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『デスノート』映画版 ネタバレなし感想

初日に見た

『デスノート』、公開の初日(2006-06-17)に見てきました(だったら感想を書くのがなぜ今頃なのかと小一時間(ry)。


DEATH NOTE -デスノート-

やっぱり、デスノート感想書きサイト(そうだったのか!?)の管理人としては、見ずにいられないですね。

そして──見てよかった!です。

ちゃんと「デスノートデスノートしてた」という感じ。ライトはライトらしく、LはLらしかった。そして、ワタリはそのままだ(笑)

Lは亀○くんじゃないと認めない」とか「ライトはそんなこと言わない(飛影はそんなこと言わない、なノリで)」とか……という人でなければ、おすすめです。

とくに、「そういえば、前はデスノートにハマっていたなー」という人は、映画を見終わったあと、また一巻から読み出すこと請け合い(経験者は語る)。

分かりやすい!

映画全体に言えることは「分かりやすい」ということですね。原作を読んでいなくても、じゅうぶん楽しめると思います。

その証拠に──ムリヤリ誘って一緒に観に行った相方(彼女)のスペックは

  • OTAKU率: 5%(少女コミックすらほとんど読まない)
  • 苦手なもの: 怖い映画(コンスタンティンすら怖がっていた)
  • ずのう: 猫並み

──という感じ(ヒドス)。でも見終わったあと「最後の○○って○○?」とか、いろいろ「ちゃんと見ていないとできない質問」が飛び出し、原作マンガの方も読むようになりました。めでたし。

出演者たち

松山ケンイチさんが演じる《L》がよかった。パンフレットによると原作のファンとのことで、細かい動きまで原作に合わせていました。「携帯電話の持ち方」とか「コーヒーの飲み方」、「お菓子で遊ぶところ」が見所ですね(捜査はどうした)。改めて、Lって変わった奴だよなー、と。

藤原竜也さんが演ずる夜神月もなかなか。──正直、自分は古畑任三郎の「今、甦る死」に出てきた藤原竜也さん(「殺人計画ノート)に書いた通りに殺人を行う)の続きが見られればいいや、と思って劇場に足を運びました。そうしたら、まさにその通りだったという(苦笑)。どうしても、藤原竜也さんの笑顔は、ライトよりも「無邪気そう」に見えますね。まぁでも、その無邪気さと殺人者とのギャップを表現していたのがよかったです。

その他の出演者についてもいろいろ語りたいところですが、ほとんど「原作と比べると」を頭につけてしまいがち。なんだかそれも不毛かな、と。原作は原作、映画は映画──と思って楽しんだ方が好いですね。

結論

とにかく──一時でもデスノートという作品が好きだったひとはもちろんのこと、原作を未見のひとでも楽しめる映画です。──見終わったら、原作マンガを一巻から読み始めましょう(笑)。

DEATH NOTE (1)

筆者:大場 つぐみ 小畑 健

出版社:集英社 2004-04-02

My rate []

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」──このアイデアを思いついただけでも、すごい。天才と天才の競演、というのは作品の中でも外でも同じ。おすすめです。
hReview by asiamoth , 2006/06/19
asiamoth:
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