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暗殺教室』 第 157 話 「敵の時間」

Passion 情熱の果実は──熟れきる機会を待っている

おちゃらけた前回から一転しました!
殺せんせーの暗殺を目論む組織が描かれる。組織と言っても、脅威となるのは たったの 2 人です。ところが、その 2 人こそが あらゆる殺し屋よりも手強い。
以前から殺せんせーを知る 2 人は、3-E の生徒よりも優秀なのか──?

殺意の正体

やはり、「二代目」も触手生物と化している!
高層ビルを砂に変えるとは、殺せんせーと同じ超スピード──とは違う能力なのか。想像するに、殺せんせーよりも強力な触手を持っているのでは?
この一年近く、ずっと「シロ」は触手の研究を続けています。堀部イトナの時は、既存の技術をそのまま使っているだけだった。現在では、さらに進化した触手細胞を生み出したに違いない。
一方の殺せんせーは、先生としては成長したけれど、超生物の能力は変わっていないはず。最近の流行である「最初から強い主人公」の中でも、「まるで成長していない……」人物は珍しい。

天才の欠点

柳沢 誇太郎の印象が少し変わりました。
いままでは、いつも怒鳴っているサイコ野郎という印象です。ところが、柳沢は冷静に自分自身を分析している。クールな科学者で ありながら、情熱が欠けていることを弱点と考えられるのはスゴい。

ただ、雪村あぐりを求めた理由はヒドかった。
柳沢は雪村のことを「栄養」としか見ていない。なにしろ情熱が──恋愛に最も重要な部分が皆無だからです。色恋沙汰も「勝負」と考えてきたのでしょう。一部は当たっているけれど、テストで言う「部分点」しか取れない。

ヒトかモノか

教師の資質が欠けていた時代の「死神」が描かれます。
人間を道具としか見ていない目は、何の感情も映っていなくてゾッとしました。数え切れないほどの命を奪ってきたから、ヒトをヒトとして見られないのでしょうか。

二代目は、死神の暗殺を間近に「見て」憧れた。
だからこそ、死神から見られていないことは、二代目にはショックだったはず。「親のカタキ」であることを意識した回数も多かったのでは?

弟子の目から見ても

二代目は殺せんせーの正体を知らなかった。
そればかりか、山ほど観察する時間が あったのに、「コナン = 工藤新一」「殺せんせー = 死神」を見抜けない(何か混ざってないか!?)。前から不思議でした。
二代目が仕掛けたワナにハマり、死神は処刑される。そう信じていたでしょう。なにより、死神時代と殺せんせーでは性格が違いすぎる。殺せんせーが暗殺術を使う機会も皆無です。
なるほど、疑問を持たなくて当然ですね。

因縁深い生徒

柳沢も二代目も「3 年 E 組の生徒」でした!
「恩師を殺す」という点では、柳沢も潮田 渚も同じです。「敗北から成長した」ところは、二代目と赤羽 業が共通している。
同じ生徒として、殺せんせーは全員を受け入れるでしょう。ただし、この 2 人の殺し屋コンビは先生を受け入れないけれど。

熱した感情の行く先は

殺意以上に… 人の情熱を呼び起こす ものはない
──そう柳沢は語る。悲しい結論です。「相手を手に入れたい」という点では、恋でも実現できたのに……。

情熱の向かう先が恋愛ではなく「仕事」だった。
これは、日本人に特有の病かも しれませんね。
柳沢を治療するには、ラテンのノリを身に つけさせることです。殺せんせーの手入れによって、髪の毛をドレッドにして しまおう! (本当に そんなオチが待っているかも!?)

おわりに

題名は「汝の敵を愛せよ」から借りました。
改変後の意味も ほぼ同じです。本編でも語られているように、自分が憎む相手から教えられることは多い。好意を持った人よりも、むしろ学べる機会が多かったりします。
ただし、若いころは気付けない。自分も今に なってから、「あの人の話をもっと聞いておけば良かった」と よく後悔します。後ろを向いていても仕方が無いので、これからは学ぶ姿勢を忘れないでいよう!

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