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暗殺教室』 番外編 #3 「素性の時間」

"Canadian Criminal Law, Review" vols. 2-10
時には法を武器にし──時には法をくぐり抜け

殺し屋たちが人助けのために動く!
なんだか矛盾した話に聞こえます。しかし『暗殺教室』に おいては異常が正常になる。危険な触手生物が教卓に立ち、暗殺者たちが授業を受けてきました。

それでは居酒屋の薄幸な親子の役割は?
──番外編とは言え『暗殺教室』らしく意表を突いた展開が待っている!

母を思う娘

前回は天使だったちゃんが不良に なった!?
ドスを持って『カチコミ!!』に行く勢いです。包丁の持ち方が ぎこちない。
血なまぐさい展開になる──と思いきや……。

混乱した蛍の顔は潮田 渚にソックリです!
たしかに茅野カエデよりは渚に似ている。殺せんせーの接し方も渚の時と ほぼ同じです。小学生向けに話のレベルを落としたりもしない。ちゃんと一人の人間として扱っています。
蛍も将来は渚やカエデもことを知るのでしょうか。彼らを育てたE組の一年間と「タコさん」の正体も──。

同じ道を行く者

死神」と比べれば殺し屋たちは数段 劣ります。
ところが死神は優れた同業者としてシーカーを始めマリオチャンタたちを調べていました。
しかも なんとチェックしている画面には ふとしまで映っている! 弁護士としては有能かも しれませんが、暗殺稼業には向いているのか!?

母親の素顔

の変わり身に またダマされた!
油断させて接近する手口は何度も見ている。第1話の渚や第128話の雪村あかりと同じです。それでも殺せんせー(と読者)には有効な手段になる。くやしい!
とくに梓の内面を描いたことは効果的でした。「…吐き気がする 朦朧とする」理由は、たとえ演技でもゲス男と接したからです。

殺し屋たちの転職を喜ぶ蛍の表情も違って見える。
「やっとライバルが あきらめてくれた」顔だと感じました。つまり蛍は女子小学生 暗殺者です!
ただし梓が言うには、蛍まで助けに来たことは予想外でした。自分の事より他人の幸せをまず考える。この言葉どおりの良い子なのかも しれない。
そう願いたいが……。

おわりに

題名は「氏素性は争われぬ」から借りました。
元の意味は「生まれや血統のよし悪しは、必ず人柄に現れる」です。「血は争えない」と同じく「争えない」とは「否定できない」意味になる。

以上の言葉は嫌いです。
人間は環境に左右される。「氏より育ち」の面が強いと思う。ちょうど『暗殺教室』のテーマでも あります。
──今回のタイトルである「素性」は「家柄・血筋」ではなく「性質」の意味だと思うけれど。

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