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ニセコイ』 Vol 20 「メイレイ」

成人式 成人の日の思い出は──温かな つながりと共に

カバーの折り返しコメントにも注目です!
われらが『ニセコイ』は、「現時点ではジャンプのラブコメでは最長記録」とのこと。どれだけ「ジャンプ」でラブコメを続けにくいかが分かります。

一方、『スケット・ダンス』は 32 巻まで出ました。
しかし、あちらは学園ギャグ・マンガというところでしょう。個人的には「ラブコメのネタ潰しマンガ」という一面にも注目していました。同じ時期に連載をしていてた『ニセコイ』が潰されずに生き残ってくれて ありがたい!
ということで、『ニセコイ』とスケダン』の新刊マダー?

第 176 話 「オコサマ」

成人前の先生」は いかにもフィクションです。
ユイのように飛び級を重ねて教員職に就いた人は、現実世界で存在するのでしょうか? とくに日本だと現実味が薄い。若いというだけで軽く見られる社会ですからね。
また、近い将来は 18 歳で成人に なりそうです。そうなると さすがに「未成年の先生」は難しいでしょうね。──この字面には非常にソソルものが あるけれど。


今回の奏倉 羽は とくに美しかった!
マフィアの首領というよりは お姫様と呼ぶにピッタリな衣装です! メイクと髪型も そろうと、さらに中国の色合いが濃くなっていく。

──と思ったのも つかの間、速攻で脱がされました!
ここは「千棘グッジョブ!」と叫ぶべき場面でしょう! 発端と言えば桐崎の異常な食い気──ではなく、楽へのヤキモチという所も かわいらしい。
しかし、冷静になって考えると、「チャイニーズ・マフィアのドンが、アメリカン・マフィアのボスの娘に恥をかかされた」ワケです。普通に考えれば──全面抗争待ったなし!
ここが『ニセコイ』で助かった!


桐崎 千棘は奏倉を「大人なんだなぁ」と思っている。
一方、橘は「誰より一番子供」と言う。いったい、どちらが本当のユイなのか? ──どちらも正解でしょう。大人の面と子どもの面の両方を奏倉は備えている。
自身が望まないままに──。

マリーのほうが羽のことをよく理解しています。
嫌っているワリに気持ちが分かる理由は「同属嫌悪」かも しれません。「頭の中にお花畑が咲いてる」のは、他人から見た万里花にも当てはまる。ただし、マリーが演技で そう見せているだけです。
そう考えると、万里花と羽は、似ているのではなく正反対とも言える。本当の橘は大人びているのに子どもに見せて、奏倉の本質は子どもなのに大人に見せています。

憧れは 理解から最も遠い感情だよ
──『BLEACH』のセリフを思い出しました。数ある名言の中でも、深く心を突く至言です。
桐崎は、文字どおり羽に憧れているから本質が見えていない。橘は、気楽に見える奏倉のように振る舞いたいから嫌ってしまう。
また、「恋は盲目」も憧れと理解の関係から生まれる。


こんな日が毎日続けば いいのにな
この(五七五な)言葉は、全『ニセコイ』ファンの願望です。マンネリと言われて久しいけれど、それでもページをめくるたびに新しい笑いと涙が こぼれてくる。
いまから「サザエさん』方式」に なりませんか!?

第 177 話 「オモエバ」

ユイの結婚話が持ち上がりました!
イエ)も言っているように、「級に結婚が来たので」という話では ありません。いつかは必ず この日が やってくる。
それでも、今年で ようやく 20 歳のユイには、まだまだ早すぎる話に感じてしまいます。しかし、それも中国マフィアのドンとしては避けられない運命なのか──。


イエの一条に対する評価に驚きました。
あの矮子(ガキ)も一応 水準以上と認めてる」とのこと。イエの厳しい御眼鏡に かなうとは、これは意外な高評価でした。
一条 楽は、何も知らない人から見れば「女たらし」や「モヤシ」に思われる。ところが、情に厚くて心配りのできる男です。四六時中、ユイと一条を監視しているイエなら、その本質を十分に見抜いたでしょう。

ちなみに、「矮子」の意味を調べて笑いました。
中国語で「背の低い人,ちび」とのこと。イエちゃん、自虐にもホドが ありますよ!


