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ニセコイ』 Vol 19 「センタク」

Two drops of blue colorant to the soap! 洗濯の泡のように──いつかは消える時間

表紙の小野寺が麗しい!
ものすごく目がキラキラしています! 完全に恋する乙女の瞳に なっている。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』的に言えば「shiny and chrome」状態です(不自然な たとえ)。

一方、桐崎たちは不穏な空気が漂っている。
いつも表紙の上部は「好き勝手にハジケる人々」が描かれています。それだけに、本巻の より険悪なムードが強調されました。
1 枚の絵で明暗を表現していて素晴らしい!

ニセコイ オフィシャルファンブック トクレポ』も発売中!

第 162 話 「ワカッタ」

描きおろしの鉛筆画も良かった!
いつもは おちゃらけているクロードの真剣さが伝わってきます。うっかり忘れてしまうけれど、彼はギャングの幹部なのでした。いくつもの修羅場をくぐってきた男の目をしている。

一条 楽も負けていません!
楽も激しい感情が むき出しです。クロードに比べると まだ温厚さが残っていますが、彼も並の高校生では ありません。
ここ一年くらいは、楽も死線をさまよっています。乙女の鉄拳や銃弾など、常人では一生 関わりのない攻撃を受け続けてきました。──よく考えると、極道者の息子として良い経験になっているな……。

楽の父親
「計算通り」

男同士の真剣なケンカを止めるにはどうしたら良いか。
その役目は、野暮天には つとまりません。そこでアーデルト・桐崎・ウォグナーの登場です。そう、ムダな争いを止めるのは、父親の愛情──というよりも、圧倒的な権力でした!

アーデルトの物腰は柔らかい。
しかし、ギャングのボスにまで上り詰めた男です。──かりに(将来の楽と同じく?)「父親の家業を継いだだけ」だとしても、部下たちの絶大な信頼を得ています。つまりは、それだけの力がある。
クロードのビビリ方から見ても、この お父さんには隠された面が ありそうです! 千棘の母・とクロードが出会ったころの話をもっと読んでみたい!


小野寺 小咲の喜びようがカワイイ!
普段は おとなしい小咲が、ここぞと ばかりに全力で飛びかかっています! 爆泣きで抱きつく場面もキマシタワー
普段から小野寺は動物っぽい動きです。今回は とくに子犬みたいでプリティでした! 戦場から帰ってきた飼い主を迎えに来たみたいです(そんなに重い場面!?)。

ここまで歓迎されたら桐崎 千棘も うれしい!
モブ子ちゃんたちも すっかり打ち解けています。転校してきて友だちが皆無の状態から、よく ここまで仲良くなれたものですね。
「楽とセッ久接近できた」という場面も良いけれど、こういう「和気あいあい」が個人的には好きです(いまナニか混入していなかった!?)。

橘 万里花も千棘と本当に仲良くなって欲しい。
しかし、それだけの「時間」が残されているか……。


ポーラ・マッコイへの お祝いがヤバイ!
スカートを履いた女子高校生を大勢で胴上げ……だと……!? そんなことをしたら、ポーラのマッコイ部分が丸っと出しきってしまうッ!(?)
──そんな心配をしていたら、描きおろしで現場中継されました。あきらかにパン・2・○・見え丸見え状態じゃねェか!(良いぞ、もっとヤれ!)


禍福は糾える縄の如し」と言います。
せっかく引っ越しが中止に なったのに、千棘には ありがたくない「オチ」が待っていました。「居眠りキムチ事件」でズコーっとなった読者の気持ちを味わうが良い!

第 163 話 「キレハシ」

ニセコイ』は、あらゆる「ベタ」を網羅する!
当然のように「居候ネタ」も消化済みです。しかし、同居している人物は奏倉 羽でした。たしかに、「女教師と一つ屋根の下」というシチュエーションは少年誌では珍しい。
今回、ようやくメイン・ヒロイン(の一人)が居候に来ました! ──とは言え、一条家に お泊まりするヒロインは、千棘も含めて過去に何人もいましたけれど。


案の定、『To LOVEる』(トラブる)の連続です!
ごく自然に桐崎がソープだらけ(意味深)に なっている! 洗濯をすれば泡まみれ、ケーキを作ればクリームまみれ、それがラブコメの鉄板です!

そして料理は、もちろん戦火が残る黒焦げでした!
ところが、味は進化たようです。一条を思って料理を続けてきたから、それなりに上達したらしい。
たちは、楽が作る料理に舌が慣れています。日常的に美味しいモノを食べ慣れている。そんな連中が納得する味まで作れたのか!
──ただし、楽の手伝った部分が大きいけれど。


慣れとは恐ろしい。
同級生の「コイビト」布団を並べて寝る。──この異次元の出来事に対して、二人とも「それなりの動揺」で済んでいます! 読者としても、ほんのりニヤニヤする程度で読み進んでしまう。
いろいろ あった(意味深)からなぁ……。

第 164 話 「マホウノ」

絵本の話に進展が来ました!
鍵と錠」に関係した人間は、ほぼ全員が「記憶喪失ぎみ」というカードを切っています。事情に詳しい奏倉や橘も沈黙を守っている。
この状況を打破する切り札として、小野寺 春を投入してきました! ついでにロリ春も見られて至福です!


