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暗殺教室』 第176話 「やってきた時間」

Graduation Day
父のような師と別れ──世に羽ばたく

今週号の「ジャンプ」の表紙は『暗殺教室』です!
さらに巻頭カラーも飾りました!潮田 渚の笑顔が まぶしい!
──と連載が始まってから何度カラーの告知を書いてきただろう。殺せんせーと同様に怪物のような作品です。
しかし、今回は今までにない言葉が刻まれていました。

LASTまで あと5回!!

──ハッキリと「卒業」の時期が示されています。
打ち切り以外の円満終了が珍しい週刊連載の中でも、さらに異例の事態と言えるでしょう。
今回を入れて残り5回のため、来週から4回分の連載が残っています。その事実が信じられないような終わり方でした。
ここから どうやって続けるんだ!?

最悪の目覚め

女子中学生野外半裸露出……だと……!?
To LOVEる』的な状況にも関わらず、茅野カエデの場合は ありがたみが半減──いや256分の1くらいに減ってしまいます。特定の層にはド直球なんですけどね!

堀部イトナまで茅野に同情しています。
イトナも、カエデと同じく発育が良くなさそうなのに。二人とも元・触手使い同士で姉・弟のような関係のため、遠慮が ありません。
もしかしたら、茅野と堀部でコンビを組んで殺せんせーを襲っていたかも しれない。そうなったら、殺せんせーは二人とも救えただろうか? どちらか・あるいは両方とも命を落としていた可能性は高い。
こうして冗談(本音?)を言えることが幸せです。

今なすべきこと

和やかな空気の中、非情な現実を思い知らされる。
当たり前のように「地の盾」が行く手をはばみ、「天の矛」が空に輝いています。二人の殺し屋が消えた今でも、何一つ危機は去っていない。

この状況で生徒たちに できることは何か?
──「絆を守って卒業するために恩師に対してすべき事」とは、「疲れ切って動けない先生を押さえつけ」、「先生の心臓にナイフを突き立てること」でした。
なんという悲劇なのか──!

死神」の命の価値

ところが、今こそ一年間 待ち望んだ瞬間です。
この教室が始まって以来、生徒たち──どころか当の先生も含めて暗殺の達成を目指してきました。そのために多くを教え・多くを学んだ。先生も生徒と一緒に成長しています。

ただ、最初は こんな結末は想像できなかった。
生徒と読者は、連載の当初に「暗殺成功の賞金100億円」を聞かされています。ゲーム感覚で「このラスボスをどう攻略するか」を思い描くだけでした。
雪村あかりは、ほかの生徒よりも深い事情を知っている。渚は、客観的な視野を持つ。その彼らですら、「暗殺したあと」は考えていなかったはず。
「その時」は必ず来るのに──。

殺し屋の運命

思えば柳沢 誇太郎と「二代目」も悲惨です。
彼らは、殺せんせーを暗殺するために「地の盾」の通過を許可されました。それには各国政府の要請も あったでしょう。それでも、彼らは二人とも自分の意思で来た──と思っていたはずです。

しかし、もしも二人が暗殺に成功していたら?
殺せんせーを倒した「触手生物」である「怪物」を各国の首脳が生かしておくでしょうか? 触手を軍事利用したがる国は多そうですが、すでに柳沢の研究所は十分な研究結果を残しているはず。
結果、どのみち「地の盾」は そのままに「天の矛」が発射されたに違いない。

おわりに

題名は「天高く馬肥ゆる秋」から借りました。
いつものように「やってきた ことわざ」で検索して出てきた言葉から適当に選んでいます。最初は「馬乗りする」にしようかと思いましたが、ネタバレすぎるし下品になる。
「年越ゆる」「年を越す」「年越し」は、ご存じのとおり大晦日から元日を迎える時に使います。しかし、今回は「卒業して新年度・新学期が来る」意味に取って欲しい。
いつもながらの苦しい言葉遊びでした。

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