進撃の巨人一覧

『進撃の巨人』 19巻 諫山創 – 雷に乗せた思い

諫山創 『進撃の巨人

Thunder Light
その雷光は──人類の希望となるか

ひさびさに表紙でエレンが巨人化しています!
エレン・イェーガーは、このところボンヤリした表情ばかりでした。この巻では本編でも活躍しています。

アルミンもイラストでは格好良い(意味深)。
本編ではアルミン・アルレルト得意の「ゲスミン節」を繰り出しますが、はたして結果は──?

表紙のミカサは立ち位置が微妙です。
この構図だと、ミカサがエレンを敵視しているようにも見えてしまう。「ミカサ・アッカーマンか『ミザリー』か」と言われるくらい(?)の愛情からすると あり得ないはずです。
しかし敵に奪われるくらいなら──!?

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『進撃の巨人』 18巻 諫山創 – 壁と愛と肉の争奪戦

諫山創 『進撃の巨人

London broil
人を楽しませ──時には狂わせる

前巻に引き続き、表紙でエレンが平和ボケしています!
本編でもエレン・イェーガーはボケボケしているのかと思いきや、彼にしかできない仕事をキッチリと こなしていました。

調査兵団が初めて民衆に感激された記念すべき巻です!
普段は民衆から叩かれている兵団は、まるで現実世界の自衛隊員や政治家のように見える。いまは都合の良い時だけ国民から祝福されていますが、もしも平和が訪れたら その感謝も忘れ去られるのだろうか。
そう思うと、調査兵団がノンビリしている世界こそ望まれます。もちろん、巨人の脅威が無くなってしまうと連載も終わってしまうけれど。

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『進撃の巨人』 17 巻 諫山創 – 親子の縁を斬る

諫山創 『進撃の巨人

Wine barrels 招かざる訪問客の──大口を叩く

オレたちの戦いは終わった……!
──といった空気の表紙です。とくにエレンのボケボケした顔が印象的でした。この「他人ごと」な感じは本編でも見られます。
しかし、泥沼の争いは これから始まる──。

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『進撃の巨人』 16 巻 諫山創 – 史上最悪の下克上

諫山創 『進撃の巨人

Radioactive Injection すべてを終わらせる──たった一針

ダメ。ゼッタイ。なヒストリアが表紙を飾りました!
まさに「巨人化やめますか? それとも人間やめますか?」という場面を描いています。このままでは『進撃の巨人 11』のウソ予告で描かれた「巨人兵団」が実現してしまう……!?

しかし、この巻の恐るべき(汚)点は別にあった。

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『進撃の巨人』 15 巻 諫山創 – 目覚める王

諫山創 『進撃の巨人

Newspapers
ただの紙に刻まれた言葉が──事実が世を動かした

驚いた表情のエレンが特徴的な表紙です。
当然のようにエレン・イェーガーの活躍する巻かと思いきや、彼の出番は終盤の数ページでした。ところが、物語の最初から追ってきた謎が、ようやく解け──かけた重要な場面が描かれます。
──いったい、エレンは何を目撃したのか……!?

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『進撃の巨人』 14 巻 諫山創 – 鬼と棺の女王

諫山創 『進撃の巨人

Recoleta Coffin 行き着いた先は──希望か絶望か

巨人が一体も登場しないのに、衝撃ばかりの巻です!
文字どおりに世界を揺るがす秘密が明かされたり、誰もが気になっていた人物の名前が判明したり、意外な人物同士の つながりが見えてきたり──。

それより、あのゲスな顔のほうが破壊力あったりして。

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『進撃の巨人』 13 巻 諫山創 – 人の心を失っても

諫山創 『進撃の巨人

Soup is good food
安らぎの ひととき──命をつなぐ生命のスープ

不吉な数字の第 13 巻は、笑いあり涙ありでした!
おもに笑いはサシャ・ブラウスが提供し(いつものこと)、涙はアルミン・アルレルトが流しています。また放屁かー。
そういえば、「芋を食う」という ことわざ(「割に合わない」とか「失敗した」的な意味)が なかったか? ──と検索したら、下のページが一番上でワロタ。

サシャ・ブラウスとは (イモオンナとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

表紙のカラー・イラストは美麗で素晴らしかった!
コミックスの表紙は『進撃の巨人 (1)』から巨人が中心で始まり、ようやく『進撃の巨人 (4)』で登場人物が中心になりました。そのころと比べると絵の上達が すさまじい!

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『進撃の巨人』 12 巻 諫山創 – 絶望で輝く「ありがとう」

諫山創 『進撃の巨人

mufflercat
ぬくもりをくれて──ありがとう

次々に謎が明かされ、さらに深まる巻でした!

でも、それより、ミカサとエレンの会話が最高です! その場面に行き着くまでの流れは、映画を見ているようでした。
マンガを「静止画の集まり」として読むのではなく、頭の中で映像にすれば一段と楽しめます。とくに『進撃の巨人』は映像化に向いた作品ですね!

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『進撃の巨人』 11 巻 諫山創 – ついに落ちる巨人

諫山創 『進撃の巨人

Bottled Poetry 飲まずには いられない──飲まれたら生きられない

最新刊を読むたびに必ず驚かされます!
前巻の「『超大型巨人』と『鎧の巨人』の正体」は最大の衝撃でした。これで謎の大部分は解明された──なんて思っていたら、タックルで足もとから すくわれた気分です。
どこまでも救われない話になりそう……。

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『進撃の巨人』 10 巻 諫山創 – 超大型鎧と一触即発

諫山創 『進撃の巨人

Knife
ナイフが切り開いた未来は──間違っていない

進撃の巨人 (8)』・『進撃の巨人 (9)』と連続して大きな謎が明かされ、とても衝撃を受けました。
しかし、第 10 巻の前には かすんでしまう!
この作品の顔(ある意味では主役)と言える「超大型巨人」と「鎧の巨人」の正体が明かされました!

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