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HUNTER×HUNTER』 No.359 「出航」

Blood "Moro" Orange
一滴残さず──絞り上げる

おかずクラブウド鈴木が『H×H』に参戦か!?
そう思わせるソックリさんが登場しました(約一名は即・退場したけれども)。著名人らしき人物を作中に出すのは、作者らしい お遊びです。ただし最近は ご無沙汰だったため、意表を突かれました。

うる星やつら』のラムに似た司会役も出てきます。
鬼の角の代わりに「ケモ耳(獣のような耳)」が付いていてカワイイ! 腰のあたりに丸いシッポも飛び出している。動物には詳しくないため分かりませんが、洋犬の一種でしょうか。
しかし、どうしてラムなんだろう? 冨樫 義博先生の奥さま・武内 直子先生のキャラなら まだ分かるけれど。高橋 留美子先生は、お二人の ご友人なのでしょうか。

(今の時代に「ラム」と言えば『Re:ゼロから始める異世界生活』のラムだよなー)

静かな旅立ち

ついにブラック・ホエール1号が出航しました!
同時にカキン王国の王位継承戦も始まっている。どのような手段でも生き残った者が次のカキン国王です。
極端なことを言えば、セレモニー会場を爆破すれば話が早い。──さすがに そんな愚か者は いなかったようです。多くの要人を巻き込むため、たとえ王位に就いても世界中から恨まれる。

セレモニーの最中に暗殺は起こると思っていました。
ところが、一番の武闘派と思われる第1王子・ベンジャミンですら紳士的にパーティに参加しています。もちろん、人目に付かないところで別に王子と一対一になれば話は別ですが……(ぶつ切り? ミンチ?)。

姉妹の裏の顔

姉のカチョウが妹をさんざん利用して最後に裏切る
──と前回の感想で予想を書きました。もう一ひねりして「までがフウゲツの思惑どおり」とも付け加えている。どうも この予感が当たっていそうです。

見た目どおりにカチョウは気が強い。
カチョウは、弱気なフウゲツを利用して姉妹で生き残るつもりです。──表向きは。
ところが、カチョウはフウゲツにすら嘘を言っている可能性が高い。その事実を知る人物は、地獄耳のセンリツだけです。カチョウは いったい何を隠しているのか?
──自分を偽っているのは胸のサイズだったりして。

事件の関係者は

王位継承戦を知る人物は少ない。
今のところ部外者の中ではクラピカだけが事情を知っているようです。パリストン・ヒルでさえ継承戦を知らないらしい。「協専ハンター」たちも同様です。
ということは、センリツも状況を熟知していないの だろうか? だから「他の王子 殺ってくよ」というカチョウの内緒話が恐かったのかも。

この状況でクラピカは どう動くのか?
任務に就く前のクラピカは、第4王子・ツェリードニヒと接触して「緋の眼」を取り戻すことだけが目的でした。しかし、第14王子・ワブルの母であるオイトと話してからは心境が変化している。母娘を守る気です。
そのためにも、まずは「導く薬指の鎖」でクラピカは犯人を捜そうとする。実行犯が「ダウジング チェーン」のことを知らなければ暴けるはず。ただ、それほど簡単に犯人が割り出せるとも思えない。

血をすする者

ウッディー(笑)を殺したのは念能力なのか?
「体に開けた無数の穴から血液を搾り取る能力」と言えば、幻影旅団のシズクです。クモ型キメラ・アントであるパイクの血液を「デメちゃん」は すべて吸い取っていました。あの時の惨状と今回は よく似ている。

ただ、わざわざシズクが吸血で暗殺するだろうか?
ブラック・ホエール1号に幻影旅団が乗り込んでいることは間違いない。しかし、お宝探しが目的です。かりにオイトが宝物を持っていたとしても、護衛を始末して死体を放置する意味はない。仕事が雑すぎます。

別の人物の仕業と見て間違いない。
そして──念能力者ではない可能性もある。吸血型のキメラ・アントなら今回の犯行が可能です。大量にキメラを確保しているパリストンが送り込んだのかも。

脅威の真相

今回の襲撃は「脅し」に感じました。
じわじわと警護の人間を消すことで、ワブル王子とオイトを継承戦から追い出そうとしている。この回りくどい やり方は、あきらかにベンジャミンの性格には合いません。別の王子の仕業だと思える。

そもそも継承戦が始まっているのに辞退できるのか?
クラピカは、オイトを一般客に紛れ込ませる予定です。そのまま継承戦をやり過ごす気でしょうか。親子の命は守れるかも しれませんが、ナスビー・ホイコーロの意向とは異なる。継承戦のあとで処刑されかねません。それはカチョウとフウゲツも同じです。
どのみち、最後に生き残る王子は一人だけに なるでしょう。そうでなければバトルロイヤルの意味が無い。甘いことを考えていると、クラピカでさえ危険な目に会いそうです。

おわりに

キマシタワー案件が良かった!
ゲルトキャリーヌは、お互いに気に しあっています。トキャリーヌは自身の容姿にコンプレックスを持っている。一方のゲルは彼女を「カワイイ さわりたい…」と思っています。その すれ違いが萌える!
──きわめて需要が限られるカップリングだけれど。


題名は「膏血を絞る」から借りました。
意味は「人が苦労して得たものを取り上げること。重税を取り立てることのたとえ」となる。ツェリードニヒにピッタリの言葉です。今回のタイトルは そのままの意味しか ないけれど。

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