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暗殺教室』 第 121 話 「解法の時間」

Fibonacci? Col cavolo! 物言わぬ花が──雄弁に知を語る

今回は、なんと 1 話が丸ごと期末試験でした!
本作品では過去にも何度か あったのですが、「テストの描写だけで話を構成する」なんて少年マンガでは前代未聞なのでは? 「進研ゼミ」のマンガでも あるまいし。

──と思った人も多いでしょう。
じつは、今から 30 年以上も前に、高校受験どころか「中学受験をテーマにした少年マンガ」が存在したのです!
コロコロコミック連載の『とどろけ! 一番』は、ゲームセンターあらし』みたいなアクションでテストの場面を描く──という奇抜な作品でした。
しかし、作品の後半は、なぜかボクシングのマンガに変化しています。このあたりも、「ジャンプ」マンガの(悪しき)伝統である「てこ入れ」を先取りしているのかも!?

とどろけ!一番 - Wikipedia

マンガ化で明解に

勉強を題材にしたマンガ作品は青年誌にも見られます。
ドラマ化して有名になった『ドラゴン桜』は、「勉強の苦手だった生徒たちが東大を目指す」という主題が目を引きました。絵はアレだけど。


マンガの可能性を示す別の例を紹介します。
鈴木みそ氏・小沢高広氏の共著『電子書籍で 1000 万円儲かる方法』には、取扱説明書とかがマンガ化されるようになれば、需要はどんどん増えていく」という記述も見られました。

つまりは、「一般的には つまらないモノ・分かりにくいモノをマンガ化する」ことで楽しく読める。まだまだ「コレをマンガに!?」という需要が隠れているはずです。
これからの作家は、『ONE PIECE』や『NARUTO』の二番煎じを狙うのも良いですが、自分にしか描けない世界を目指して欲しいですね。

授業に必要な味付け

日本の授業を料理に たとえてみましょう。
せっかくの美味しい食材(知識)に、化学調味料をどっさりかけて(受験用に改変して)、うまみの出る部分をバッサリ切り落としている(理屈抜きで答えだけを記憶させる)。──そんな印象です。
この激まずメニューに、水道水をブチ込んで味を薄めた料理が「ゆとり教育」でした。わずかに残っていた うまみ(大事な部分)すら消し飛んでしまう……。

食材に適切な味付けをする」ことが大切です。
学校の授業で習う範囲の知識そのものは、十分に おもしろい。将来の役にも立ち、人生を豊かにします。
国語(正確には「日本語」)や数学は、生活のあらゆる部分に登場する。理科や社会を知っていれば、変な詐欺(サギ)に遭う事もない(※)。家庭や(保健)体育は、健康を保つために必要です。英語を知ればインターネットの世界が広がる。

※: とはいえ、「脅し系ナチュラル」(秀逸ネーミング!)などに勝とうと思ったら、けっこうな知識と知恵が要求されるよな……。


──と分かったのは、オトナに なってからでした。
こんな「体はオトナ! 脳内は子ども!」を増やさないためにも、教科書にイラストやマンガを導入する方向の「ゆとり」が良いと思う。

下位に甘んじず

意外な面々の活躍が楽しかった。
初めて口を開いた(ん だっけ?)にせ律さんは、後ろ姿だけを見ればスタイルがバツグンです! ところが、振り返ると──逆・見返り美人だった(なんで体形まで変化してるんだよ!)。

寺坂 竜馬カッコ悪さが格好良かった!
竹林 考太郎すら尻込みする難易度の問題たちに、速攻で殴り込みをかけている。まさに「下手の考え休むに似たり」を体現しています。
バカだからって バカに しやがって!!」という捨てゼリフも笑える!

おわりに

自分は中学三年生で授業に ついて行けなかった。
高校生になって勉強嫌いが加速して、赤点ばかり取っています。よく卒業できたものだ……。
そんな自分なので、「漸化式」なんて見た覚えもありません。工業高校だったから普通科の授業とは異なるとはいえ、科が電子機械だったので習ったはず。
いまになってプログラミングを独学していると、やはり数学の知識──というか考え方が欲しく なってきます。インターネットで調べ物をする時は、スラスラ英語が読めたらな──と いつも思う。


題名は「眼光紙背に徹す」から借りました。
元の意味は、簡単に言えば「読解力に長けている」です。いまの赤羽カルマに似合う言葉ですね。
タイトルは改変して、支配者・浅野 學峯理事長や学秀に対して挑戦する──という感じを狙いました。
カルマの刃は、学秀に届くか どうか──。

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