サウンドカードに直接ヘッドホンをつなぐ
2008-07-07T20:22:44+09:00 追記、タイトル変更
コメント欄をご覧いただきたいのですが、下記の方法はヘッドホンを壊す恐れがあるそうです! なので、良い子(も悪い子も)マネしちゃダメ、ぜったい!
まぁ、ドー●ーが「ムヒとか効くんだよな」と言うような、知ったかぶりと思って、笑ってスルーしてください。
こういうことがあるから、ブログに書いておくと良いですね。みんなもブログやろう! トクトク人生ですよ。
今回は、パソコンのサウンドカードから、直接、音を聴く方法を紹介します。
自分が愛用している ONKYO SE-90PCI というサウンドカードは、ステレオ RCA 端子と光デジタル端子がついています。しかし、PRODIGY HD2 ADVANCE のようにヘッドホンアンプ内蔵ではないので、ヘッドホン端子はありません。
しかし、ある方法を使うと、アンプを使わずに、ヘッドホン端子(ステレオミニ)をサウンドカードの出力端子(RCA)につなげられます。
聴いてみたら、ビックリするくらいにキレイな音が出て、「アンプ、いらないかも……」と思いました。あんなに、ノイズに困っていたのになぁ……。
実際の手順
ようするに、こういうケーブルを買ってくれば、すぐに試せます。
しかし、この「ステレオ RCA(オス)×ステレオミニ(メス)」という組み合わせの「Y ケーブル」って、あんまり種類が少ないんですよね。とくに、「オーディオに魂込めてます!」というメーカが少なそう(失礼)。
それに比べ、「ステレオ RCA(オス)×ステレオミニ(オス)」は選択肢がたくさんあります。こだわりのメーカでも見つかるでしょう。
そこで、自分が購入したのは、コレ。「ステレオミニ(メス)×ステレオミニ(メス)」という、マニアックな変換器です。コレを利用すれば、「ステレオ RCA(オス)×ステレオミニ(オス)」ケーブルの、ステレオミニがメスになるわけです。
audio-technica の GOLD LINK という、コストパフォーマンスが抜群でクオリティが高いシリーズなので、安心して使えます。同じ GOLD LINK で Y ケーブルも揃えれば、極上のサウンドが手軽に楽しめます。
──あ、いま気付いたけど「直接ヘッドホンをつなぐ」というと、ウソになるのか……。「アンプを経由せずに」という意味です。すみません……。
注意点
注意することも、いくつかあります。
まず、ケーブルを抜き差しする場合は、
「パソコンの電源を入れた状態で、マスターボリュームを 0 にする」
のを徹底しましょう。「ミュート」ではなく、手動で「0」にするのが確実です。
というのも、自分の環境の場合、音量が 30 を超えると、鼓膜が破れそうなくらいの音量が出ます。50 以上だと、ヘッドホンが壊れそう。
自分の大事なヘッドホンと、それ以上に大切な耳のため、ボリューム調整に気をつけましょう。
あと、言うまでもなく、このような使い方はメーカの想定していない使い方のため、自己責任でお試しください。
──とはいえ、一度でもこの魅力を知ってしまうと、アンプにつなぐのが馬鹿馬鹿しくなってくるんだよなぁ……(と誘ってみる)。
サウンドカードの実力
サウンドカードの、本当の実力を知るには、どのような準備が必要でしょうか?
一流メーカのアンプ? 超・高級なスピーカ? それとも──。
超・高校級(ショボっ!)──ではなくて、超々・高級スピーカでようやく聞こえるような音が、ヘッドホンやイヤホンで聞こえる、と言われています。
では、サウンドカードの実力を測るには、ヘッドホンがベストでしょうか?
しかし通常は、それでもアンプ(ヘッドホンアンプ)の能力に左右される、というのは避けられません。
では──、ヘッドホンアンプを経由せずに、直接サウンドカードから音を聴くことができれば──?
というのが、今回の発想です。
SE-90PCI のレビュー
そもそも、この方法は自分がオリジナルではなく、Amazon のカスタマーレビューを参考にしました。
たしか、ONKYO SE-90PCI のレビューで見た、と思ったのですが、いま確認すると見当たりません。うーん、どこか別の場所で見たのかな……。
それにしても、SE-90PCI くらい、ノイズが皆無のサウンドカードじゃないと、この方法は使えません!
一度、オンボードのステレオミニ端子につないだことがありますが、「ビリビリ」とハッキリ聞こえるくらい、ノイズがヒドかったです。
まとめ
まぁ、この方法が「正しい」のであれば、ヘッドホンアンプのメーカは倒産するわけで(そうか?)。たぶん、シロートでは分からない、問題点があるのでしょうね……。
しかし、ヘッドホンの直つなぎで SE-90PCI の実力を聴いてしまうと、これを引き出せるアンプは──、少なくとも数万円クラスじゃないと、無理じゃないかなぁ……。
ということで、千円くらいで試せるので、ぜひどうぞ!
(余談だけど、個人的にパソコンのマスターボリュームをしぼるのは、音質の低下を招きそうで嫌い。パソコン側は 100% にして、良質なボリュームコントローラをケーブルに付けると、便利で良さそう)