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「お湯出しコーヒー」は『美味しんぼ』原作者の「水出しコーヒー」を超える!?

お湯出しコーヒー

Where do I start
お湯より水より──飲む相手が大事?

コーヒーを水で入れる(というか出す)「水出しコーヒー」の記事は、このブログの歴史に残る人気です。『美味しんぼ』の原作者・雁屋哲氏のブログからコピペしただけ──という苦労をして良かった!

『美味しんぼ』原作者に学ぶ、美味しい水出しコーヒー | 亜細亜ノ蛾

当然のように自分も水出しコーヒーの愛飲者ですが──、いろいろと面倒なことも事実です。うっかりと作り忘れてコーヒー・メーカで入れたり、何回かに分けて飲むと量が足りなかったりする。

そこで、「お湯出しコーヒー」を編み出しました! この方法を使えば、10 分くらいで美味しいコーヒーが いつでも作れますよ!

「コーヒーを抽出する」という話なので、抽象的に方法を書くと下のようになります──が、なんのこっちゃ分からないので、具体的に書きます!

方法: 熱湯や水ではなく、適温のお湯で珈琲を入れる

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iwaki Air シリーズの「Air マグ」は冷たい・温かい飲み物を長く楽しめる!

iwaki Air シリーズ Air マグ 230ml 425

I've reached the end of the world
透き通った空気ごと──グラスに封じ込めたい

冷えた お酒を長い時間 味わいたい

──そんな要望にピッタリのグラスが「iwaki Air シリーズ」です。ご覧のとおり耐熱ガラス製の二重構造に なっていますよ!

同じようなグラスとして「bodum Pavina ダブルウォール 保温グラス」も有名ですが、その名と同じくらい「割れやすい」という声も多く聞きました。

そこで、「岩城ハウスウエア」の製品を選びましょう!

岩城ハウスウエア [iwaki耐熱ガラス食器・コレール・ビジョン]
岩城ハウスウエア [iwaki耐熱ガラス食器・コレール・ビジョン]

自分は、お酒が大好きな女友だちにプレゼントしました(わざわざ「女」を付けて書くところがポイント)。そう、プレゼントに向いた製品ですね!

水出しコーヒーにも相性バッチリです!

『美味しんぼ』原作者に学ぶ、美味しい水出しコーヒー | 亜細亜ノ蛾

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料理マンガにおける「味見」 – 適切な味見は愛らしいキスのように

料理マンガと味見

Prarie Dog Love, #2
(「味見」で済ますことは──善か悪か)

つい先日のこと──。バーテンダをやっている女友だちに、こんな質問をしました。

「バーテンダは、カクテルを作る時に味見をするの?」

すると友人は、こう答えました。

「わたしは、必ずテイスティング(味見)をする。たとえ熟練したバーテンダでも、いつも 100% のカクテルを作るのはむずかしいし、わたしの技量はまだまだだから」

語られた内容とは逆に、彼女の口調と表情から、プロの意識と自信が感じられます。いい話を聞けて、すがすがしい気持ちになりました。


──自信に充ち満ちた、彼女の重い言葉。

──その上にフロートする、「むしょく」透明な自分。


両者は混ざり合わないことによって、初めてカクテルが完成する(いやいや、働けよ)。

参考: カクテル #カクテルの作成技法 – Wikipedia


上の質問をしたきっかけは、バーテンダの彼女に貸してもらった『バーテンダー』です。このマンガは大好きで、過去に感想を 2 つも書きました。

『バーテンダー』の主人公である佐々倉溜(ささくら りゅう)は、カクテルの作成中にテイスティングをしません(修業時代は別)。彼の作るカクテルの味は「神のグラス」と呼ばれている──という佐々倉のことだから、長年のカンだけで完全に味が把握できるのでしょうか?

とはいえ、ほかの人物も同様に味をみない。だから、現実世界でも同じなのかな──と思ったのです。

自分の知らない世界が友人の口から語られるのは、本当に面白い。インターネットなどで知る情報よりも、自分の血肉になっていく。


ここから先は話の範囲を広げて、カクテルだけではなく料理全般を描いたマンガでの味見について、思うままに書いていきます。

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『バーテンダー』 – 13 巻以降の華麗なる主人公交代劇

『バーテンダー』 作: 城 アラキ, 画: 長友 健篩

Yebisu creamy top (by bananeman)
(ビールの苦みと泡の切なさは、人生にも似て──)

以前にバーテンダの女友だちから『バーテンダー』を借りた時は、ちょうど 12 巻まで読ませてもらいました。

『バーテンダー』 – 人と人とをつなぐ一杯の酒 : 亜細亜ノ蛾

何が「ちょうど」なのかというと──、なんと、13 以降は主人公が替わるのです。

主人公の交代といえば、『ドラゴンボール』を思い出しました。

ご存じのとおり、『ドラゴンボール』は「孫くん」こと孫悟空(そん ごくう)が主役として始まります。そして一時期、彼の息子である孫悟飯(そん ごはん)が主役を張っていたのですが──、残念ながら、『ドラゴンボール』の主役としては、悟飯はマジメすぎた。

そもそも、自分が中学生のころ(5 年前くらい?)から読んでいる「週刊少年ジャンプ」のマンガでは、主人公の交代がウマくいった作品が思い浮かびません。

なぜかというと、

「強烈な個性を持った主人公と、彼を引き立てるための脇役」

──という図式で、「ジャンプ」という世界が成り立っているからです。

たまに主役を食う(非 BL 的な意味で)ような脇役が出てきても、それすら主人公の周辺を盛り上げるための「舞台装置」として、主人公に吸収されてしまう──。ベジータやピッコロが良い例です。

それに比べて、自分が見る限りでは、『バーテンダー』の主役交代は成功している。

この作品だけが主人公の変更に成功しているのか、それとも青年向けマンガ──つまりは「少年マンガ以外」なら当然のようにあることなのか──、それは知りません。

ともかく、『バーテンダー』の主人公が、佐々倉溜(ささくら りゅう)から和久井 翼(わくい つばさ)へと変わったことによって、より一層『バーテンダー』の世界観がハッキリと浮かび上がってきたのです。

ここから先は、13 巻以降の『バーテンダー』の世界について、もうすこしだけ書いてみますね(『ドラゴンボール』のもうちょっとだけ続くんじゃみたいに、ここからが長い──)

(どうでもいいことだけど、職種の「バーテンダ」から長音符を省いているのは、JIS 規格による英語の語尾につける長音符号を省く原則にしたがっているだけです。『バーテンダー』は書名──固有名詞だから、そのまま)

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『バーテンダー』 – 人と人とをつなぐ一杯の酒

『バーテンダー』 作: 城 アラキ, 画: 長友 健篩

The Walker Family (by reutC)

飲み口が優しくて、のどごしはスッキリとした味わいのマンガです。心が疲れた時に読みたいマンガですね。

この本は、バーテンダーの女性から借りました(借りてばっかり)。そのひとがどういう思いを込めて貸してくれたのか……。それを想像するのも、酒のツマミになりそうです。

それにしても、自分にはバーテンダーは勤まらないな、と思いました。サービス業の中でも、かなり高度な想像力が要求される仕事です。人の心、というモノが分からない自分には、とてもじゃないけど、できない!

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