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暗殺教室』 第 147 話 「舞台の時間」

Knives Out 最後に残るは──孤高の一本

扉絵から不穏な空気が漂っています!
潮田 渚赤羽 業の殺意を具現化したような絵ですが──、あまりにもマガマガしい! 「暗殺者の印象」と言うよりは、魔界の住人を描いたようにしか見えません。

渚は完全に女性として描かれています!
カルマの頭の上に浮かんでいるから、これは「赤羽の考える潮田のイメージ」でしょう。──普段からカルマは こんな風に渚を見ているのか……(疑わしい目)。二重の意味で「雌雄を決する」話にピッタリです!
あきらかに西洋風な絵柄だけれど、殺せんせーがいる『暗殺教室』であり日本なので、葛飾北斎の『蛸と海女』のイメージみたい、と言っておこう!(?)

銃に刃向かう

カルマは、ナイフ一本で勝負を決めようとする!
──という格好良い場面ですが、どう見ても来いよアグネス!」来いよベネット! 銃なんか捨ててかかって来い!!」です。本当に ありがとうございました。
パロディ好きな松井 優征先生のことだから、おそらく意識してセリフを選んだはずです。しかし、カルマとしては「言っちゃった……」と後悔していたりして。

ガキ大将の躍進

寺坂 竜馬は、いつの間にか まとめ役をしています!
個人個人の個性を語る言葉は、普段なら殺せんせーが語りそうな内容でした。「お山の大将」が ずいぶんと出世しましたね!

カルマは「悪の官僚」として裏から国を動かしたい。
その夢を実現するために、寺坂を表に立てるつもりです。つまりは、竜馬を国会議員にする。大それた計画に思えましたが、みんなのリーダとして寺坂は成長しそうな予感がします!
赤羽は、すでに未来の竜馬を見通していたのか──!

不安の正体

カルマと渚の思い違いが明かされました。
二人が離れていった原因は、赤羽と潮田では違った解釈が されている。その すれ違いが、大きな不幸を生まなくて良かった。
──それは ともかく、「理由は不明だけれど、気になって仕方がない対象」って、そりゃ恋する相手じゃないか! カルマが本当に恐れていたことは、「ソッチの世界」へ引きずり込まれること なのでは──?


ライバルに憧れていた主人公が努力して相手に近づく。
マンガで よくある展開です。しかし、渚の場合は、最初からカルマよりも才能に恵まれていた(※)。才能に溢れた主人公が好敵手の脅威になる──と言えば『ガラスの仮面』を思わせる。
ただ、渚が持つ「何か」──暗殺の才能は、通常であれば持つだけムダな能力です。殺せんせーが E 組へ来なければ、カルマは一生「何か」の正体が分からなかった。
そうしたら、渚をねじ伏せたい欲求にカルマは悩まされ続ける。いつかは潮田をボコボコに殴り倒していたのでは?

(※: 何度も書くように、第 1 話・ろくに戦闘訓練を受けていない時点で、殺せんせーとの接触に渚は成功している。その後、殺せんせーに自分から触れられた人物が いったい何人いただろうか)

おわりに

題名は「独楽の舞倒れ」から借りました。
コマと同じく、孤高なカルマには いつか倒れそうな危うさがある。しかし、E 組に入ってからは同級生から良い影響を与え合っています。今回のサバイバルを乗り越えれば、もう大丈夫でしょう(地球が爆発しない限りは)。
舞台に関連する ことわざと言えば「清水の舞台から飛び降りる」です。誰でも知っているのに、あまり使う場面がない。とくに「ジャンプ」で育った人には、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の影響で「死ぬ気」が思い浮かぶはず。

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