HUNTER×HUNTER一覧

HUNTER×HUNTER 33巻 「厄災」 招待×解体×大罪

冨樫 義博 『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター) No.33 「厄災」

Surreal Room
閉ざされた扉を開け──世界を飛び出す

前巻に引き続いて本巻も新展開の連続です!
キメラ・アント編」が一段落した直後に「選挙編」も決着しました。そして突然に世界の真実が明かされる。
──「暗黒大陸編」の幕開けです!

そして第33巻にはサプライズが待っていた!
なんと、描きおろしのイラストや設定が載っています! もう何巻ぶりか(何年ぶりか)分からないほど久しぶりですね。

ビヨンドの"狩"の依頼や亡きネテロからの指令に揺れるハンター協会。そしてビヨンドに付き暗躍するパリストンの下へはジンが現れ…。一方、十二支ん欠員にはレオリオとクラピカが!? それぞれの思惑が絡み合い…。

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HUNTER×HUNTER #355 「爆破」 蚤と言えそうな槌

HUNTER×HUNTER』 No.355 「爆破」

Glass smash with liquid
壊れ物は──優しく扱う

大規模な戦闘が描かれました。
一か所に参戦した人数だけで言えば『HUNTER×HUNTER』史上で最大です。ただし、「戦闘」と呼ぶには一方的すぎる。いわゆる無双』ゲーのような大量殺害です(ゲームでは ゆる~い表現だが)。

ヒソカもクロロも過去に何人も殺害している。
二人とも指名手配されています。それなのに天空闘技場でフロア・マスターにまで なれました。ヒソカに至ってはハンター協会までノコノコ選挙に出向いている。
この世界の治安は どうなっているのだろう?

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HUNTER×HUNTER #354 「頭部」 殴られ損の首だけ儲け

HUNTER×HUNTER』 No.354 「頭部」

20/366
大丈夫──まだ君を生かせる

頭部」とは何のことだろう?
そう思って読み始めると、想像以上に頭部だった(?)。ほとんどのページに頭部が描かれている。今回の主役の一人です。
前回は「冷えた頭・リローデッド」などと ふざけた副題を付けました。今回は「冷えた頭・レボリューション」というところです(!?)。
これで彼も浮かばれ──ねェよ!

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HUNTER×HUNTER #353 「冷徹」 冷えた頭・リローデッド

HUNTER×HUNTER』 No.353 「冷徹」

Gêmeas - Twins
本物も偽物も──利用されるだけの人生

異次元の死闘が続いています。
天空闘技場に集まった人々は大半が「」(ネン)を知りません。実況者すらオーラが見えていない。「奇術師のトリック」とでも思っている のでしょうか。

そんな状況は お構いなしに念バトルは展開する。
クロロ・ルシルフルが終始リードしています。ヒソカ・モロは後手に回るばかり。中dもとい後出しが得意なヒソカとは言え、防戦一方は厳しい(ナニかと言い間違えなかった!?)。
久しぶりにヒソカの「ズキュウゥゥゥン」が飛び出しました。が、そんな余裕も削り取られていく──。
右ほほと同様、ヒソカに初の「黒星」が付くか!?

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HUNTER×HUNTER #352 「厄介」 人間か人形か

HUNTER×HUNTER』 No.352 「厄介」

goodbye schoenhut doll 0012
物言わぬ人形が──全身で主張する

「厄介」と言えばヒソカ・モロの代名詞です。
伸縮自在の愛」(バンジー ガム)は くっつけられた時点で ほぼ終わりになる。ヒソカに攻撃されても防御してもダメです。あるいは、面と向かって堂々と飛ばしてくる。
さらには「薄っぺらな嘘」(ドッキリ テクスチャー)でダマしてきます。奇術師らしいトリッキィな戦法は、鍛え上げられた体術で補完されている。
──しかし問題児は もう一人いた。

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HUNTER×HUNTER #351 「死闘」 死神とドライヴ