恐ろしい事態が発生しました!
仮にも「コイビト」同士の高校生が、二人ともクリスマス・イブを忘れる。そんな状況が あり得るのだろうか? 記憶喪失どころか、本格的にヤバいような……。
この作品ではクリスマスの扱いが雑すぎる!

それは妹の春も同じでした。
「クリスマスに男子を部屋に入れる」という一大イベントをサラッと消化しています! 「さっさと 行って下さい」「じゃまです」まで言う!
オトコを部屋に連れ組むくらい平気な春ちゃんでした。


小野寺が約束の女の子で確定……か!?
第 1 話から さんざん引っ張ってきた問題に決着が付きそうです! ──が、いままでの経緯から考えて、まだまだ「すべてをひっくり返す新事実」が出てきそう。
のどかな温泉地を撮影した「99% 本人」のビデオくらい信頼は できません!

ペンダントと鍵は、すでに「呪い」と化しています。
最初は「錠を開ける鍵が見つかったら、運命の子と再会できる」という希望でした。それが いつの間にか、「ペンダントを開けるまでは好きな子に告白できない」という制約に変わっている。

そもそも、一条が好きな相手は小野寺です。
それは第 1 話から変わっていない(はず)。それなのに、「もしも鍵の持ち主が小野寺だったら」「小咲じゃなかったら」と悩んでいる。
「本当に好きな人」と「鍵と錠の問題」は、じつは まったく別の問題です。第三者から見れば分かるのに、当事者たちは呪いに縛られている。
──だからこそ面白いんですけどね!

第 165 話 「モミノキ」

真夏に眺めても さわやかな小野寺です!
ニセコイ』と言えばワンピースが多い。しかし、さすがに冬場は厚着が必要です。温かなコートに身を包みながら、絶対領域を作り出している! ブーツやバッグも上品で小咲らしい。

そんな同級生とイブにデートをする。
──これが「付き合っている」と言わずに、なんと呼べば良いのか……!?


ときめきメモリアル』的な話になってきました。
あのゲームでは「告白すること」が条件です。そのために主人公は 3 年間をドブに捨てる必死に がんばって過ごすのでした。
それに対して伝説の もみの木は、「男女で一緒に見る」だけで目標を達成できる! この地方らしいボンヤリした ゆるい設定です。
この程度だったら、偶然を装って意中の相手と見ることも可能なのでは? ──とは言え、かなり有名な伝説でしょう。地元の人たちはカップル以外は近寄らないと見た。知覚能力に多少の問題がある一条たちでも ないかぎりは……。

第 166 話 「タノシミ」

なんともクリスマスらしい食事風景です!
春の策略で急に始まったデートとは言え、せめて どこかのレストランで食べれば良いのに。たこ焼きの たこも、まさか自分がイブに食されるなんて思わなかったでしょう(?)。

しかし、この「場当たり感」が高校生らしい!
貧しい食事シーンが、ういういしく感じました。デートで このような場面を味わうなんて、あとは「付き合って 3 年目」くらいまで許されませんよ!


デートで映画は鬼門です!
まったく会話はできないし、好みの問題も ある。下手をすれば 1-2 時間がムダに なってしまう。そればかりか、「こんな映画なんて観なければ良かった」という後悔が ずっと残ります。

そんな常識も、仲良しカップルには無意味になる。
お互いに「周波数がピッタリ合っている」状態を確認し合っています! 『バクマン。』を思わせる場面でした。
それにしても小野寺さん、映画の鑑賞中に楽をガン見って……。なんという積極性だ!

ニャック
「オレを見ろニャ!」

ふに ふに小咲さんが最高でした!
ふとんのモフモフ感に興奮する様子は、やっぱり動物を思わせる。ネコが ふとんをモミモミする仕草に似ています。仔猫時代を思い出す行為らしい。

平然とトリ行為まで小咲は成し遂げています!
いつもの小野寺さんの行動とはいえ、真っ昼間から公衆の面前でヤるとは思わなかった。
興味深いことに、はしゃぎすぎたことを自覚したあとも、小咲と楽はベッドから下りていません! 以前だったら、小野寺はスライム状に溶けながらダッシュで逃げたはず。
もう完全に夫婦じゃねェか!

おわりに

すでにペンダントは無意味な遺物です。
しかし、いまさら「無かったこと」にも できません。ペンダント親指を突き立てながら溶鉱炉に沈んでいくとしても、「アイル・ビー・バック」とか良いながら戻ってくる(?)。
ということで、感想は後半に続く……。

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