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暗殺教室』 第 124 話 「教員試験の時間」

Grenade Overdose 正気のまま では──勝機は見えない

殺せんせーの 解雇通知が ついに叩きつけられました!
前原 陽斗が言う所の「禁断の 伝家の宝刀」というか、世界を滅ぼす砲塔と なり得る一手です!
浅野 學峯理事長の横暴は、この世(連載)を終わらせるのか……。

それは それとして。
理事長が突きだした通知を見ると、殺せんせーのことを「地球破壊生物 殿」と呼んでいます。おそらく雇用の時も この名前で登録したのでしょう。給与明細にも こう記載されているに違いない。
たしかに「殺せんせー」は茅野カエデが勝手に付けた名前です。それにしても、カエデも理事長も、「ボクが考えた最強の生物」とか中二病なネーミングで、真面目な場面(?)に似合わず面白かった。

隠された殺意

冒頭の半分はギャグですが、見逃せない部分もある。
殺せんせーが掲げたプラカードには、「浅野學峯は 腹を切って 地獄の業火で 死ぬべきである だって 横暴だもの」なんて書いてあります。相田みつを的なオチがある とは言え、これはヒドい!
生徒たちを苦しめた鷹岡 明や「死神」に対してさえ、殺せんせーが ここまでハッキリとした殺意を向けたことは ありません。


ここには、殺せんせーの本心が隠されています。
殺せんせーとしては、E 組の生徒たちと離れることを一番に避けたいでしょう。より正確に言えば、「生徒たちの教育を途中で辞めること」が耐えがたい。
その気持ちは、理事長も同じである はず。

殺せんせーと理事長が、「いつまで生徒たちを指導したいのか」は不明です。中学生は当然として、高校・大学は どうなのか。
理事長は、「社会に出るまで生徒たちを掌握したい」と おそらく考えている。教育の(人間の?)可能性を限界まで見てみたいのでは。
一方の殺せんせーは、卒業後の生徒たちは ただ見守りたい、と考えていそう。

本当の勝率とは?

殺せんせーが 勝てる確率」には疑問です。
浅野理事長が寺坂 竜馬を指定した理由は、「寺坂のレベルでも解ける簡単な問題」という判断でしょう。
ここで出された「20%」という答えは、ようするに「理事長に本物の手榴弾が当たる確率」に等しい。それなら並の中学生でも解ける。
しかし、この「暗殺」は それほどほど単純ではない。


まず、問題集を開いて解く必要がある。
たまたま殺せんせーに とっての難問である数学は手間取ったが、社会以降は簡単に解けてしまった。ここで すでに 4 科目の差が出ている。

そもそも、浅野 學峯が負ける条件は、「4 問目までを殺せんせーが解き続けて、5 問目に対人用の手投げ弾が残り、なおかつ理事長がギブアップせず問題集を開き、解答に失敗する」必要が あります。ムリゲーすぎるだろ!
とくに、5 問目の英語に はさまれているのが対・殺せんせー用の爆弾だったら、それだけで理事長の負けは ありません。


これら すべての要因を正確に計算すると、殺せんせーの勝率は何 % だろう?
これこそ、椚ヶ丘学園生に ふさわしい問題です! オレには、ムリ。

知能戦の行く末

敵を追い詰めたつもりが、追い詰められていた──。
まさに少年マンガらしいバトル展開でゾクゾクしました! 最近の主流である頭脳戦バトルみたいです。また、また「日本全国 全ての問題集を 憶えました」という ある意味「超能力バトル」的でも ある。
殺せんせーが「超生物」である最大の要素は、マッハ 20 で動ける身体能力よりも、もっと高速で高性能な頭脳です。理事長を称した「完璧な脳裏」が皮肉に聞こえますね!

おわりに

殺せんせーの最大のピンチを作りだしたのは誰か?
もちろん直接の原因は理事長ですが、矢田 桃花も大きく関わっていた点が面白い。「借りパク桃花ちゃん(てへぺろ☆」のせいで、あやうく E 組の暗殺計画が失敗する所でした。
イリーナ・イェラビッチ先生から「ビッ■的な指導」を受けている矢田なら、そのうち驚異的な胸囲だけで殺せんせーを仕留めるかも(?)。


題名は「三尺下がって師の影を踏まず」から借りました。
タイトルは単純に、手投げ弾から離れている生徒たちを指しています。
また、当たり前ですが、浅野理事長も出口の外まで下がっているんですよね。殺せんせーなら本物の爆弾に耐えられるけれど、生身の人間では無事では済まない。
でも、たんなるマンガ的な効果なのか、対・先生用の手榴弾でも爆風が理事長まで届いています。もしも対人用の爆発なら、あの距離でも理事長は重傷を負ったのでは?

ところが、われわれは殺せんせーの性格を知っている。
次回、仮に理事長が時間内に問題を解けず、不運にも人間用の爆弾が爆発しても、殺せんせーなら理事長を助けられます。たぶん、そのような展開になると見ました!

(自分が理事長だったら、数学の問題集を開いた瞬間・テンパっている時に、隠し持った先生用の手投げ弾を大量に投げ込むけれど)

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