『暗殺教室』 第 37 話 「アートの時間」
今回の主役は菅谷 創介です!
彼のメイン回は初めてですが、これまでにも見せ場が多かった。ぱっと見は気取り屋ですが、いつも楽しそうなイイ生徒ですね。作者の お気に入りだと見ました。
そんな菅谷が、中三なのに中二病に目覚めたり……!?
扉絵は、「アート」に興じる潮田 渚です!
あいかわらず女の子なのか女学生なのか女子なのか分からない彼女ですね! (1 ナノミクロンたりとも疑っていない)
次回は『暗殺教室』が表紙と巻頭カラーを飾ります!
いつものように殺せんせーと男子生徒が 98 割の「誰得カラー」でしょうか……? せめて渚メインにして欲しいな……。
気の良い芸術家
菅谷の性格の良さをあらためて知りました。
たしかに彼は芸術肌
だけれど、目立ちたがり屋でも気むずかしくもない。いつも殺せんせーや同級生のために、自分の造形好きを生かしている。
元のクラスでは素行不良扱い
でしたが、芸術系の学校だったら「ちょっとぐらい異端な奴
」どころか優等生だったはずです。
椚ヶ丘中学校に入学できたくらいだから、もともとは成績が良かったと思う。
菅谷はが高校生になったら、エリート校なんかには行かず、もう自分のアトリエでも開いたほうが良さそうですね!
──その時まで地球があれば。
辱めを受ける女性教師
イリーナ・イェラビッチがヒドい目に あっています!
「現役の女教師」が「気を失っている」間に「みんなの目の前」で「全身くまなく粘液をこすりつけられ」て「恥ずかしい姿」に される……だと……!?
これだけ美味しい To LOVEる(トラブる)をちりばめているのに、何一つセクシィな対象に見られていないところが、ビッチ先生クオリティですよ!
冷静に第三者の目線から見ると異常な事態です。
ところが E 組の生徒にとっては日常風景だと思えてしまう。ラストの「いい もんだな 殺すって
」「…うん
」も、ほかの作品では あり得ない会話です。
松井 優征先生マジックで彼色
に染めていますね!
4 より読ませる
イリーナの腕に描かれた「起・承・暗黒」な 3 コマ・マンガは、『さよなら絶望先生』に出てきた「起・承・転・結・闇」の 5 段オチを思い出しました。どちらもスパイスが効いています!
さらに、1 コマ目よりも前に「なぜ おじさんは服を脱いでいたのか?」「タコくんとの関係は?」「タコの口や吸盤の利用方法は?」──などを考察すると、より深みが増す……かなぁ……。
おわりに
前回、緊張感があった「球技大会編」が終わりました。
今回は一転してギャグが多めでしたが、重要な指摘が盛り込んであります。
「対殺せんせー用の素材を粉末状にして利用する」方法は、このブログで何回も書いてきました。
しかし、完全に油断してた
殺せんせーの顔面が ちょっと溶けて、楳図かずお的な反応が あった程度です(十分に恐いが)。
殺せんせーにメヘンディ アート
を施す時に、菅谷は逆の手に銃を持ってゼロ距離から狙撃すれば良かったかも。
自分だったら、賞金 100 億円のために これくらいの悪知恵は いくらでも働かせられる。
ただ、今回の描写を見ていると、たとえ頭部に対先生用素材入りの銃弾が直撃しても、2-3 発くらいでは致命傷には ならなさそうです。
やはり、100 億円の道は長く人生は短し。