バクマン。 #48-4 「生死と制止」 五人対五人と鼻エンピツ

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『バクマン。』 48 ページ 「生死と制止」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 36 号)

Mountain Gate Family Restaurant (by iwantamonkey) (by iwantamonkey)

マンガはマンガ家が描いている、と単純に子どものころは思っていました。

いつの間にか──たぶん何かのギャグマンガでネタにしているのを見て、アシスタントの存在を知る。そうか、マンガは一人の力では作れないのだな──と気付きました。

そして、『幽☆遊☆白書』の熱心なファン(コミックス派)ならご存じの通り、編集者の影響が大きいことを知ります(コミックスの最終刊か その手前だっけ?)。

──いったい、マンガって誰のモノなんだろう……?

『バクマン。』では、ひとつの答えを出そうとしているのかもしれません。

お疲れ

何だか急に雄二郎が頼もしい。すっかり落ち込んで帰ってきた港浦へ、まっさきに先輩らしい声をかけたのは雄二郎でした。

そうなると、対照的に服部がおとなしすぎますね。もう、「服部のターン」は終わってしまったのでしょうか……。イキイキとして亜城木夢叶の面倒を見ていた服部を、もう一度見てみたい!

どうした?

面白がる雄二郎の気持ちも分かりますが、編集部の中で堂々と発言するのは問題ですね。コッソリと副編集長あたりが聞いていたら、「雄二郎終了のお知らせ」──となるところです。

それにしても、うれしそうに休載宣言を告げる雄二郎が面白い。マンガみたいな展開が日常で起こることを待っていた、という感じですね。

前々から言っている「相田の株」は、このページで最安値を付けました。

自分が担当している『hide out door』が休載しても痛くない、と相田は言いかける。たとえ担当が自分ではない作品でも、そして冗談でも、編集者がけっして言っては ならないことです。この人、もうダメだ……。

どうせ福田の 発案

読者の視点で見ている部には、雄二郎の言動は面白い。しかし、編集者としては考えが甘いですね。ここで編集長へボイコットの件を伝えに行っていたら、何もかも台無しになった可能性があります。

こういう時には、服部が頼りになりますね。やはり、この人に亜城木夢叶を担当して欲しかった……。すこし前には港浦の実力を認めましたが、服部とは まだまだ差があります。

バラバラ にだ

当然ながら、吉田も参戦することになりました。これ面白い。「平丸 vs 吉田」戦に期待です。──吉田が一方的に平丸を責めて終わり、になりそうですが……。

マンガ家・対・編集者! の決闘が始まります。緊迫したフンイキですが──場所はファミレスというところが職業に合っていますね。

場所が場所だけに、キング・オブ・空気読めない男の港浦は、

「じゃぁ、ボク、ハンバーグランチセットひとつ」

などと注文し出しそう。──さすがに、ないか。あのエイジでさえ、真剣な表情をしています(エンピツは さておき)。