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暗殺教室 第 69 話 「黒幕の時間」 這っても黒幕

暗殺教室』 第 69 話 「黒幕の時間」


病みながら暗く──闇よりも黒く

いよいよ「黒幕」が正体を現わしました!
その邪気を孕んだ声と姿は、もはや「おれは人間をやめるぞ!」なマガマガしさです。
松井 優征先生らしい狂気の宴が始まる……か!?

半分で倍

圧倒的な戦闘能力を見せつける烏間 惟臣です!
いつもの力半分じゃなかったら、見張りの男は首をもぎ取られていたのでは……。

片岡メグの ひと言が重い。
あの人ひとりで 侵入った方が 良かったんじゃ」の言葉には、「麻痺ガスを食らった状態で勝てるわけないじゃん!」という反論が来そうです。
しかし、そもそも寺坂 竜馬が自分で言っているように、烏間ひとりだったらガス攻撃を受けなかったかもしれない。それくらい烏間の動作は洗練されています。
烏間を主人公にした(『スプリンターセル』や『メタルギア』みたいな)「潜入ゲーム」が あったら面白そう──と思ったけれど、強すぎてバランスが取れなかったりして。

殺し屋の本分

殺せんせーが言うように、「黒幕」が殺し屋の使い方を間違えた おかげで、3 年 E 組の生徒たちは生き残れました。それでも気になることがある。
前回までの展開でも思ったけれど、殺し屋たちが今後リベンジに来る可能性は高いのでは? それが心配です。
とくに赤羽カルマは「グリップ」に恨まれていそう!

あと、殺せんせーの説明で語られなかった「スモッグ」が、ちょっと かわいそうだった。「……まあ 彼だけなら勝てましたが」なんて思われていそう!
おそらく 1 人でウィルスの開発をした上に、なぜか自分からウィルス入りのジュースを配り歩く──という一番の働き者なのにね! てか、ウェイタ役くらい手配しろよ、ボス……。

忍び寄る不安

寺坂 竜馬が「フラグ」をビンビンに立てています!
ウィルス感染したままタックル攻撃やスタンガンを使いこなしていたことは驚きですが──、もう そろそろ限界が近い。
なにより最悪なことは、寺坂の症状が悪化して倒れること──ではなく、そのせいで足を引っ張る事態です。あらたな人質に取られる展開が目に浮かぶ……。

──でも、じつは「たんなる風邪」だったりして。

ナンバ」という名称は後付けらしいです。
江戸時代(以前)から存在するそうですが、当時は なんと呼んでいたんだろう?
また、飛脚が走る時に使っていたそうだけれど、彼らは荷物を担いでいるから片手がふさがるのでは?

ナンバ走り – Wikipedia

嗅覚が鋭い殺せんせーには、ナンバは効果が薄いはず。
というか──、殺せんせーって「耳」が ないけれど、どこかに聴覚の部位が あるのでしょうかね?


手と足を 一緒に前に 出す歩き方は、自分の小学生時代(ほんの■十年前)にはギャグ扱いでした。たしか、なにかのテレビ番組(『8時だヨ! 全員集合 』あたり?)で見たんじゃないかな。

黒幕登場

「黒幕」の正体に気がつかなくて くやしい!
見張りに見覚えがあるような烏間の反応について、前回の感想で書きました。そこまで気づいたのなら、どうして「黒幕」との つながりまで推理しなかったのか……!

暗殺教室 第 68 話 「チャンスの時間」 機に臨み銃に応ず | 亜細亜ノ蛾


リモコンの「予備」作戦は、彼らしい間抜けさでした。
マッハ 20 で動ける殺せんせーなら、放り投げた瞬間に一つ残らず奪えたはずです。ということは、握って離さない 1 つだけが頼りになる(まだ隠しているとは思うが)。
そんな小細工をするくらいなら、心拍数の変化で起爆するとか、音声認識とか、部屋に侵入者があった時点で動作させれば良いのに(ヒント: マンガに ならない)。

さらに、防衛省の機密費を盗むなんて重罪だけれど、そんな彼に賞金の 100 億円なんて支払われるのかな? 国が暗殺者を雇うくらいだから、それは許されるのかも?
ただし、罰金は 99 億 9999 万 9760 円だったりして。やったー、残りで「ジャンプ」が買えるね!

おわりに

「黒幕」に飛びかかる場面の潮田 渚に注目です!
みんながスタンガンやゲンコツ・銃といった武器を構えているなかで、渚は殺せんせーで殴りかかろうとしている敵が欲しがる戦利品を武器にするなんて斬新すぎます!

潮田は、「黒幕」が もっとも憎む生徒のはず。
こっ、これは次回、渚が女装──ではなく「本来の姿」で、いろいろと少年誌の限界に挑んでブチ破る展開がクルー!?


副題は「這っても黒豆」から借りました。
「黒幕」は、「這いずりまわる黒豆」のような男ですからね……。

asiamoth:
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