『バクマン。』 44 ページ 「恩返しと裏返し」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 32 号)
今週号のラストは、衝撃的でした。高校生のマンガ家を主人公にしたマンガで、ここまで描くのか……。
それでも、すこしだけ「マンガチックな展開」と思ってしまう自分が、悲しい。
本当の意味で作品を「素直に読む」ことが、だんだんと難しくなっています。ついつい、「どうせ次回は こうなるだろう」と思ったりして。
好きなモノは好きなままで、分析したり解読しなくても良いのだ! このブログでは、なるべく「解説」ではなく、「感想」を書いていきます。
どこの病院に
サイコーと一緒に病院まで付き添っていったのは加藤、というのが意外でした。ここはチーフの小河が行くべきだったのでは。
ただ、この状況でも「原稿を仕上げるのが最優先」ということかも しれませんね。それこそが、プロ。フラフラになりながらも、ほとんどペン入れを済ませていたサイコーの意志を受け継いだ、ということです。
──というか、恋する乙女を止めることができなかった、のが真相だったりして。
服部が港浦の異変に気付いたのはナイスですね。たまたま、なのかもしれませんが、普段から港浦のことは気にかけているのでしょう。
港浦は港浦で、誰にも状況を告げずに出ていこうとするのは、ちょっと問題ですね。あせっていたのか、それとも隠そうとする気持ちがあったのか……。
どうした?
港浦が言う高校生だけに
という言葉が気になりました。たんなる揚げ足取りかもしれませんが、オトナだったら良かったのか、と。
ウワサだけですが、ジャンプの作家さんでダウンした人の話は よく聞きます。精神的にナントカ──になった人とか。
やっぱり、アンケートを気にしながら週刊連載を続ける事は、尋常じゃない精神力が必要なのでしょうね……。
そう考えると、ゆっくり休みを取ってでも、完結まで続けて欲しいです>冨樫先生
大丈夫か?
外見からするとクールに見えるシュージンですが、こういう急な状況に弱いですね。初めて集英社へ原稿を持ち込んだときもキョドっていました。
それを察してか、真っ先にシュージンへ大丈夫か?
と声を掛ける服部が優しい。
サイコーの母親は思いの外、落ち着いていますね。無意味に編集者を責める人ではなくて、よかった。息子が選んだ道
だから、という理由も素晴らしい。
ここで、服部・港浦とサイコーの家族とは、初対面であることが分かりました。2 人とも、サイコーやシュージンの家族に対して、あいさつをしに来ていなかったようです。同じ「高校生デビュー」をした新妻エイジとは違うところに違和感がありました。──いまごろですが。
保護者の 方は?
この終わり方は不安が残りますね……。どう見ても、すぐに良くなるフンイキではありません。
スポーツマンガやバトル物だったら、「このさき一生、戦えない」みたいな身体の故障を描くことがあります。『ジョジョ』で言うと「再起不能(リタイヤ)」状態ですね。主人公クラスの人物だったら、ケガを治して復帰する、という展開があり得ます。
サイコーの場合、シュージンの驚きようからすると、「マンガが描けなくなる」容体なのでしょうか。しかし、具体的には、どういう状況なのか……。
かなりエグい展開まで考えられますが、まさか──少年マンガだし──でも、『DEATH NOTE』を描いた人だしなぁ……。と、暗い発想しか浮かびません。
今回ばかりは「来週も楽しみだ」とは、言いにくいですね……。