『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)
自分の中で、編集者の吉田が好印象になってきました。平丸の取り扱いが上手だし、編集者としての発言も誠意を感じます。
「41 ページ」での各編集者の発言をまとめてみました。
- 相田: 1 話完結で様子見
- 吉田: 面白いトリックと推理を、確実に描いていく
- 雄二郎: テコ入れするべし。ジャンプで推理物はハヤらない
- 瓶子: 地道にy(答えになっていないので省略されました)
- 服部: ……
あくまでも結果論ですが、実際にウマくいった方法を提案していたのは吉田です。
そして、(瓶子を除外すると)相田が一番テケトーな答えですね。相田の評価は「うなぎ下がり」(?)です……。
動きがない?
中井に対する相田の指示は、エラそうでテキトーな感じ。1 度 OK 出した
から描き直しはダメ、君は黙って描けば いいんだ
という──。
連載会議で中井を持ち上げていた中井は、どこへ行ってしまったのでしょうか。
相田は、「普段は辛口だけど、たしかな批評が売り」という編集者だと思っていました。それが今では、ただ単に体格だけが立派な人物なのでは、と疑い始めています。
今回は話の流れ上、中井の能力を見せるために相田が悪役を引き受けた、というところでしょうか。これからの相田の言動に期待します。
なぜですか?
いつでもスタイリッシュな蒼樹が登場──ですが、今日は火曜日(速報の日)のはず。いまだに、大学にいる蒼樹が一度も描かれていませんね。大学は やめたのでしょうか。
窓際にイラストボード(カンバス?)とイーゼルが見えます。以前からあったのかもしれませんが、初めて気が付きました。公園の風景を描いているの かもしれません。ひょっとしたら、雪の日の中井も──。
今はマンガ原作者となった蒼樹も、「絵柄が少年マンガに向かない」というだけで、絵がヘタなわけではありません。いつかは自分で絵も話も手がけたい──と思っているのかも。
このページでの蒼樹は、中井の提案を聞いても、いつものように「自分が正しい」という態度で応じています。自分の意見を押し通す蒼樹には、相田からもっと柔軟に
と言われていたころと変わっていないように見えますが──。
蒼樹さん お願いです
中井の僕の方を信じてもらえませんか
というセリフにはシビれました。
口調は柔らかいが、力強い。
蒼樹にエンリョしながらも、作品のために自分の考えを伝える中井は、たしかに、頼もしいです。
──本来だったら、この時の中井が言ったようなアドバイスは、担当である相田が言うべきことなんですが……。
中井の説得を聞いて、以前の蒼樹では考えられない発言が出ました。中井も蒼樹も、格好いい!
この 2 人は、マンガに関して だけは
、本当に良いコンビになってきましたね。──今後もこの平行線は、電話回線を超えて交わらなさそうですが。
仲間でありライバル
ここで、これまでに出なかったタイプの人物が登場しました。福田先生に師事する、パンクなアシスタントくんです。
彼を見た瞬間、「まぁ、今後は背景キャラと化すのだろうな……」と思いました。しかし──。
速報を伝えに来た雄二郎、というコマは、「バンドやろうぜ!」とか「チケット、完売だぜ!!」とか言い出しそうな感じで笑えます。なんで全員ロッカみたいやねん。
- 雄二郎:
- 「マンガを描くって──ロックだよな」
- 福田:
- 「決まってるっしょ!!」
- 安岡:
- 「ライブハウス集英社へようこそ!」
──といった性格付けが、勝手に脳内で形成されました。
参考(?): ライブハウス武道館へようこそとは – はてなキーワード
速報の結果を正直に喜びつつも、すぐに中井のことを心配している福田は、「福田組組長」らしい態度です。アニキな感じ。どう考えてもキョウダイがいそうですね。「意外なライバルとして、福田の妹が登場!」とか?
もう待てないよ
アシスタントを打合せに参加させる、というライフハック──もといアイデアは素晴らしいです。
マンガ家と編集者はとにかく使えるネタ
が増えて助かるし、アシスタントには勉強になる。三方一両損の逆で「三方一両得」ですね。
福田の誘いに即決する安岡の将来は明るそう。ノリが良くてやる気がある。彼みたいなアシスタントがいるなら、雄二郎も初めから連れてくれば良かったのに。あんなノリもやる気もないメガネくんじゃなくて……(名前を思い出すつもりも調べる気もない)。
さらに面白いことに、原稿の仕上げには雄二郎も参加するようです。これにはビックリしました。
時間がないとはいえ、ジャンプの編集者が原稿を手伝うことは、日常的にあるのでしょうか。いや、そもそも あの雄二郎が手伝う、というのが驚きです。当たらない読みとアフロだけが持ち味の、いい加減な編集者だった彼は、いつの間にか成長していたのですね。
福田を中心として、ものすごく雰囲気の良い仕事場になっていますね。やっぱり、このマンガの主人公は福田で良いのでは……。