『暗殺教室』 番外編 #1 「自宅の時間」
殺せんせーが「誰得カラー」で復活しました!
「カワイイ・格好良いキャラが山ほど いるのに、殺せんせーメインのカラー」は、『暗殺教室』では おなじみです。
ああ、このまま番外編が続いてほしい!
たった4回では物足りないから、単行本まるごと一冊分くらいは読みたいです。
──などと言っていて、本当に『暗殺教室2』が始まったら それはそれで冷めそうかも。「新たなる暗殺対象」「追加された新ルール」とか。実写映画化されてジャニーズやアイドルが出演し──。
わあ とっても おもしろそう(ぼう)。
乱れた自遊空間
殺せんせーのアジトが明かされる!
以前にも殺せんせーは極寒の地に「隠れていない隠れ家」を作っています。夏休み中にエベレストで避暑を楽しむ──と見せかけて秘密特訓をしていました。暑い季節は苦手で、寒さには強いようですね。 チョモランマのアジトも地下は散らかっていました。冨樫 義博先生と同じく、ゴミ屋敷
のほうが落ち着くのでしょうか?
「死神」時代は どうだっただろう?
読み返してみると、「二代目」の思い出には初代の自室は出てきません。この二人が住む屋敷は とくに散らかっていない。しかし本当は死神の部屋だけ「汚部屋」だったのかも。
にぎやかな殺意
「居酒屋 あずさ
」の母娘は何者だろうか?
──いや、普通に「殺し屋たちと暗殺対象が行き着けの店」で働く親と子だとは思う(普通か!?)。目が不自由な母親は殺せんせーが見えない。その都合の良さから設定されたのでしょう。
しかし、娘は「タコさん」の姿を目撃している。
さらに蛍は茅野カエデに似ています!(見方によっては潮田 渚にも見えたりする)この子が「じつは茅野の変装」だったら面白い!
この想像は あまりにも無理がありそうです。
しかし茅野は、ほぼ一年間も殺せんせーと同級生ををだまし続けました。これほど堂々と「他人の空似」を演じても不思議では ありません。
そもそも雪村あかりの母親は明かされていない。
それを言い出したら、渚以外は両親が ほとんど出ていません。堀部イトナの父親くらい。ただ その中でも茅野は特別な存在です。なにか まだ隠されていそう。
あかりの家族は あぐり以外に 不明です。雪村姉妹の親は「柳沢 誇太郎がいた企業の下請け会社に勤めている」ことしか分かっていない(父か母かも不透明)。ほかに姉や妹が いる可能性も残っている。
そして居酒屋の「あずさ」という(母親の?)名前も あかりや あぐりに似ています。
また、「あぐり」の名前を調べたらゾッとしました。
女の子ばっかり生まれて、次はぜひとも男の子が欲しいというとき
や男女を問わずもう子供はいりません、というときにも最後にしたい子供に「あぐり」と付けた
とのこと。昔の日本の貧しさを感じます。
もしかしたら あぐりは長女ではなく、その上に何人も姉がいたのでは!?
おわりに
連載時、扉絵の裏には「殺新聞」が載っていました。
あいかわらずウェブ版ではジャニーズ・タレントの写真はグレーで塗りつぶされています。事務所と同じ色を表わしている(?)。
殺せんせーが「成し遂げた
」コマで笑いました。
しかし、「使う事より集める事が目的
」の一文に凍り付く。殺せんせーはエ■本を「使える」の だろうか? 何に、というかナニに(お下品)。
「殺せんせーはソンナコトしません!」という清純な乙女の声が聞こえそう。物理的・生理的な意味で左の言葉が真実だとすると、同じ男として同情します。触手生物には不必要な器官だよなぁ……。
五体+触手が満足でも、「使えない」と悲しい(ここで時事ネタに向かわないところがオツだね!)(全速力で直進)。
題名は「家貧しくして孝子顕る
」から借りました
家に関する例文を探すと、「女房は家の大黒柱
」女のいない家庭はみじめだ
」が見つかります。今回のタイトル(エ■本あさり)と同様に本編と よく合っている
そのほか、「馬を買わんと欲してまず牛を問う
」「馬を得て鞭を失う
」などの改変とも迷いました。これまた内容とマッチしているけれど、「自宅の時間」からは離れてしまう。