「シャッキリポン」を超える!? 『美味しんぼ』の珍セリフ!

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『美味しんぼ』

名場面・名ゼリフの多い『美味しんぼ』ですが、それ以上に珍妙なセリフも好まれています。

この作品の珍セリフと言えば、栗田ゆう子の口から飛び出した、

『美味しんぼ』 第 31 巻 p.109
ヒラメが シャッキリ ポンと、 舌の上で 踊るわ!

──が定番です。

あとに続く胃の悪い人なんか これ一口 食べただけで 治っちゃうわ! (ねーよ www)も、たいへん味わい深いですね。

ほかの珍セリフは?

「シャッキリポン」は有名すぎて、自分のように このギョーカイ(※たんに『美味しんぼ』好きなだけ)に長くいる人間には、ちょぴり出すのが ためらわれるカードです。あまりにも定番すぎる。

たとえるならば、気になる女の子が「アニメ好き」と知って、一所懸命に『ハレ晴レユカイ』や『残酷な天使のテーゼ』を覚えてカラオケで披露するも、その子(兎×虎命)にドン引きされる──みたいな。

そこで当ブログが提案する次世代の『美味しんぼ』珍セリフは──、

『美味しんぼ』 第 49 巻 p.80
大事な オネバが なくなっちゃう!

──にトドメを刺します!!

いちおう書いておくと、この「オネバ」とは、「米の粘りけ」を指している。なぜ それを捨てるのか──は、『美味しんぼ (49)』を ご覧くださいね。

心底ビックリしている大原社主の横で、「そんなに すごいかぁ?」とポカン顔な小泉局長も見逃せません!

おわりに

「栗田ゆう子 = シャッキリポン」という方程式を生み出した第 31 巻は、主題の「鍋対決」も見どころが多い。

以前にも書いたように、自分は『美味しんぼ (47)』(ネタバレ表紙)が 1 番好きです。その次くらいに 31 巻が来ますね。

『美味しんぼ』原作者に学ぶ、美味しい水出しコーヒー | 亜細亜ノ蛾

米の輸入については、以前から慎重な態度を取っていた(というか絶対反対な)当作品が、コロリとタイ米を受け入れて、読者に「柔軟な発想」を見せつけたのは、第 49 巻でした。

時代も人の心も、移り変わるモノなのです──。