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HUNTER×HUNTER』 No.367 「同期」

G
汚らわしく蠢く──わずかな希望

『H×H』史上、もっとも読んでいてキツかった回です!
冨樫先生、なぜ「アレ」をターゲットに したのですか!? 「小動物」だったら何でも良かったはずなのに......。

ミッキー
「ボクは駄目だよ! ハハッ!」
今回の見どころ
  • 華麗に舞い、優雅に旋回し、皆のために働く──、G
  • ついにビルにも見せ場が!
  • 登場のたびにカワイらしくなっていくオイト王妃
消えない執着

サイールドの〈裏窓〉(リトル アイ)が(じつにイヤな形で)大活躍しています。
彼の能力が〈操作系〉で まだ良かった。直接は触れる必要が ないからです。
これが〈具現化系〉だったら──、「小動物」をずーっと ただ ながめてみたり なめてみたりする必要が あったはず! 想像するだけで拷問です。

ちなみに、操作系は「思い入れのある物」に対して、より強く働くらしい。注意点としては、「好きな物」ではないことです。

自分は、何度も何度も繰り返し「虫」が出てくる夢を見る。気がつくと背後に回られたり、飛んできた虫に たかられたりして......。
これは、小さい頃はGが平気だったのに、肩に止まられた瞬間から恐怖を覚えたからでしょう。
ということで、もしも自分が操作系だったら、まっさきに「虫」のことを思い浮かべそうで恐ろしい......。

兵隊長の自信

マオール少尉の余裕な態度が気になりました。第5王子・ツベッバも含めて、死亡フラグバリ3で立っている(そんな立ち方をするモノだったか?)。

人生で初めて知る不可思議な存在・〈〉に対して、なぜかマオールは冷静です。
もっと不可解なのは、クラピカが他の護衛たちの前で念を説明する場面でした。全員に念能力を指南する、とクラピカが了承しても、マオールは平気な顔をしている。

──いったい何が不思議なのか?
これまでの常識で言えば、ボディ・チェックや金属探知機で銃火器や凶器を発見できました。ところが、念能力は念能力者にしか見抜けない。
言わば「出し入れ自在で目に見えない凶器」の存在を初めて知ったわけです。さらには、それ以上に危険な能力が いくつも考えつく。

それなのに、「情報は結局使う物しだい」とマオールは言い放っている。この自信は どこから来るのだろう?
たとえば、ここに集まった護衛の中に、念能力の天才が混じっているかも しれない。あっという間に念を会得して、すぐさまツベッバの暗殺を成し遂げる可能性もある。

ただ、いまさら焦っても仕方がない。一刻も早く念の正確な情報を持ち帰る。──それをマオールは考えているのでしょうね。私設兵隊長らしい冷静沈着さです。

さらなる閉塞感

クラピカは、和平の条約を結んだ第5王子だけに念を教えれば済むはず。ところが、集まった護衛たちにも念を覚えさせようとする。
すべては、膠着状態を作る為のようです。その間にオイト王妃とワブル王子を離脱させるのでしょう。

そのためにも、バビマイナの行動心理を読んで、彼の先を行く必要がある。スキの無さそうな人物ですが、どうやって出し抜くのだろう?
──「頭にハンバーグが載っているのかと思った」とでも言えば、バビマイナはキレて暴走したりして(好評? 絶賛? 映画公開中『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』ネタ)。

絶望は思い出と ともに。

中盤からは所狭しとGが暴れ回る!

オイト王妃の反応が少し過敏だとバビマイナは疑っていました。──いやいや、室内にGが いたら女性ではなくても これくらいは驚くでしょう!