ほのぼのした思い出話が描かれました!
伝説の「楽の腰」を上回るようなハプニングでは なかったけれど、奏倉には十二分に大事件です! 「キスから始まる初恋」なんて、それだけで物語が作れそう!
ここが『無邪気の楽園』だったら、一話丸ごと使って念入りに描かれるはずです!
ああ、なんとも惜しくて淡い昔話でした。

第 178 話 「オトナニ」

奏倉の爆弾発言が一条を襲う!
ジュウタン爆撃と言っても良いくらいの連続攻撃で、楽の心は焼け野原どころか小石すら粉々です。
なにしろ、楽からすると「羽姉をそういう風に考えた事 一度もねぇし」とのことで──。毎晩のように添い寝しているはずなのに! うらやま死刑だけれど、姉として・家族として見ると そう思うのかな?

ところで、楽が持っていた料理は どこへ行った?


ニセモノの恋」の定義に幅が出てきています。
もとはと言えば「ニセコイ」は、桐崎と一条との間で行なわれる「おままごと」でした。それが「マジコイ」に変わった時点で、じつはタイトルの意味も変わっていたのかもしれません。

「家族のような結びつきを求める子供の気持ち
──「ニセのコイ」には そんな一面も出てきました。万里花が楽を好きな理由も、子ども時代の関係に依存しています。この点が同じだから、マリーはユイが誰よりもジャマ者に思えてしまう。


そして、子どもの恋をしているのは楽も同じなのかも。
最初から ずっと一条は小野寺 小咲に一筋でした。その真っ直ぐな気持ちは男らしい。
──そう思っていました。しかし、もしかして「オレは小野寺が好きなはずだ」という思いに楽は とらわれているだけなのでは? 小咲を思い浮かべようとして千棘が出てきたときに確信しました。

──とは言え、まだ高校生ですからね!
ユイも ひっくるめて、ハタチや そこらで「本物の恋」なんて見つかる ほうが奇跡です。とくに、この作品の登場人物は ほとんどが初恋しか経験していません。本当のパートナなんて、これから先に現われる可能性が高い。
──なんてことを言っていたらラブコメなんて書けないけれど。でも、『ニセコイ』を始めとする少年マンガの恋愛観って、「昭和」というか「戦時中」のニオイがする……。
なぜ みんな、カミカゼハラキリ特攻精神なんだぜ?

第 179 話 「メイレイ」

奏倉は「約束の女の子」ではなかった。
それは初めから本人が知っていたようです。「鍵と錠」の話に縛られず、ずっと一条を好きだった。いつまでも子どもなユイは、ひとりでに大人の恋心を抱いている。

そもそも、カギに こだわるのは一条ひとりですよ!
楽にはそろそろ「違う意味の鍵と錠」(意味深)をこじ開けて欲しい(ヒント: 少年誌の限界)。


ラストには本当にビックリしました!
もう このままユイは日本も離れていくのか──とまで思っていたからです。キョウコ先生の前例もあるし、途中退場も あり得る。
荒療治にしても破壊力が大きすぎます!

番外編!! 『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!

大賢者ルーリンの登場です!
変身の直後はトップがレスに見えるけれど、それ以降はブラ的なモノを身につけている。どちらにしても、本編と同様の控え目な表現です。もっとマンガ補正を入れてあげて!


ついに死闘の決着が付きました!
──って、今までの苦労は何だったのか!? バリアビームの戦いが、股間蹴りという究極の必殺技で締められました。どれもこれも子どもの発想じゃねェか!
本編の舞子 集宮本るりと同じ力関係でしたね。どれだけ世界観が変わっても、この二人は変わらない。
末永くお幸せに──(?)。


そして次回で完結してしまう!
けっこう楽しみだった番外編だけに残念です。今後は「少年ジャンプ+」の連載に期待しましょう! とくに単行本では、「週刊少年ジャンプ」では載せられない胸の頂点を描く「ナントカ券ナントカ券」もバンバン発行しまくりです!

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