『暗殺教室』 第 108 話 「『死神』の時間・8 時間目」
前回の感想で書いた予想が、見事なまでに外れました!
「殺せんせーが生徒全員を支えて天井に張り付いている
」なんて書いたけれど、首輪が爆発する件をすっかり忘れている。
「魚眼レンズのスキを突く」という点だけは当たっていましたが、全体的には大外れです(いつものこと)。
「超体育着
」の特性を生かす素晴らしい機転でしたね!
暗殺教室 第 107 話 「『死神』の時間・7 時間目」 殺し屋に道を聞かば、夕べに死すとも可なり | 亜細亜ノ蛾
身も心も合わさって
さて、この同化作戦ですが──。
岡野ひなたはパックリと足を広げて、大好きな前原 陽斗をくわえ込んでいますよ! まぁ~、イヤらしい!(オレの脳が)
一方、我らが女神・神崎 有希子様の下には、杉野 友人が ちゃっかりと潜り込んでいる。スケベ根性が丸出しですよ!(うらやましい!)
──と、このようにイチャイチャなカップリングが成立した(?)「組み体操」ですが、一番上の人は楽な分、「デートにノコノコついてきた友だち」的なジャマ者感が漂っている。
あと、最初に読んだときは、女子は女子・男子は男子で組んでいると思っていました。しかし、一番下の生徒は 2 人分の体重を支える必要が あります。そりゃ、男子の仕事ですよね。
失意に沈む潮田 渚は、女子 2 人(たぶん 1 人は茅野カエデ)を支えられたのだろうか──?
はがされた仮面
「世界一の殺し屋」という通り名が泣いています。
死神に勝つには油断を突くしか方法が無い──、と最初は考えていました。
ところが、イリーナ・イェラビッチに裏をかかれ、烏間 惟臣に背後を取られ、アッサリと形勢が逆転しています。もはや死神は、「ツラの皮が薄い」ことだけが超一流に見える。
さて、「こいよ死神! 顔の皮なんか捨ててかかって来い!」状態(『コマンドー』)で、最後は烏間と死神の一騎打ちに なりました。
過去最高に格好良い烏間と、もう二流の殺し屋にしか見えない死神とでは、勝負の行方は見えている気がする……。
「そんなに大した 殺し屋か?
」
──これは、まるで読者の言葉を代弁したセリフです。
烏間と戦っている「ガイコツもどき」はニセモノで、本物の「死神」は じっくりと暗殺の機会を待っている──、と思ってしまう。オーラが薄れた下も、ただのコートでした(真っ裸と思ったから、それよりはマシ)。
おわりに
イリーナが中学生並みに幼く見えます!
男の裸なんて仕事で何度も見てきただろうに、鼻血を出すなんて純情すぎる! やはり、好きな人だと違って見えるのでしょうかね。
マドンナの歌う名曲に『ライク・ア・ヴァージン』が あるけれど、イリーナこそ まさに──。
題名は「朝には紅顔ありて夕べには白骨となる
」から借りました。
前回の元ネタ・「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり
」と似ているようでいて、まるで意味の違う言葉です。心持ちの差、とも言える。
世間でよく誤解されている『紅の豚』の名ゼリフである「飛べない豚はただの豚だ」と、本来の「飛ばねえ豚はただの豚だ
」との違いにも似ています。