暗殺教室 第 151 話 「速度の時間」 飛ぶ蛸を超す勢い

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暗殺教室』 第 151 話 「速度の時間」

Cardboard rocket
もはや生徒の力は──宇宙にも手が届く

とうとう宇宙へ飛び出します
今回は その前段階ですが、すでに(バレたら)歴史に残るような大犯罪をいくつも やらかしました。中学生に宇宙船を乗っ取られた なんて、もしも発覚したら大変です。世界中から日本は批判の的──というかバカに される。
そうなる前に消されてしまうのでは──。

接待と潜入

矢田 桃花倉橋 陽菜乃のコンビは強力です!
「ただの女子中学生」が入り込める場所では ないのに、誰も深くは疑っていない。この恐るべき接待の技術は、将来、どんな形で役に立つのだろう……?(ごくり……)


木村 正義も活躍しています。
普段は目立たないだけに、潜入は お手の物ですね(褒めているのか?)。ただ、木村が取り付けた機器は残したままです。あとあと問題に なるのでは?
遠隔操作ウィルスに感染済みなので、おそらく機器を外されても操作は可能でしょう。しかし、「誰かに侵入された」という動かぬ証拠です。もしも監視カメラに録画されていたら、矢田と倉橋まで たどり着かれるかも……。
ふたりが お仕置きされる薄い本が出てしまう!

命がけの点検

殺せんせーは宇宙船のメンテナンスを怠りません。
事故ったら 責任問題どころでは なく、生徒の命が かかっている。その「生徒」というのは自分たちなのに、「まだそこにビビってんのか」というセリフが奇妙でした。
むしろ、殺せんせーも宇宙まで行ったほうが良かったのでは? 殺せんせーなら宇宙服も不要だし、コックピットのスキマに溶け込めたはず。

20XX 年 宇宙の旅

潮田 渚赤羽 業の二人きりで宇宙旅行です!
E 組の代表で 2 人と言えば、もう この 2 人で決まりですね! 仲が良い友だち同士(意味深)で息もピッタリです。
一昔前は、渚には茅野カエデでした。雪村あかりでもハイジャック役をこなせるとは思う。しかし、いまの あかりは潮田の顔をまともに見られない(なぜ?)。
あと、前回の感想では、宇宙船にクラス全員が乗るのかと思っていました。さすがに そんな大きさでは なかったか。

教師か教材か

渚の言葉は、殺せんせーの心に染み渡ります。
僕等にとって殺せんせーの命は… 教材だけで終わるほど軽くはないよ
──そんなことを言われるなんて、「死神」時代には考えられなかった。雪村あぐりの遺志を継いだ後も同じです。期限付きの命と引き替えに、生徒たちを社会へ送り出すことだけが頭にあった。
それが今では、あの寺坂 竜馬ですら殺せんせーの命について真剣に考えている(こういうとき、引き合いに出すのに便利な人物だ)。
でも、その感涙は、人間に戻った時まで取っておこう!

先生を超えて

殺せんせーは最大でマッハ 20 の速度で移動できる。
一方、宇宙へ行くのに必要なロケットの速度マッハ 23 です。この速度差から すると、連載の当初から宇宙へ行くことを作者は決めていたに違いない!
松井 優征先生は、かなり早い段階で結末を思い描いていた そうです。宇宙ステーションのハイジャックも最初から想定済みだったのだろうか。
ボボボーボ・ボーボボ』は、良い意味で行き当たりばったりでした。松井先生は、その作品の元・アシスタントとは思えない用意周到さです!(反面教師にしたのかな)

おわりに

ヱヴァンゲリヲン新劇場版: Q』を思い出しました。
2 人で乗れるコックピットはエヴァンゲリオン第13号機 を思わせる。そもそも渚とカルマは、碇シンジ渚カヲルに似ています。そう言えば、この 2 人も「くん」付けで呼び合っていた。
と言うことは、今後のカルマは──。


題名は「飛ぶ鳥を落とす勢い」から借りました。
読んで字のごとくな意味ですが、よく思いつきましたね! 発想力のある誰かが言い出したのでしょうか。常人なら鳥を見ても「──飛んでいるな」「──速いな」くらいしか感じない。
ことわざは、誰か一人が言い始めたはずなのに、いつの間にか定着してしまう。いつも思うけれど、その点が不思議です。今だったら Twitter やブログに上げたら半永久的に残って当然ですが、昔の人は どうやって伝えてきたのだろう。
このブログは、あと何年 読まれるのかな……。