HUNTER×HUNTER』 No.351 「死闘」

Reading a book at the beach
思い出も仲間も──忘れない目印

この展開は まったく予想できなかった!
「さて次回は どの王子が取り上げられるだろう?」「ゴン・フリークスは念能力を取り戻せたか?」「ゴレイヌ──ゴレイヌなぁ……(遠い目)」
そんな想像をしながらページをめくると──。あまりにも休載の期間が長かったから、時系列を忘れてしまったのか!? そんな光景が目の前に広がっている。
やはり冨樫 義博先生だけは、どれだけ読者が想定しても「奴は必ずその少し上を行く!!」(『レベルE』ネタ)。

今回の対戦そのものは十分に予測が可能でした。
あれだけ前振りが あったのだから、いつかは描かれて当然です。アッサリと結果だけ知らされる可能性も高かったけれど。
しかし、「戦った場所」が意外でした!

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HUNTER×HUNTER #350 「王子」 血に塗れた手には重く

HUNTER×HUNTER』 No.350 「王子」

Vigilant el descans de la família
親の思いを知らず──今は ただ眠る

恐ろしげなツボを背にしたクラピカが扉絵です!
1年と8か月ぶりの復活を祝うセンタ・カラーに なりました。ところが絵柄からすると呪いにしか見えません。「ジャンプ」の表紙で無邪気な表情をしているゴン・フリークスとは大違いです。

蠢く強欲、壺は孕み──
週刊連載では上記のアオリ文字が書いてある。ここからも元ネタは明確です。それは藤田ニコルさん──ではなく『遊戯王OCG』の「強欲の壺」で間違いない!

じつは この壺は かなり以前に登場しています。
No.086「9月3日 2」で変な壺にしか見えないとゴンが評している。あまりにも昔のため忘れていました。
ヨークシン編に登場した壺は、当然ながら壺中卵の儀に使われる本物では ありません。ゼパイルが作った模造品です。出来損いの恥ずかしい代物とゼパイル自身が語っていました。
登場人物たちが蠱毒のワナに飲み込まれる中、圏外にいる はずのゼパイルは元気だろうか……(借金取りから逃げ回っていそう)。

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HUNTER×HUNTER #349 「蠱毒」 子孫繁栄の矛盾

HUNTER×HUNTER』 No.349 「蠱毒」

Eggplant Right Before the Snow
卵のように丸丸と──中に詰まった悪意

ホイコーロ王子たちの姿が明かされました。
「14 人 14 色」といった感じで、きょうだいたちは似ているようで似ていない。ツェリードニヒのほかにも、「いい趣味」をした王子が何人か いるのでしょうかね。

ベンジャミンは「王子様」という印象は薄い。
彼以外にも、「王子」には思えないような人物が多かった。血の つながった者同士で王位を争うような、そんな過酷な運命は似合わなそうです。
それでも──戦いは避けられないのか。

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HUNTER×HUNTER #348 「覚悟」 十四の大罪

HUNTER×HUNTER』 No.348 「覚悟」

Sculpture: Deadly Sins (Snowglobes), Pure Products USA, by Nora Ligorano and Marshall Reese, Eyebeam Open Studios Fall 2009 / 20091023.10D.55572.P1.L1 / SML
船に集うは──死に至る罪

見事に予想が当たってしまった……!
ビヨンドの内通者に ついて前々回の感想でテキトーに書いています。あまり「意外な犯人」な気がしないけれど(十二支んの多くが悪人顔だから?)。

HUNTER×HUNTER #346 「選択」 会議×懐疑×快技 | 亜細亜ノ蛾

今回は、ついにビヨンド側の人間が判明します。
ところが、「背信者は敵! 即・排除!」──とは ならなさそう。そこが事態を複雑にしていて、面白いところでも あります。

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HUNTER×HUNTER #347 「就任」 他心×打診×打算

HUNTER×HUNTER』 No.347 「就任」

Golden pond 波風が立ち──波紋が広がる

またもや「容量(メモリ)の ムダ使い問題」です!
本来は強化系の能力者だが「分身を具現化」するカストロに向けて、ヒソカが上記の発言をしました。
そこから戦いは始まっていたのだ──。

今回は、この問題を解決する手段も描かれています。
コロンブスの卵というか目から鱗というか、あまりにもシンプルすぎて(作者も?)思いつかない盲点でした。
ゴンの不調も、「足のツボが効く」みたいに解決しないかな……。

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