『DEATH NOTE』の後編!
『DEATH NOTE』の映画の後編が、昨日(2006年11月3日)公開されたので見てきました。
ひと言で感想をいうと「すごくよかった」(中二的感想)。
もう少し付け加えると「そうそう、こういうLを見たかった」。
さらに詳しくいうと、「コミックに遠からず近からず、映画としては最適なデスノートの終わり方をしている」──ですね。
ひょっとすると、原作者の大場つぐみさんも、こういう終わり方をしたかったのでは──と感じました。
原作を読んでいない人は、ただただ突然の展開に驚き──
原作を読んでいる人も、仕組まれた罠に息を呑むことでしょう。
素直に、素晴らしい作品を見せてくれた、金子修介監督を含め、スタッフの皆様に感謝します。
見所(中二Ver.)
- ミサが部屋でリラックスしているところ
- 高田が部屋でリラックスしているところ
- ミサが原作通りに監禁されているところ
──どのあたりが「見所」かは……言うまでもないだろ? ボーイ。
詰め込みすぎ? いやいや
とにかく、前後編に別れているとはいえ、たった数時間でデスノートの世界を描ききったのが素晴らしい。
前編ではコミック1~3巻くらいの話だったのが、後編で4~12巻分を表現した──というのは言い過ぎにしても、きっちりと「デスノートらしい終わり方」をしていました。
マンガが原作の作品が映画化すると、どうしても「○○のコスプレをしている」感が漂いがちですが、『the Last name』ではそれぞれの役者が「いい仕事してるな」という感じ。
そのおかげか、映画がデスノート初見の人でも「どうやって殺すか、どうやって暴くか」を緊張感を持って見ることができたと思います。──そういえば、不特定多数の人間が「特定のルール」を気にしながら見る映画なんてそうそうないので、少し可笑しかったです。
パンフレットも良いよ
パンフレットは是非とも買っておきましょう。写真の色遣いが押さえた感じになっていて、デスノートの世界観に合っています。改めて、「海砂が金髪でなくてよかった」と感じました。──コミックならともかく、ね。
中でも、プロデューサ・佐藤貴博氏の「デスPのここだけの話」が興味深かったです。
後編エンドロールで、主要キャストの役名がリューク文字になっている。これは小畑健先生直筆によるもの。すべての役名が変わっているわけではない。ある法則によるもの。よろしければ、もう一度エンドロールを観て確認しよう。
「ある法則」とは? ということでリューク文字で書かれた名前を書き出してみます。
- 夜神月
- L/竜崎
- 弥海砂
- 高田清美
- 宇生田
- 松田
- 相沢
- 佐波
- リューク
- レム
- ワタリ
- 夜神総一郎
──んー、なんだろう?
「デスノートに直接関わった者」かと思いきや、模木はリューク文字で書かれていません。リュークやレムの名前が挙がっているのが混乱させる。
──小畑さんが気に入ったキャスト、だったりして(ボソッ)。
デスノートの物語はこの『the Last name』で完結している。しかし、デスノート事件以前にも当然Lは活躍しているわけで……。
これは……。単に小説版だけの話ではなく、映画でも別の話を描くのでしょうか。
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[この映画を『55点』とか批評する人は難解なおフランス映画を黙って見てればいいのに][“清楚”高田ファンだけ怒って良し]