『L change the WorLd』 L と子役が神がかりの演技

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『L change the WorLd』

『L change the WorLd』公式サイト

見てきました! 雪で路面が凍る中、それでも初日に劇場へ やってきたお客さん、けっこう多かったですね。とくに、家族総出で やってきた人たちが印象的で、「おいおい、お父さん(50 代くらい)連れてきたけど、わかるのかよ……」と思ったり(余計なお世話)。

さて、見てきた感想は──。一言で言うと、

「L と愉快な仲間たちの奇妙な言動を楽しむ映画」

ですね(笑)。良くも悪くも。

前作

あと、前作の映画 2 作品を見ることは、絶対条件です! DVD で 前後編のセットが出ているので、要チェックや!

前作のシーンも少し

前作の映画ファンにとって嬉しいことに、前作のシーンが、ほんの少し出てきます。

中でも見所は、L がワタリに「ある物」を見せるシーン。前作の舞台裏を覗いているようで、少しドキドキ。それに、そのときのワタリの心境を思うと──。

その後の、L とワタリのシーンも、感慨深いです。短いけれど、見逃さないように!。

子役たちの演技が素晴らしい

L 役の松山 ケンイチさんの演技が神がかっている──というか、L そのものにしか見えません! そして、重要な役を演じた子役たちが素晴らしかった。

とくに、二階堂 真希役の福田 麻由子さんが凄い。

彼女の立場上、寂しい・苦しいという演技が多いのですが、あるシーンでは悪鬼のような表情になったり──。ここ、本当に恐かった。そうかと思えば、可愛らしく微笑むシーンが神々しい。なんというか、

「あ──天使って、いるんだ」

と思った(キモス)。

BOY を演じる福田 響志くんは、L との漫才が面白かった(笑)。といっても、双方無言で、終始真剣な表情。だけどアレ(ワタリの部屋に初めて入ったとき)は、立派に漫才だったなぁ。

不思議だったのが、BOY が全くと言っていいほど しゃべらなかったこと。本当に重要なことだけは話すのですが、ほぼ数字だけ。しかも英語。──うーん、それに何か意味はあったのか……。もうちょっと、この子が話す演技を見たかった。

L が走る!

マンガ版では、ケンカも「けっこう強い」L でしたが、映画版では運動ダメダメという設定らしく、違和感があるのは確か(でも「5 点」は厳しいなぁ・笑)。

ref.: 超映画批評『L change the WorLd』5点(100点満点中)

そのあたりは、映画とマンガは別物と考えて見ました。すると──、

やっぱり、「L が走った!」というシーン、ちょっと感動(マンガではテニス以外は走らなかったし)しました。さらに「L が飛んだ!」なシーンも あったり(笑)。

ぶっちゃけ、「──それは L がやらなくても良いのでは?」と思いますが。まぁ、何から何までデスクの上で解決し、後は人を使いに走らせてきた L が、自分を変えるためにも走らなければ ならなかった──とも思う。

そう、この「L 自らが走る」というのが、重要なんでしょうね。それを描くために『L change the WorLd』が作られた──のではないか、と。

まとめ

映画版『デスノート』ファン、というか「L を演じている松山 ケンイチ」のファンは必見!!

あと、子役の二人が好きな人にも、おすすめできます。

問題は、映画版の前作を見ていない人、原作のマンガ以外は受け入れないという人は──上のリンクから DVD を手に入れるだけにしましょう!

コメント

  1. Kyon より:

    試写会が当たって子供と一緒に見てきたのですが、子供(5歳)にはとても怖かったようです。
    自分はというと超満足。
    原作の漫画はちょっとしか読んだことがないのですが、漫画が欲しくなりました。
    ニアはあの漫画にでてくるニアですよね。
    うちの子供は死神が出てくるのを期待してみていたようですが・・・。
    月よりL好きの私には良い映画でした。

  2. asiamoth より:

    どうも、初めまして!(かな?)
    そうそう、感想では あっさりと無視しましたが、途中でホラーみたいな場面がありましたよね。
    自分は、あれは怖かったというより、ちょっと笑えました(あまりにもホラーホラーしているので)。しかし、お子様には、ちょっと刺激が強すぎるシーンでしたよね(それを言うなら、ミサの監禁……)。
    まるで L のファンのために作られたような映画で、自分も楽しめました。さらに楽しむために、Kyon さんも ぜひ、コミックを読んでみてください。