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「お湯出しコーヒー」は『美味しんぼ』原作者の「水出しコーヒー」を超える!?

お湯出しコーヒー


お湯より水より──飲む相手が大事?

コーヒーを水で入れる(というか出す)「水出しコーヒー」の記事は、このブログの歴史に残る人気です。『美味しんぼ』の原作者・雁屋哲氏のブログからコピペしただけ──という苦労をして良かった!

『美味しんぼ』原作者に学ぶ、美味しい水出しコーヒー | 亜細亜ノ蛾

当然のように自分も水出しコーヒーの愛飲者ですが──、いろいろと面倒なことも事実です。うっかりと作り忘れてコーヒー・メーカで入れたり、何回かに分けて飲むと量が足りなかったりする。

そこで、「お湯出しコーヒー」を編み出しました! この方法を使えば、10 分くらいで美味しいコーヒーが いつでも作れますよ!

「コーヒーを抽出する」という話なので、抽象的に方法を書くと下のようになります──が、なんのこっちゃ分からないので、具体的に書きます!

方法: 熱湯や水ではなく、適温のお湯で珈琲を入れる

手順の確認

具体的には次の手順に なります:

  1. 容器にコーヒーの粉と水を入れる
  2. そこへ熱湯をそそぐ
  3. 5-10 分間ほど待つ
  4. こし器やアミを通してコーヒーを出す
  5. 美味しい!

──要点は以上ですが、ここからは自分が普段やっている方法を書いていきますね。

ただし、これは「美味しい鍋料理の方法」みたいな話です。より詳細な分量や時間などは、みなさんの心に住む「鍋奉行」や「コーヒー奉行」の声に従いつつ、自由に作りましょう! 鍋の材料をグラム単位で量ったりしませんよね?

コーヒー豆と水を入れる

まずは、容器へコーヒーの粉と水を入れます

自分の家には新旧 2 つの「真空断熱ケータイマグ」が あるため、容器は こちらを利用します。下の記事でもオススメしている便利な密閉ボトルなので、この機会にお買い求めくださいね!

美味しいホット・コーヒーの一番大事なこと | 亜細亜ノ蛾

ケータイマグへ入れる水の分量は、1/3 から 1/4 くらいで良いでしょう。何度か作ってみると、見なくても水の量は同じくらいになります。「みず」だけに(書かなければ良かった)。

お湯を注ぐ

先ほどのケータイマグへお湯を注ぎます

自分はコーヒー豆(粉)を冷凍保存しているため、水へ漬ける時間を長めに取っている。保存食や米を「戻す」感覚ですね。お湯を沸かし始めると同時に、コーヒーの粉をボトルへ入れると、ちょうど良い具合です。

本当に おいしいコーヒーが飲みたい! GIGAZINE の記事への疑問 | 亜細亜ノ蛾

待つ

5-10 分間は待ちましょう

熱湯よりも温度の低い お湯を使うため、抽出時間は長めのほうが良いですね。

──何度か忘れて 1 時間ほど放置してしまいましたが、とくに「渋くて飲めない!」とも「濃くて うまい!」とも なりませんでした。そのため、そんなに神経質になる必要はありません。そもそも、このブログには神経質な人は向きません。

出す

コーヒーを注ぎます

自分の場合は、もう 1 つのケータイマグへ、すべてのコーヒーをアミで こしながら移している。下のような深い茶こしがあると便利でしょうね。

もう 1 つの方法

オチというか──上で長々と書いた方法は、たぶん「水出し珈琲ポット」へ水ではなく お湯を注ぐだけで同じ味が出せるはずですよ!

発想の元

じつは、原哲夫氏の『花の慶次』を読んで、この「お湯出しコーヒー法」を考え出しました。少年誌・「週刊少年ジャンプ」の連載でありながら、女性の衣服の中身性的な行為がバンバン出てくるという、『To LOVEる』や『銀魂』もビックリなマンガですね!

主人公の前田慶次千利休に茶を振る舞う──という『美味しんぼ』の山岡士郎も裸足で逃げ出す場面が出てきます。まさに かぶき者ですね!

慶次は お茶を入れる時に、グラグラと湧かした熱湯に水を一杯だけ 入れました。利休が理由を尋ねると、「沸きたっている 湯を入れたら 茶の香気なんて 一発でぶっ飛ん じまう」からだと答える。

これこそ 利休の湯相(ゆあい)の奥義に 通ずるものであった」──とのことです。現代の日本で「お茶」といえば 98 割はコーヒーか紅茶のため、応用しました。紅茶も、熱湯よりは お湯のほうが良いのでは?

ちなみに『オーシャンズ 13』でも、アル・パチーノがグリーン・ティ(緑茶)を注文した時に「熱湯は使うな」と指示していて、「外国人のクセに やるな!」と感心しました。

オーシャンズ13の久保田 | たなおろス。

おわりに

今回のタイトルは、「インド人もビックリ!」程度の信頼性くらいに考えてくださいね!

asiamoth: