『暗殺教室』 第 95 話 「間違う時間」
早くも また人気投票か?
──と思わせるほど殺せんせーが一人で興奮しまくる冒頭でした。ムダに暑苦しいけれど、作中では残暑も過ぎ去った 10 月なんですよね。これから蒸し暑くなる現実世界からすると うらやましい……。
熱さも軽く受け流す
どこか皆 落ち着かない 様子
の理由が面白かった。
いや、地球の危機なので笑い事ではありませんが──、「ヌルヌルした超生物が増殖して囲まれている状況」それ自体は慣れてしまっている。将来の E 組の生徒たちは、たいていのことでは驚きませんね。
女心と秋の空と触手
イリーナ・イェラビッチが かわいかった!
見た目どおりにビッ■で痴■──ではなく、真剣に恋した相手には純情というギャップが良い。その恋心が報われる日は遠そうだけれど、なんとか「カタブツ」を柔らかく包み込んで欲しいです(性的な意味で──はなく)。
なにより、殺せんせーがグッジョブでした!
イリーナと烏間 惟臣との仲をさりげなく深めさせようと しています。そもそも今回、生徒たちにプレゼントを贈ろうと烏間が考えたのも、殺せんせーの影響に違いない。
開拓精神の真相
みなさん、岡島 大河の策略に お気づきだろうか?
「街なかでフリーランニング
をする危険性」という話の流れだったし、リーダを気取って岡島は先頭を走っていたから、生徒(と読者)は疑いもしなかったけれど──。
ヒント: 女子がスカートでジャンプ
もしも次回があれば、岡島は最後尾に決まっている!
「エロい事じゃ ないでしょーね
」と警戒していた片岡メグは、さすがに鋭い!
怒りと悔しさ
生徒に激怒する殺せんせーは第 1 話 以来です。
そんなに怒るほど、生徒たちが身につけた 力に酔い
、弱い者の 立場に立って 考えることを 忘れ
、弱者を傷つけることを殺せんせーは許さない。
──暗殺者の才能を発揮した潮田 渚には喜んだのに。
そもそも「自分自身を暗殺させる指導」という大いなる矛盾を最初から抱えた作品です。それだけに、この「強く なりすぎた
力の使い方」はキッチリと描いて欲しい。
次回の「テストより 優先すべき 勉強
」に その答えが あるのかな?
かつてない謝罪
イイ感じだったのに、最後でブチこわしです!
国家機密どころか作中では地球最大の秘密である「百億円の 賞金首
」が自分から顔をさらしちゃったよ!
「旭日旗を身にまとってキムチを踏みつぶしながら『さーせんしたー!(でへべろー☆』と謝罪する」みたいな台無し感です!
これって──松方さんが、次回には社会的にサヨナラしてない……よね……?(代わりにクマの ぬいぐるみがベッドに置いてある)
おわりに
題名は「弘法にも筆の誤り
」から借りました。
「誤り」と「謝り」は間違いやすい(誤変換しやすい)言葉です。タイトルは「中学生が不得意な謝罪をした」という意味だけれど、合っているかどうか微妙な線を狙いました。
あと、「弘法も筆の誤り」と記憶していたので、まず そこから誤っていましたね。
