出版業界に疑問を持つ

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#### 出版業界に 糸色 望 した!!
森博嗣氏のブログを読んでビックリ。出版業界というのは遅れているのだな、と素人感想。


MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?

校閲についての文章が書かれていますが、
>校閲といえば、表記の統一などをしてもらいたいのだが、そんな単純なことがけっこうできない場合が多い。人間が見て、気づいたところは直す、というのが彼らの言う「表記の統一」なのだ。データで検索するわけではない。僕の関係では、2社だけがデジタルで検索をしてくれる。自分が最初に書いた文章で検索して位置を調べ、それからゲラでその箇所を探して確認をする、なんて作業を頻繁にする。面倒なことである。
>[MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/08/post_630.php “MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?”)
これはちょっと……。


#### 休むに似たり
えっと、自分のような素人でも[形態素解析](http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E6%85%8B%E7%B4%A0%E8%A7%A3%E6%9E%90 “形態素解析 – Wikipedia”)なんてことくらいは識っているので、いくらでも効率よくできそうな気がしますが……。
普段から森さんは、「執筆よりゲラ校正が苦痛」という趣旨のことを何度も書いています。また、[禁則処理](http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E5%89%87%E5%87%A6%E7%90%86 “禁則処理 – Wikipedia”)を頻繁に行うので、助手が専用の印鑑を作った、という逸話が残っています。禁則処理くらい、半自動化のでは……。
少し前に、森さんは「作品を書くのとゲラを読むのが同じくらいのスピード」とも語っていました。森さんが特別、ということでなければ、世の作家さんはもっと作品を世に送り出すことができるはず。
#### 京極夏彦氏の場合
こういう話になると、名前が浮かぶのが京極夏彦氏。


京極夏彦: Feature京極夏彦: Feature

>絡新婦の理/文庫版では、これまでで最高のページ数にもかかわらず、AdobeR InDesignRが中核を担う新しいワークフローを導入したことで、作業効率が飛躍的に向上し、コスト削減まで実現したという。その新しいワークフローとは、作家と編集者間の校正作業も含む全制作過程をInDesignで対処し、InDesignから直接Adobe PDF(Portable Document Format)ファイルに出力して印刷所に渡す、という画期的なシステムだ。
>[京極夏彦: Feature](http://www.adobe.com/jp/print/features/kyogoku/ “京極夏彦: Feature”)
いっそのこと、京極氏のように自分で何から何までデザインする、という方が早かったり。
──などと考えるのはシロウトで、実際はそれほど簡単なことではないのでしょうね。
#### この記事のタグ(偽)
[素人考え][作家の仕事の半分はゲラ読み][京極氏はやり過ぎ・だがそれがいい]