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ニセコイ』 Vol 18 「イチゲキ」

七合目花小屋, 一合目から富士山に登る Climbing Mt.fuji, from the starting point of Yoshidaguchi Climb Trail 別れの一杯は──まだ先に

カバーの下では、桐崎と橘が仲良くケンカしています!
本編でも争ってばかりの 2 人なので、せめて表紙くらいは親交を深めて欲しかった。扉絵だと、たまに和気あいあいと していますよね。
でも、見方によっては これはこれで──(ごくり)。

第 158 話 「シツモン」

扉絵の つぐみんは、表情が悩ましい!
強調された胸と腰に ついつい目が行くけれど、彼女を心境を思うと切なくなる。


ポーラ・マッコイも転校していく──。
ツンデレというか「ツン泣き」な彼女らしく、すぐに泣いてしまいました。鶫とは一学年しか違わないのに、ものすごく子どもっぽい。それがポーラの魅力です。
打ち解けるまでに時間がかかった鶫と違い、ポーラは すぐに素の表情が出たと思う。それだけ素直な性格をしている。2 人とも、マフィアとは無関係な人生を歩んでいたら──と ついつい考えてしまう。

季節感のないマフラーがポーラの特徴です。
暗殺教室』の触手使いを思わせる格好には、とくに意味はなかったらしい。武器を隠す役目くらいです。ヒットマンにしては目立つ服装なのに。

モブ男・モブ子にも濃い連中が そろっています。
ポーラに向かって声をかけている男子 3 人組なんて、ほかのマンガなら主役を張っていそう。
昨日の感想でも書いたけれど、『ニセコイ』に おけるモブの豪華さを改めて感じました。つまりは、今の「ジャンプ」で連載を持とうと思ったら、この作品のモブ以上の主役を描かないとダメです!


一条の必殺技「たまたま茶ァ買いに」が出ました!
もう絶対に わざとタイミングを合わせたとしか思えません! かりに本当の偶然だとしても、さみしそうな・あるいは困っているヒロインに出くわすのは、「主人公補正」の効いた運の おかげです。
さりげなく お茶を渡すことで、話をする時間も作っている。楽は、ごく自然に相手の心を開かせる技を身につけています。相手が気心の知れた「友だち」の鶫だから──という点が複雑ですが。

一条の おかげで、鶫は本心を明かしました。
くやしさからとは言え、楽の前で涙まで見せています。そう言えば、一条との「最悪な初対面」から決闘したあとも、楽の目の前(密着状態)で つぐみんは泣いている。その時も、「お嬢を守れない自分」が鶫には許せなかった。

今回の一条も、鶫をとくに なぐさめてはいません。
その代わりに、素直で優しい言葉をかけている。その気遣いが素晴らしい! つぐみのようにプライドが高い人には、なぐさめの言葉で逆に惨めな思いをする。


クロードアーデルトも、千棘を大切に思っている。
だからこそ、彼女のワガママは聞いて あげられません。とくに、一条のことが好きになったとクロードが知ったら、今回の件が なくても全力で引き離そうとするはず。
しかし、アーデルトは どう思うだろう? そもそも、に一目惚れして結婚し、産まれた子どもが千棘でした。そのことを考えたら、恋を優先したがる娘の気持ちは痛いほど理解できるはず。
どのみち「悪者」に なるしかないなんて、お父さんはツラいよ! (ヒント: そもそもマフィアのボス)

第 159 話 「メイアン」

舞子の質問が一条に突き刺さる!
しかし、楽が動揺しなかったことは意外です。もうすこし悩むかと思っていました。
神の眼を持つ集のことだから、「桐崎への恋心に気づいていない一条」も見抜いていたのでしょう。ただ、距離が開けば その恋は冷めていったはず。そのほうが小野寺に専念できて、親友である楽のタメになった かもしれない。
それでも舞子は言わずには いられなかった。どうしても一条に後悔の無い選択をさせたい。──キョーコ先生に思いを打ち明けた きっかけは、楽の励ましです。その恩返しをしたかった──と見ました。


小野寺は無邪気に一条を応援しています。
結果的に自分の恋を自分でジャマしている。小咲は、千棘も楽のことが好き──とは知らないからです。
いや、小野寺のことだから、恋のライバルと知っていても協力したでしょう。そんな優しい性格だからこそ、一条が ずっと好きでいられる。2 人の立場が逆でも、きっと同じ行動を取ったはずです。


桐崎の思いついた「メイアン」が直接的すぎる!
一見、ものすごく稚拙で乱暴な考えです。しかし、千棘の恋は もちろん、警備の問題も片付いてしまう。
一方、楽の反論は弱々しい。説得できない理由として出したのはクロードくらいです。アーデルト(と華)が納得したら、さすがにクロード一人の反対は押し切れるのでは?
──などと甘いことを考えていたら、いまごろクロードが本気を出してきた!

第 160 話 「アイタイ」

一足早くハーレム展開が近づいてきた──か!?
以前から妄想大好きな つぐみんが考えていた「楽の愛人」ルートが現実に迫っています!
一条と桐崎の同居を聞いたときには、つぐみんはビミョーな表情でした。ところが、自分も一緒に住めると聞いた時の目の輝きは、まるで別人のようです!


あのクロードが「お嬢」に盗聴器を仕掛けるとは……!
そもそも連載の当初から盗聴していれば、「ニセコイ」は一瞬でバレていました。そうしなかった理由は、もちろんプライバシィの侵害に当たるからです。組織への裏切りと言っても良いでしょう。
なにより、お嬢に嫌われることが恐かったに違いない!

そんなクロードが、鶫を責めなかったことも驚きです。
組織より先に お嬢に忠誠を誓え」を忠実に実行したとして、逆に褒めそうな印象まで ある。左記の命令は、クロード自身の心境でも あるのでしょう。
ここにも、桐崎のことを第一に思う人間がいる。何人もの愛情に包まれた千棘は、誰よりも幸せです。
たとえ、誰よりも不自由でも──。

第 161 話 「トラップ」

冒頭から男らしい一条です!
つぐみから「命の危険の ある事」だとサラッと言われているのに、即座に返事をしました。そりゃ、初対面の誠士郎から実銃で撃たれてきた男だし、実家は極道だし、度胸だけは人一倍です!
回避能力も それなりにあって、本当に良かった……。


クロードの「騙しおおせると思ったのか」が格好良い!
長らくボケ役を演じ続けてきたクロードですが、さすがにマフィアの大幹部だけあって、決めるところは決めています。バトル・マンガで よく見る「最初は手を抜いていたラスボス」という感じがする。
でも、鶫が「じつは私は女で──」なんて鶫が言ったら、ショック死するくらい驚いたりして。「よくもだましたアアアア!!」とか叫んだりして。

番外編 『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!

奏倉 羽魔法王女として登場しました!
まさかの幼女化で、ファンの層と薄い本をブ厚くしそうな勢いです!
(イエ)も一緒に出ましたが、なぜか彼女は あまり変わっていません。服装が替わったことで吸血鬼っぽく なったくらい。「魔法 吸血コウモリ」という設定なのかな。

ユイもイエも、あまり話に関わらない気がする。
それは本編でも同じです。どうせなら、番外編のほうはユイがメインを張る回が あっても面白そう。
──たぶん、「ユイ無双」に なってほかの魔法少女が不要になるけれど。


原作: 古味 直志氏・作画: 筒井 大志氏のスピンオフ版も発売中です!

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