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暗殺教室』 第171話 「ラスボスの時間」

Visualize a Sonic Boom
音速の壁を超える──戦闘機よりも大敵

いまだに「司令官の名前ネタ」を引っ張っています!
第1コマ目にて、不自然な位置にシロの画像を置いて隠している。わざわざ英文まで用意したのに見せない徹底ぶりです。いったい何が作者を駆り立てるのか……?

ここまで しつこく繰り返されるとネタに思えなくなる。
笑いを取るためではなく、本当に彼の名前が重要となる伏線なのかも? 生徒たちの家族なのか、あるいは「死神」と血が つながっているのか? ただ、死神の名前が不明なため、後者の場合は無意味です。
司令官の名前には どんな仕掛けが あるのか?

思いっきりネタ全開の名前だったりして。
カワタニ・ベッキー・フリン」とか(こらー)。

「NO.2」の返上

二代目」は最高速度も初速も殺せんせーを上回る!
殺せんせーの初速は時速600km程度です。柳沢は「基本性能が倍」と言っているけれど、二代目は それ以上の脅威と なっている。最高速度よりも初速のほうが実戦では重要だと思うからです。
すでに絶望しか見えない──。

悪意の実体化

触手生物は、テロ対策として実用化できないでしょう。
たしかに「1匹いれば対テロ戦争もカタがつく」。けれども、その命は「メンテナンスの必要がない使い捨て」です。そんな触手生物に志願する人間は、はたして二代目の他に現われるのか?
よっぽど標的に強い憎悪でも持たない かぎり、志願者は出てこないはずです。安っぽい正義感では触手細胞を埋め込む激痛にすら耐えられない。
あるいは、ダマシてでも触手化する手はある。しかし、事実を知ったあとは、恨みを持って襲いかかってくるはず。その破壊力は、テロよりも脅威だ……!

安全で完璧な兵器」など存在しません。
「殺せない」無敵の生物は二代目で──いや、柳沢で最後に なるでしょう。そう願いたい……。

捨てた過去と未来

「ラスボス」とは、やはり柳沢 誇太郎です!
柳沢まで触手細胞を自身に打ち込むとは思いませんでした。殺せんせーに全てを奪われた(と柳沢は考えている)とは言え、自身の命まで投げ出すとは……。その執念が恐ろしくも悲しい。
茅野カエデに非難されてムキになった」のかと最初は思ったけれど、以前から少しずつ超人になる準備を整えていたようです。眼球を失ったことすら、触手細胞を硬化させる光線のために利用している。


もしも柳沢が雪村あぐりを少しでも愛していたら……。
「倒すべきラスボス」を見た今でも、その可能性を考えてしまいます。あぐりなら、柳沢まで救えた可能性は ある。
月を破壊して責任問題に問われ、「死神」を逃がす事態に なったとします。それでも、誰かに愛されていると感じれば やり直す希望も わいてくるはず。
しかし、その「もしも」は永久に やって来ない──。

最終決戦

次回は ついに触手生物による正面戦闘です!
「敵から手に入れた力で戦う」「旧世代vs.新世代」という王道展開が熱い! さらに言えば、「もともとは悪人だったのに正義に目覚める」も正当派と言える。
乱暴に まとめると「よくある展開」なのですが、そうは思わせない作者の力量に圧倒されます。


さて、決着の付き方も王道でしょうか?
少年マンガ的に考えれば「悪(柳沢と二代目)は滅び、殺せんせーは元の人間に戻る」です。しかし、最近では使い古された手法は飽きられてしまう。むしろ先のような展開は「意表を突く結末」になる。

それに、殺せんせーは殺せんせーのままでいて欲しい。
たしかに、最初はムリヤリに改造されました。しかし、研究所を脱出したあとは彼の意思で「弱い存在」に変化している。かつての死神は死に、「殺せんせー」こそが彼自身です。
──という予想や希望も裏切り、もっと斜め上な展開が来そう。それこそ楽しみですね!

おわりに

名前のトリックは『食戟のソーマ』にも出てきました。
主人公である幸平 創真の「名字」が引き金です。今週号の「ジャンプ」で出てきた この話は、最近の騒動をすべて ひっくり返す起爆剤になりそう。
何週にもわたる壮大な茶番劇が面白かった! (「茶番劇」は首謀者に対する言葉であり、作者への中傷ではない ことに注意!)


題名は「黒白を争う」から借りました。
上記の読みは「こくびゃくをあらそう」です。今回のタイトルは「ころびゃくを──」という感じかな。文字どおりに「殺せんせーが勝つか・シロ(柳沢)が勝つか」という意味です。
「二代目 殺せんせー」の立場なし(いつものこと)。

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