先月のまとめ記事
毎月毎月、月初には先月のまとめ記事を書いている。元はといえば、年末に毎年書いているまとめ記事と、毎日のネタ探しの労力を減らすために始めた。その割には、まとめ記事を書く時間はいつもと変わりないけれど……。
それはそれとして。突然ですが、この 9 月からブログ記事の書き方を変えていきます。「リニューアル」というほど大げさではありません。上の段落のように「です・ます」口調から「だ・である」口調に変えたり、すぐに読み終われるような短文の記事を書いたり、あるいは更新を毎日から「気が向いたとき」にしたり──。
──ようするに、読者にとってはどうでもいいことばかり。「それだけはやめてくれ!」という熱狂的なファン(重複した表現)もいないだろう。ウェブでもリアルでも……。できれば、生涯でひとりくらい・一度くらいはそのような熱い思いを受けたいものである(缶詰を開けて欲しい猫からくらいか)。
2008 年 8 月の記事
先月から「1 つの作品の感想を複数回に分けて書く」ことを試している。まだまだこれからも続けるつもりだ。
制作側が何か月も何年も費やした作品を、たったの数時間で「消費」してしまうこと。そしてそれに慣れてしまうこと。──それらが、ものすごくもったいなく感じる。申し訳ないとさえ思う。
ブログに「感想文」を書くのは、作品と制作者に対する敬意からだ。自分にはとうてい作り出せない「世界」を見せてくれた人たちに、感謝する。
それに、自分は(あるいは人間は)ものすごく飽きっぽい。いま興味を持っているものでも、しばらくすると好きではなくなる。あるいは「好きだった、という事実」すら忘れてしまう。興味を失って忘れるまでの期間が、年々早くなっていくのが、ひどく恐ろしい。
ブログを書く理由のひとつは、「これが好き、の記録」を残すことだ。もう忘れてしまった好きなものの記憶も、記録として残しておけば思い出せる。懐かしむことができる。──そう、いつか懐かしむためにブログをやっているのかも。
『スカイ・クロラ』は、まだ小説版を読んでない。DVD が出たときには、また見てみたい。まだまだ書きたいことはある。3 回分の感想で書ききれるような、そんな懐が狭い作品ではなかったはずだ。
- 『スカイ・クロラ』 劇場で森博嗣作品を見る至福 : 亜細亜ノ蛾
- 『スカイ・クロラ』の主人公、草薙水素と函南優一 : 亜細亜ノ蛾
- 『スカイ・クロラ』の名脇役、土岐野尚史・三ツ矢碧・フーコ : 亜細亜ノ蛾
──とはいえ、『ダークナイト』のように「小難しいことを考えたり書いたりせず、感じろ!」という映画もある。テーマがどうとか二面性うんぬんより、ジョーカーの狂気を楽しみ、バットマンの葛藤(かっとう)に苦しめ!
(……)『ダークナイト』のジョーカーの犯罪の「動機が明示されない」から「狂人にしか見えない」と文句を言ったりする。
ジョーカーは「動機なき犯罪を繰り返す狂人」なんだよ!
ジャンプで始まった『バクマン。』が面白い。現在、連載は三回目までで、ようやく話が軌道に乗ってきた感じだが、終点の見えなさと心理描写の細かさ・期待の高さは『DEATH NOTE』のようだ。
バクマン。 NO.1「夢と現実」 大場つぐみと小畑健の新連載! : 亜細亜ノ蛾
昔の作品も多く取り上げていきたい。じつは、そんなに言うほどマンガや映画・ゲーム・本などにハマった人生を送っていない、ボーッと生きてきた自分だが、それでもストックはたくさんある。それらが腐らないうちに、こまめに出していこう。
『ロマンシア』 円英智・寺田憲史 – 80 年代後半の傑作マンガ : 亜細亜ノ蛾
あとは、下のように細かいネタを軽く書きたい。「○○のまとめ」という、リンクをたくさん張っただけ、みたいな記事は好きではないけど、たまには書いてみよう。
そして、隠し味としてコッソリと宣伝記事を混ぜ込んで、知らないうちに「ブログ成金」になりたいものだ(いまの 1,000 倍くらい記事を書けば可能)。
「オリジンズ ピース オブ マインド」 手軽にアロマ・マッサージ : 亜細亜ノ蛾
まとめのまとめ
今回のような文体は「はてなダイアリー」で使っていていました。ものすごく書きやすいし、はっきり言ってこのブログより面白いと思う。
「です・ます」調って、「お客さん」に向けて話す口調ですよね。アルファブロガにもなると客の反応も気にして書く必要があるけれど──自分はまだそんな身分ではない。それに、書きたいことを自重することも多かった。これからは、もっと伸び伸びと書いていこう。
さらに言うと、丁寧な口調で親しみを出して、あわよくばコメントやブックマークをもらいたい! という目論見があったのですが──結果はまるで意味なし。やってられるかい! というのが口調を改める真相だったり。
いずれにせよ、これからも気ままに書いていくので、よろしく! (「同情するならブクマくれ」の精神で)