような笑顔に最期は看取られたい。


ユイには、すべてを破壊しそうな危うさがある!
奏倉 羽(かなくらユイ)は、外見も内面も まったく年上に見えないし、この回から すでに楽への好意が全開です!
いままでの絶妙なバランスで成り立っていた「一条 楽ハーレム・ランド」が崩壊しそう……!


なにしろ桐崎の反応が すごかった!
ぼんやりヒロイン」のカンムリを頭に乗せているような鈍感さの千棘なのに、ユイに関しては「ただの幼なじみ」以上の感情を見抜いています!
マリーほど直球じゃないにしろ、それくらいユイが恋愛感情を隠していないからですね。すでに嵐の予感がする……。

第 119 話 「センセイ」

前回、ものすごい表情の万里花が気になっていました。
コミックスなら すぐに「答え」が分かるけれど、週刊連載だと次回まで 2 週間も待ったわけです。それまでは「桐崎や小野寺は知らず、橘と舞子は知っている人物」という関係が不思議でした。
答えは、いつもどおり「物忘れ」だったという……。


ぼんやりガールズ」と違い、マリーだけは特別です!
万里花だけは、あきらかに奏倉のことを覚えている。だから、2 人には特別な思い出(意味深)でもあるのか──と この回には考えていました。そうでも ないと、これほど態度に差は表われませんよね。
「百合百合」した思い出話クルー!? とか思った。

第 120 話 「シリタイ」

とうとう 4 本目の鍵が現われましたよ!
しかも この欠け方は、あきらかに「錠の中に残っている部分」に違いありません! 以前に千棘が錠に差し込んだ鍵を割っていまいましたが、同じことが「10 年前」くらいに あったのでしょう。
だんだんとユイの「本命度」が高まっていきますね!


万里花の記憶力はスゴい!
一緒に暮らしていた一条や神(作者)の目を持つ舞子は ともかく、「いちおうは一緒に遊んでもらった」程度のマリーが、ちゃんとユイのことを覚えています。
一条に二度も忘れられた女」こと橘は、逆に「楽のことならなんでも覚えている」人物である。彼女のアイデンティティと言えるでしょう。

このマリー性格は、一歩間違えば「ヤンデレ」です。
現在でも すでに「ストーカ」体質は間違いない。それなのに、万里花からは まったく「病み」「闇」のニオイがしません(「体が弱い」すらも)。
これは新しい! かも。


皆で お風呂」事件が発覚です!
興味深いことに、つぐみんまで混浴していますよ! 「お嬢の護衛」だから当然とも言えますが、いままでは 10 年前の楽との接点は不明でした。もしかして、10 年越しに思い出した恋心、なのか。

それにしても よくできた話です。
まるで「作者が急に思いついた」かのような……。ままま、まさか、ね(乾いた笑い)。

おしりだけ プカッ」と言えば!
最近では『BLEACH』の朽木ルキアが見事な桃尻を浮かせていました! ラブコメ・マンガ(?)の伝統芸ですねー!
(そう言えば、黒崎 一護後ろ髪と尻だけでルキアだと判断していた。よっぽど見慣れていたのか!? 各自、「ルキア 桃尻」で検索して確かめよう)

第 121 話 「オトウト」

「一条 楽は、約束の相手が 誰か分かったら その人の事を 好きになるのか」
奏倉はサラッと質問していますが、核心中の核心な大問題です! さらに、「いまの気持ちが大切」という点も突いている。ユイには すべてが見えているようです。

ただ、楽の本心は ずっと変わっていません。
小野寺 小咲が好きだ」と──。

いろいろと魅力的な女の子に囲まれ、美味しい目に会いつつも、そこに甘えずに一条は自分の将来へ向かっている。
「公務員になる」という目的も、家業を継ぎたくない だけではなく、お嫁さんのために まっとうな仕事をしたいのかも。
軟弱や軟派に見えて、ものすごく男気があって努力家なところが、楽の良いところです! 「ジャンプ」のなかでも、男として一番魅力がある主人公なのでは?


(イエ)の正体は丸わかりです!
正解は、「着ぐるみを着た宮本るり」ですよねー(!?)。小野寺・母に続いて、るり師匠の「着ぐるみシリーズ」第二弾です。

──と言うほど この 3 人は似ていないけれど、なんだかネタにしたくなる。
でも、るりとイエは気が合いそうな気もします。何時間でも同じ部屋で一緒になって、──ずっと本を読んでいそう。


とうとう楽が陥落──か!? というラストでした。
一条からすると「大事な姉ちゃんを寂しがらせないように、弟として一緒に寝た」のでしょう。ユイが天涯孤独の身であること知ったから、その気持ちも分かる。
だが、しかし! 他人の目から見れば、最後の「一緒に寝た」という事実だけが すべてですよ!

なにより、ユイの本心が核爆弾です!
ユイは完全に一条を男として好きで、しかも 10 年間も温め続けた恋心でした。この熱は冷めそうにない……!
──ああ、その点が同じなので、橘からすると、ユイが一番嫌いな人間になるのか。こちらの嫉妬心も永久に燃え続けます!

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