──以前に見た海外ドラマ(『アリー my Love』?)で、Gを効果的に使った場面がありました。
たしか、お互いにバリバリと働く男女の話です。合コンか何かで出会って意気投合し、彼の家でステキな夜を過ごします。彼女が朝食の準備をしていると、清潔なキッチンに──Gが出ました。
Gを見たイケメンな彼は──、オカマのようにキャーキャー騒いで逃げ回る! その姿を見て、彼女はゲンナリして冷めてしまう。そんな話です。

その場面を見た自分は、「いや、それくらいは許してやれよ!」と思ったのでした。
ドラマだから誇張して・省略して描かれていますが、それ以外の彼はパーフェクトなんですよ。仕事もできる。家事も笑顔で手伝う。本当のオカマではないし、彼女との「アッチ」の相性も良かった。
それなのに──、「虫が苦手」というだけで切りますか? 誰だって嫌いなモノくらい あるでしょう。

名も知らぬ彼が哀れで、もう十年くらい前の話をいまでも覚えている。
なぜかというと、仕事もできないしイケメンでもないけれど、G嫌いな自分は似たような経験が あるからです......。
あの当時のカノジョの あきれ顔が、いまでもクッキリと目の裏に......(思い出し絶望)。


それは さておき、ここで「王妃らしく」振る舞うオイトがナイスでしたね!(何もかも台無し)

見えない念獣・見える害虫

地獄は これからだ──。
Gを使って〈念能力〉の実演が始まりました。大の大人が何人も そろって、猿回しならぬ「G回し」に見入っています。何だ この光景は......。

さすがに警備兵や護衛たちです。王子を守るために毎日が命がけのため、節足動物くらいには動じていない。──と言いたいけれど、けっこう腰が引けている人が多いな。
もしもビルが「昆虫の恐怖症」だったら積んでいましたね。


この実演は、〈人差し指の絶対時間〉(ステルス ドルフィン)の特性のおかげでした。クラピカとオイトにしかイルカが見えない。じつに都合の良い性質の おかけで、バビマイナにもバレて いません。

念能力者にも見えない念は じつに珍しい。
最近では、〈守護霊獣〉や〈念獣〉が「(特定の)念能力者にも感知できない存在」の筆頭です。これは〈壺中卵の儀〉の参加者(つまりはホイコーロ一族)のみを対象にした例外中の例外でしょう。
その他では、メレオロンの能力が ありました。〈神の不在証明〉(パーフェクト プラン)や〈神の共犯者〉は、〈〉を使っても認識できません。

この特長は、念の概念で説明が できるのでしょうかね? 念能力の限界を軽く超えている気がします。それこそ「何でも斬れる剣」と変わらないような......。
もしかしたら、「メッチャすごい〈〉や〈円〉」だったら、イルカも見えたりして。

シンクロ率・G級

今回の話で一番の功労者は王妃です!
何が悲しくて、王妃様がGと同期しなければ ならないのか......。親子ともども無事に逃げ出すためとは言え、過酷な任務を任されたものです。
捕獲生物の感覚をハックするなんて、自分だったら一生 味わいたくない。

ただ、オイトは もともと貧しい環境で生まれ育ちました。G退治など日常茶飯事かも しれませんね。


あと、「能力ゥゥゥ 発動ォォ!!」と無駄に演技をするビルが笑えます。余計に怪しまれるで!

手近な脅威

オイト王妃が操るGは、第13王子・マラヤームの元に向かいます。──これまた謎な行動に見えました。
せっかく見つけた小動物も、誰かに見つかって駆除されたら終わりです。念能力者や念獣どころか殺虫剤でも倒されてしまう。
西尾維新氏が生んだ数多くの名言の内の一つを思い出します。

ゴキブリ並みの生命力? 丸めた新聞で叩いたら死ぬってことか?

ここは、より危険な対象から監視するべきだと思う。第1王子から順番に見たほうが良いのでは? あるいは、クラピカの標的である第4王子・ツェリードニヒからでも良い。

それとも、どうしてもマラヤームを優先する理由が あるのかな? 結果的に手強そうなドラゴン型の念獣を知れたけれど。

おわりに

題名は『G線上のアリア』から借りました。誰でも聴いたことがある(※要出典)ヨハン・ゼバスティアン・バッハの名曲ですね。
自分が強く印象に残っているのは、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』と『セブン』の劇中です。とくに旧・劇エヴァは、何回 見ても泣いてしまう......。
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