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暗殺教室』 第 142 話 「迷いの時間」

みかんピラミッド 思い出は大切にして──未来を積み重ねる

長かった過去の話は終わり、現在に戻ってきました。
あとは未来へ突き進むだけ──と簡単には行かない。3 年 E 組の──人類の未来は、暗殺の成否に関わってくる。そう分かっていても、なかなか感情は割り切れません。
それでも、結末は確実に迫ってくる──。

自分殺しと女殺し

茅野カエデの呼び方が固まりました。
彼女の本名が分かったとたんに、潮田は「雪村…さん?」などと呼んでいます。「あの夜の事」をしでかした あとで距離を取る。これも「渚流 暗殺術」の一つですね! 産まれながらの「女殺し」っぷりは、父親からの遺伝かも しれません。渚の父は、エリート志向が強くて気性の激しい妻・広海を射止めている。ノンビリした性格に見えましたが、女心を「殺す」ことが得意なのでしょう。

そう言えば、雪村あかりも気性が激しかった。
あれが彼女の本来の性格で、人当たりの良い顔は演技です。潮田の父・母と渚・カエデは、それぞれが似ている。ということは、潮田と茅野が結ばれても、将来は破局するのかな……。

役者同士

神崎 有希子は、茅野の演技に気付いていたのか?
カエデのことを「やっと同じ場所に来てくれた」と喜んでいます。一方、みんなは「きょとん」と している。神崎のほかは、「茅野は誰とでも仲良くしている」という演技に騙されていたわけです。
また、「いつも少し遠くでクラスを見てた」印象は、有希子に対しても言える。神崎も茅野も、普段とは違う自分を持っています。そのため、神崎にとって茅野は近い存在に感じていたのでしょう。
どちらが本当の彼女なのか──。

プロの立場から

イリーナ・イェラビッチの言葉が重い。
ロヴロ・ブロフスキに拾われた時には、イリーナには殺し屋に なるしかなかった。しかし、今になって後悔をしているようです。この「暗殺教室」が終わったあと、イリーナは どう生きるのか──。

金の代わりに 沢山のものを失う
現時点で殺せんせーを暗殺できたとしても、上の言葉どおりの結果に なるはずです。ただでさえ悩みの多い中学生に、最上級の難問が投げかけられている。
クラス全員の足並みを揃える必要があるのだが──。

反逆の莉桜衆

まさかの中村 莉桜の反乱です!
中村は、いつも おもしろおかしく渚をイジる側でした。その近くには赤羽カルマもいる。今回、カルマは潮田に賛同したので、当然のように莉桜も賛成する──かと思ったのに……。

寺坂 竜馬たちと同じ側に中村は行ってしまう。
もともと莉桜は、二重の意味でヤンキーみたいでした(「アメリカ人」・「不良」)。寺坂グループに入った今、まるでラスボスのように立ちはだかっている──!

新たな試練

皮肉なことに中村たちのほうが「正しい」とも言える。
中村・寺坂組は、「暗殺者として標的と向かい合う」姿勢を崩しません。それは、殺せんせーが ずっと生徒たちに教えてきた「」です。いまでも殺せんせーは、暗殺されるほうを望んでいるのかも。

先生を殺すことが正解で、先生を救うことは間違い
──そんな可能性を考えなければ ならない。いまさらながら、異常すぎる教室だと思い知らされる。

おわりに

雪村あぐりが出てくるコマに注目です。
姉が妹に着せようとしているピラミッドパワー」T シャツがダサすぎる! しかし、それよりも あかりが気になりました。このシャツの下には何か着ているのか──ではなくて。

あかりの腕には、不自然な線が引かれています。
腕も指も、妙に真っ直ぐで硬そうな印象がある。
そう、これは「着せ替え人形」か「マネキン」のイメージです。あぐりは、あかりにも自分のファッション・センスを押しつけていたのかな。
あかりは、芸能界に出入りをしていて、なにより現代の女子中学生です。オシャレ好きな妹は、どう見ても姉のセンスを受け継いでいない。それが あぐりには寂しかったのかも。


題名は「暗中模索」から借りました。
そもそも、人生そのものが暗闇の中を手探りで進むよう でもある。迷うからこそ、新しい道(未知)が見えてきます。
40 歳のことを「不惑」などとも言う。しかし、人間は迷わなくなったらファッ■ですね! (それが言いたかっただけ ちゃうんか~い!)

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