Photoshop でベルビア風
富士フイルムのフィルム(ややこしい)・「ベルビア」は、デジタル全盛の現在でも人気が高い。赤色と緑色が鮮やかな色調は、風景写真にピッタリです。
FUJIFILM | パーソナル製品 | フィルム/カメラ | フィルム | リバーサルフィルム | ベルビアシリーズの性能・特長
そこで、デジタルカメラで撮った写真を、ベルビアの色合いに近づける方法を調べました。手軽に再現できる方法が分かったので、紹介します。
用意するもの
まずは、下記を準備してください。
- Adobe Photoshop CS
- ナイスな写真
- 作業時間の 2-3 分
「Lab モード」を利用するため、Photoshop Elements では作業ができません。これを機会に、Photoshop CS を手に入れましょう(サラッと言うメソッド)。
それでは、サクッと手順を書きます。
実際の手順
下記のページを参考にしました。
PSHERO | Photoshop Tutorials | The Velvia Effect
- 「イメージ」>「モード」>[Lab カラー]へ変換する
- さらに「16bit/チャンネル」へ変更しても良い
- 「a」チャンネルを選択する
- 「レベル補正」で入力レベルを「55, 1.00, 200」と設定
- 「b」チャンネルを選択
- 「レベル補正」にて入力レベルを「40, 1.00, 215」へ設定する
- 保存するファイル形式に合わせて「モード」を変更する
- JPEG ファイルの場合は「RGB, 8bit」
余談
意外と簡単でしょ? なので、効果は「それなり」な感じです。
というか……。自分はフィルム式のカメラは「写るんです」くらいしか使ったことがありません。ベルビアで撮影した写真を実際に見たこともないんですね。写真雑誌などで見るくらい。
そんな自分から「これがベルビア調です!」と言われても、説得力ナッシングですよね。──まぁ、元ネタを書かれた人を信じていただくしかない。
じつは、この記事を書いた理由は、ベルビアとは別にあるのです。
「Photoshop の Lab モードには、こんな使い方がある」
──という、ただ一点を紹介するために書きました。
一般的には、Lab モードは「アンシャープマスクや ぼかしを L チャンネルのみにかける」といった場合に使うことが多いでしょう。
Photoshop Tips – ピンボケ写真を救済するには - by StudioGraphics
そして、それ以外では忘れられている……。
Photoshop の無限大の可能性に、あらためて目を向けてみましょう。